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日記一覧

 オーディオでのジッタの許容値は、16bitの精度を出そうとすると、最悪値の20kHzで約0.1nSというのが理論値になる。前回はそんな結論になったんだけど、これを実際に確かめるのは中々簡単じゃない。本来はジッタで生じるノイズの実効値と言う意味だけど、一

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 今年は雪が早く積もってしまったので、もう冬籠り。縄をなったりムシロを編む訳でなく、都会に出稼ぎに出る訳でもなく、電子工作をしょぼしょぼと。三月までの四か月ぐらいは、週に一度買い物に出かけるぐらいで、ほとんどヒッキー。時間はあるので、細かい

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 半導体パワーアンプの歪率を測ってから、それならばとDACも測ってみたら、思いの外の発見もあった。物事はやはり、やってみないと分からない。特に工学は、数字で確かめないと、思わぬ所に落とし穴がある。実用上問題なければ良しではあるけれど、それで

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 これは言わずと知れた、ムラビンスキーの名盤。チャイコフスキーの四番から六番は、これまた言わずと知れた名曲。名曲の名演奏が、数少ないグラムフォンでの名録音で残ったのは幸運。1960年、ロンドンのウェンブリータウンホールで収録。手勢のレニングラー

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 アンプの歪率を測ったので、ならばDACも測ってみようかと思いつく。アンプであれば、実用的に0.1%を切っていれば問題ない。スピーカーではもっと歪が出るし、部屋の特性など考えると、ここで拘ると木を見て森を見ずになってしまい、却っておかしなことに

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 ヤフーのオークションに、自作のUSBパワーアンプというのが出てた。内容からして、最後のアナログ世代。年の頃ならアラ還、そろそろ60のはず。真空管はそろそろ時代遅れだったけど、まだオペアンプの全盛期ではなく、トランジスタが主流だった頃に、電

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 1947.5.25のフルトヴェングラーの「運命」がどうしても聞きたくて、何枚かCDを買った挙句、最後に辿り着いたのがこのレコード。1947.5.27は1960頃に出たけれど、5.25の方は暫く出てなかった。80年代以降ぐらいなのかな、怪しい音源ながらもポツポツ出始め

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 この曲は4年ぐらい前に、HDtrackで88k/24bitのファイルを買った。ハイレゾ音源がそんなには巷に溢れていなかった頃。うちの再生環境も、リスニングルームに壁は勿論、床もなかったかも。屋根と外壁で、床は基礎のコンクリートが露出してたと思う。

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 ネットをうろうろしていたら、70年代頃のマイクの特性では20kHzなんて到底録れない、と書いてあった。前後関係からして、かなり信憑性ありそうで、自分の感覚でもそうだろうなと思う。ところが、1955位に録音したレコードでは、トランペットの音が

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 さすがに昨日は暑くて、30°超えた。一夏に二回ぐらいはあるかも。冷房なんてないから、猫が良くやるみたいに、床にへばりついて涼む。それを予想した訳じゃないけれど、母屋は固めの広葉樹を張っている。ステレオ部屋は柔らかめで暖かい針葉樹。 へばり

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 「Skeches of Spain」のステレオ録音は、ソニーの80年代初めの再発盤ながら、予想以上の出来だった。50年代終わりの録音黄金期で、80年代初めのジャズの日本盤はかなり良い物が多いので、良いとこ取りが出来たのかも知れない。それでオリジナル信仰の

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 「Porgy and Bess」が思いの外の当りだったから、ならばと「Scketches of Spain」も聞いてみたら、こっちは大当りだった。当りと大当りは、演奏は一流で申し分ない訳だから、録音の違いという事になる。50年代から60年代は、ジャズもクラシックも黄金期

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 マイルス・デイビスと言えば、やっぱり「Milestones」「Kind of blue」が有名なのかな。この時代のジャズのアルバムは、ポール・チェンバースなんかもだけど、ダジャレっぽい名前が多い。マイルスはインテリだけあって、「Milestones」は少し高尚かもだけど

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 去年の夏ごろから始めたレコードのデシタル化は、数々の引っ越しの間もダンボールに詰め込まれてはトラックの荷台に乗っけられ、重たいのうと疎まれながらも終に津軽海峡を渡って、阿寒の山並みが見える終の棲家にまで辿り着いた、二百枚ぐらいのジャズのレ

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 トスカニーニはとっても長生きしたので、ベートーベンの交響曲はSP時代の30年代後半と、モノラルのLP時代の50年代前半に、二回NBCと録音してる。どちらも名演で、本社八階の1400人入るというホールで録ってる。流石にアメリカは何でもデカい

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 1937のフルトヴェングラーの「運命」のSPは、思いの外の当り。結局三種類買う羽目にはなったけど、元は十分に取れる。復刻のCDでは、残念ながら何枚買っても意味がない。旨いもんを食いたいのなら、外食ではなく、材料を買ってきて自分で作る以外にない

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 ドイツ以外では、まだSPの時代だった1942年から始まるフルトヴェングラーのマグネットフォン録音は、予想を遥かに超えた良い音で残っている。一楽章ぐらいは続けて録音できて、SPのように四分ぐらいでブツ切にならないので、演奏する側にとってもや

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 この所、モノラル時代の録音をずっと聞いてた。ノスタルジーではなく、オーディオ探求の最後の〆としての意味で。音質を聞くのか音楽を聞くのかとは、それこそモノラル時代から、もしかすると更に前のSP時代から言い古された問いかもだけど、未だに明白な

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 トスカニーニは、SP時代の人と思ってた。フルトヴェングラーよりは一回り位年上で、そこそこの音質で聞ける指揮者ではないのだと。しかしまあ、この頃はSPにも手を出すようになったので、フルトヴェングラーとは対極と言われている「運命」をSP盤で探

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 フルトヴェングラーのバイロイトの第九を聞いて、今一つしっくり来なかったので、54年のルツェルン、他には62年のカラヤン、58年のクレンペラー、72年のベームなども聞いた。 ルツェルンは、時代が新しい事もあって、フルトヴェングラーの録音の中

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 フルトヴェングラーの1951バイロイトで「第九」を聞いてみたんだけど、正直言って、今一つピンと来なかった。三楽章までは、録音の年代からして許容範囲。四楽章は、ちょっと肩透かし食らった感がある。音が前に出るだろうと思ったのに、逆に引っ込んでしま

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 ベートーベンの「第九」の名盤として、今でもフルトヴェングラーが振った1951年のバイロイトの演奏は有名。クラシックの中古レコードは、意外とジャズ程には値段が高くない。$1000するのは珍しい。この時の「第九」のオリジナルであるEMIのレコ

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 オーディオアンプを作り始めたのは、1970年代の初め頃。もう半導体も出始めていたけれど、真空管の方が音は良いというのが常識だった。なので当時は必須のプリアンプとか、パワーアンプなどを作った。あんまり知識もなくてテスターだけで作るから、最初

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 昔の常用漢字は、爺あって婆なし、なんて言われてた。爺さんとは書いて良いのに、婆さんは婆が常用漢字ではないので、ばあさん、と書かなければならなかったとか。フルトヴェングラーの復帰演奏も、1947年録音と言えば、こちらが最初に出た事もあってか

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 今年は三月になってからドカ雪して、陸の孤島になることしばしば。宅急便は勿論来ない。その外の世界とつながる道が開いている僅かな時間に、運良くこのレコードとモノラルのカートリッジを積んだ郵便局の車が来た。グラモフォン版で1947年5月27日の

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 歴史的名盤は色々あるとして、いの一番と言えば、やっぱしこれ。フルトヴェングラーの復活公演。1947年5月27日、ソ連の占領下のベルリン。後になって5月25日公演も出たけれど、復活公演としてはこちらでしょう。 フルトヴェングラーは、戦争の末

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 これは「新世界」の本命だろうか。そんな訳でもなかろうが日本では、たまたまオークションでどうしても欲しかった人が、サクラと競り合って信じられない高値を付けちゃったりしたのかもで、中古のSACDにベラボーな値がついてる。¥50000以上してる

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 餅は餅屋と言うように、月並みであっても、ふさわしい組み合わせはあるもの。今はほとんど絶滅危惧種ながら、餅は餅屋、豆腐は豆腐屋が良いのでないかと思う。その延長で、「新世界」ならば大阪ではなくて、チェコかその近くの指揮者なりオーケストラが良い

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 クラシックと言うのは、今の他のジャンルの音楽と比べるならば、やっぱり退屈。歌詞があっても日本語であることはないし、ノリノリってこともない。それでも一番よく聞いている。理由は、本来の意味での、ゆかしさかな。ゆかまほし、だったか。何があるよう

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 雪の降る夜は楽しいペチカ、は昔の唱歌の話。今の時代、雪の降る間はおうちでヒッキー。外で出来るのは、薪割り程度。天井板とか内壁の壁板作りは、春になって雪の下から材料が顔を出すまでは、無理。去年は、DACの三代目の基板を作っていたので、かなり

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