振り返れば今年は今までで一番幸せな年だったと思う（去年もそう思ったけど）。業務面では、コロナで司法が止まったときにはどうなるかと思ったが、おかげさまで、本当に本当に皆さんのお力で、締めてみれば事務所は驚くほど大きく、成長できていた。ヤマを振

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あまりにも明らか過ぎて、それを証明するのが無意味、という時がある。キャットショーなどそのもっとも足るもので、本当の愛猫家たるもの、あんなものに自分の猫を出したりはしない。自分の猫が世界一かわいいに決まっている。それは明らか過ぎるので、わざわ

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馬鹿。という言葉について、時々考える。一般に、「頭が悪い」ことだと思われがちだが、よくよく観察していると、どうもそうではない。人は、自分の言ったことを直ちに理解しない相手や、自分の言ったことを覚えていない相手や、自分から見て不合理な行動をと

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ここに至って再び多目的トイレが注目を集めているが、多目的トイレやら、交番やら、非常階段やら、まあ人間いろんなことを考え付くものではあるが、星の数ほどいる人間がほんとうに星の数ほどセックスをしてきて、結果48手に落ち着いているのであれば、確かに

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私には、「憧れを憧れのままで終わらせる」というのが理解できない。ほしいものや到達したいこと、なりたい人物像、などなど、というものは、およそ手に入れるためにある。憧憬や羨望、という感情は、それを手に入れよう、そこに到達しよう、とする努力のなか

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御神楽は、私が命を、いや、魂を賭けて追い続けている山であり、私の執念のヤマである。執念、というか、むしろ私の狂気のヤマと言ってもいい。ここまで惚れ込め、打ち込めるヤマがあるというのは、それはもちろん幸せなことなのだが、逆に惚れすぎて苦しいと

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アルパインクライミングを語るとき、「まだ誰も見たことの無い風景を見てみたいから」とか、「誰も登ったことの無いところを登ってみたい」「誰もやったことの無いことをやりたい」と、いう方は多い。ベテランほど、そうおっしゃるように思う。だが、私は、自

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法律家たるもの、必要性と相当性を常に考えるじゃないですか。と、弟弁がいう。うん。それはそうだな。婚姻って、必要性も相当性もないっすよね。‥‥まあ、そういうケースの方が多いな。判断として間違いだと思いませんか。‥（一回くらい間違ってみてから言

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下部二つの難しい滝は私がリードし、最後の大ナメ滝、これを超えれば、あとはなんということもなく稜線に出るはずだった。この大滝は、斜度が緩く、草付きはあるが、ランニングを取れそうな灌木はない（この時は、落ち口は見えておらず、したがって、上部付近

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ゴルジュの中は寒く暗く、幕営地の気温は零下にさえ近く、遡行すれば、岩は指先から体温を奪い、流芯にホールドを探せば手がちぎれるようだ。そこから一転して開放的な花畑の中を、一気に小化雲岳まで詰めあげる。ポンクワウンナイ川。私は大ナメで有名なクワ

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しかし、どうやったら、滝にトップロープを張る際に首つり状態になってしまうのか、少し考えてみる。滝を巻いて落ち口に出て、支点となる木を見つけ、セルフを取る。そこまでは間違いなかったはず。そこでロープをセットして、投げる…ところで、ロープが絡ま

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このご時世に成功の収益をあげられたことに。何よりも愛する弟弁に感謝を。ありがとう。そして妹弁にスタッフに、事務長に、全てのお客様、一人残さずすべてに、全ての相手方に、全ての裁判官に、リコーのお兄ちゃんに、ASKULのお兄ちゃん、郵便局のお姉ちゃ

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舞台関係の破産。いや、あのサーカス団も破産したし、舞台は大変だよねいま。ですね。あのサーカス団全員解雇でしょ？あれもし動物とかいたらどうすんですかね。動産だろ。ふつーに資産目録に載るんだろ。だけどライオンとかいたら、管財人どーすんですかね。

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友人に愛煙家がいて、彼はこの4月以降、東京都受動喫煙防止条例は違憲無効ではないか？！と盛んに吠えており、法律家として、違憲無効訴訟の要件を立てる面白さからついついその話を聞いてしまった。私はたばこを吸わないし、家人は喘息の持病がある。なので

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今年ももはや残すところあと5か月となり、思えば、年末の黄連谷から始まって、七條瀑、阿弥陀北西稜、ジャンダルム飛騨尾根、剣尾根、山伏尾根、桃尻スラブ（駒形沢）、椹谷、そして今回のトムラウシ地獄谷からヒサゴ沢遡行、と、長年行きたいと願い、憧れ、

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弁論に行くついでに、弁護士会によって、アレをして、ついでに民事〇部にもよって、アレの送達を受けて、ついでに〇部にもよって、アレをアレして、という計画を立てていると、必ずと言っていいほど、忘れる。いや、絶対に忘れる。もう、弁論が終わった途端、

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ってのは、ほんとに正しいセリフで、正規の着手金額は払えない人で、でも、かわいそうだな、と思うお客さんに、値引きして受任したら、もうぜっーったいに痛い目に遭うのだ。それはほんと、北海道士別市でいやというほど思い知っていて、だから、もう、同情し

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これは当職の経験上だが、夫、愛人１、愛人２、と股にかける妻は、確かにきれいだったりお年を召していても色っぽかったりして、示談の時にお目にかかって、ああ、納得、ってことが多いのだが、本妻、愛人１、愛人２、と股に掛けた男が、いよいよ示談書にサイ

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4月末、あの状態での経営は、視界ゼロの濃霧の中で滝を登っている気がしていて、5月末には、ようやく少し霧が晴れ、稜線が見えてきた気がしていた。だが７月初旬の今、再び霧がかかってきて、いささか見通しがよろしくない。だいぶこの山域（？）にも慣れて、

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室谷川は阿賀町から只見町方面、つまり文字通り会越国境にダイレクトに突き上げる沢で、そのうち特に駒形沢は、上部に「桃尻スラブ」との異名？通称？を持つ優美な曲線のスラブを有し、会越を偏愛するものを魅了してやまない。だが御神楽のスラブ同様、泳ぎ必

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我が国の政治を、駄目だ、あかん、なってない、最悪、みたいに言う人が一方で海外の民主化運動にラブコールを送る。私には理解できない。一応我が国だって民主主義なわけで、それをくそみそに言う一方で、どうして海外に民主主義を勧められるのか。わたしゃ民

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コロナ登山自粛について、著名なクライマーである小山田大さんが、「何よりも僕はプロである前にクライマーであり、クライマーとは身体が動く限りは岩場に通い、岩を登り続けるのだという信念を持っている。仮に戦争が起こったとして、非国民と言われようが、

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御神楽岳湯沢流域は、水晶尾根、山伏尾根、という二つの顕著な岩稜に囲まれる、水晶尾根は二回登攀しているが易しい。慣れていればザイルは不要である。一方の山伏尾根は、急峻な下部の藪から主稜線に上がると、山伏のドームと言われる岩壁が行く手を阻むよう

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交通事故の過失割合や養育費婚姻費用の額は、山のように、それこそエベレストに100回登っても足りないほど争われたがために、裁判所がとうとう統一見解というか統一的な基準を打ち出したものだが（赤い本とか青い本）、そろそろ不貞の認定についても何らかの

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今日の新宿駅は久しぶりに人出が多かった。ここのところ完全無視して横断していた交差点にも往来があり赤信号で止まらなくてはならなかった。「公表されている」感染者数は減少している。店舗も、7日からオープンしたところ、11日からのところ、と徐々に空い

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持続可能な社会、という言葉を聞くようになって久しいが、私は、この言葉にはどうにも違和感を感じる。提唱する人の善意は疑うべくもないのだが、どこかに、うさん臭さ、嘘臭さ、を感じざるを得ないのだ。結婚してウン十年、妻を飯炊き女としてこき使いさげず

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しかし今回の件で心底驚いたのは、最高裁の思考停止で、行政の長が「自粛」と言ったとたん「国に協力するのは当然の責務」として、至極当然のようにすべての期日を飛ばしたことである。東京地裁民事部は51部もある。全部一斉に止める必要があるのか？電話やマ

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こんなご時世にナンではあるが、5月になったので、沢に行くつもりである。緊急事態宣言がどうなるにせよ。5月というのは沢のために来るのであり、沢のない5月というのは、生き抜くことが到底できない。空気がないのと同じである。窒息する。先日阿弥陀岳で遭

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同じ国難でも、戦争のときは、男性政治家がよくやる、鼓舞、激励、士気高揚、それいけーっ！わが軍は必ず勝つのじゃ！！みたいな演説が国民には響くだろうが、一方疫病のときには、女性政治家の、細やかな言葉使い、安心させようとする配慮、優しい励ましや暖

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