これを評価しているひとは、この手のSFを観たことないのだろうか。 作品としては成立しているとは思う。しかし、格差や差別の問題を描くにしては余りにも工夫が無い。 舞台だと印象が変わってくるんだろうなあ。 記憶に残るのは舞台っぽいところなのは皮
ピンク四天王と云っても(瀬々敬久は別として)存在してるというぐらいの知識しかないような人間が、佐野和宏の作品を初めて観た私が、この作品について語るというのは、さしずめ『まあだだよ』だけを観て黒澤明を語るようなものだろう。 癌で声を失った役
生死の際を彷徨い続ける(あれは実はもう死んでいるのではという説も…)主人公が見る、毎度お馴染み夢や幻影。いかにも意味がありげ。いやらしい(笑)。熊に襲われるという意味では『デンデラ』と変わらない(さすがにそれはウソ)。ディカプリオがやっとオ
古今東西濫造されるゾンビ映画というと、そのチープさ、嘘っぽさも含めて味なのだが、その緩さに甘えているようなものになりがち。しかし、今作にはそういうエクスキューズは必要ない。手垢にまみれた題材に体当たりで挑み、正面突破してみせた。切れのある