真夜中いつもの桜並木すれ違う車もなく暗い道は空気が濃密で夜のしじまにひたり夢の中の様に感じる頭は冴えて夜と自分を眺め車を滑らせてゆく夜は静寂に沈んで空気も重く動かない水槽の中のような景色が音もなくゆったりと過ぎてゆく夜がそろりと流れ込んでゆ
時の川を流れ行く日々は過ぎ去る時に少し輝きを増し楽しい事柄を大粒の綺麗な石にして心に残してくれる辛い事柄を静かに透明な泡にして心を洗ってくれる人が日々を暮らす時苦しみや悲しみ喜びや楽しみが心に流れ込み震えや戸惑い誇りや自信が心で交差する心に
世の中には不思議な魚がいて頭が透けて中の目だのなんだのが見えている。ところが何が不思議なのか人や魚などの物質を作る原子を見ると向こうが見え無いのが不思議なくらいスカスカでそれどころかほとんど何もない有様例えば水素原子の核の中の陽子を1メート
貴女にお似合いのお洋服も場の雰囲気にぴったりのとても趣味の良いもの上品な振る舞いも滑らかで明るい笑顔が一段と映えて美しくとても素敵だもう一人の貴女も良く知りたいお似合いのお洋服とゆとりのある振る舞いを脱いだもう一人の貴女柔らかな肌の触れ心地
微かに揺らぎ始めた揺蕩いながら伸びたり縮んだりを繰り返し少しずつ回り出した回転を次第に早め僕の意識も朦朧とするそれから暫くの間時の海にぼんやりと漂っていたやがて僕の体がゆっくりと海の底の方へ沈み出した生まれる前の世界ってこんな感じなのか意識