mixiユーザー(id:1640816)

2011年12月31日16:10

398 view

怪奇と幻想に耽る人生。

今日紹介した「悪夢の家」の原文はこちら。

http://gaslight.mtroyal.ca/housntmr.htm

エドワード・ルーカス・ホワイトは我が国では、グロテスクな人面瘡ものの「こびとの呪い(Lukundoo)」で知られているが、私の周囲で読み知っているものはほんのわずかになってしまった。

フォト


多くが鬼籍に入ったからである。私より若い人たちで読み知ってるものは、私が紹介したからであり、自分で好んで読んで知っているという人はいない。

ゴスロリが流行った頃、澁澤龍彦、種村季弘を読むのが好きという子たちと仲良くなったが、彼ら、彼女らはファッションで読んでるだけであって、心の底から幻想と怪奇を好んでいるわけではなかった。

ほんとうに好きな人は、ドップリとそういう世界に浸るのが好きというわけではなく(ここらへんがよく誤解されるのだが)、想像力の限界を突破する奇想の威力を愉しむのが好きなのである。
従って、私のことを病的な暗い人間だと期待して遭いに来た方々は、ものすごくガッカリする。

生身の私は、ほんとうにスケベなことしか考えていない。
それはつまり、生へのエネルギーそのものなのだ。そのへんを肯定しない限り、幻想と怪奇の世界もまた、人生のうちに驚異を見出すプラスアルファへのエネルギーと悟れないであろう。

私はこれからも驚異を視ていきたい。
その様を皆さんにレポートしていきたい。

というわけで、来年もよろしくお願いいたします。
今年は御礼まで。


8 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する