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日記一覧

願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ  (新古今集) 心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮 (新古今集)西行は平安〜鎌倉期の最も優れた歌人の一人で、又元祖遁世者(数寄者=自由人)として後の時代

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いやな予感
2016年12月10日21:39

少し前になるが、2016年11月21日、とんでもないニュースが飛び込んできた。“興福寺は21日、工芸品1件と仏像5件(うち国宝4件、国重要文化財1件)に液体の痕が見つかったことを会見で発表した。”ここ数年前から油のような液体が全国各地の寺院の仏像(

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鴨長明
2016年12月08日23:33

「・・・数寄といふは、人の交はりを好まず、身のしづめるをも愁へず、花の咲き散るをあはれみ、月の出入りを思ふにつけて、常に心を澄まして、世の濁りにしまぬを事とすれば、おのづから生滅のことわりも顕はれ、名利の余執つきぬべし。・・・」      

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これは面白い。川端康成は私にとって特別な作家だ。私にとって小説家とは川端か、もしくはそれ以外か・・・というくらい格の違いを痛感する。ノーベル賞すら物足りないとさえ感じる。そして川端の美を見極める眼の確かさ=“審美眼”にはつくづく敬服するばか

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「夕川に葦は枯れたり血にまどふ民の叫びのなど悲しきや」   石川啄木              これは我が国初の公害事件として知られる“足尾銅山鉱毒事件”を謳った詩である。「真の文明は、山を荒らさず 川

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