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2018年02月15日01:25

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『さぬき映画祭2018』 レポート(2) 「四月の永い夢」

 
このシネコン(イオンシネマ高松東)に来るのは、1年振り。
前回も、本映画祭の上映作品 「At the terrace テラスにて」 (山内ケンジ監督)を観に来たのです。 同作は、普通に入場料金(千円)が必要でした。

「四月の永い夢」 は、上映30分前の10時30分からロビーの映画祭受付にてチケットが配布されます(自由席)。
チラシの棚を漁ったり、トイレを済ませたりして、時間になるのを待ち、受付へ行くと、数名が並んでいました。
4桁の当選番号を伝え、氏名を名乗って、「四月の〜」 の映画券をもらいます。
通常、シネコンでの入場開始は上映の10分前ぐらいですが、「四月の〜」 は自由席でもあるので既に入場できるようになっていました。

昨年とは違うスクリーンです。 キャパは、百人ぐらいかな。
” うっ、スクリーンが大きい!”
客席が広くないのにスクリーンが大きいと、見上げなければならず首が痛くなりそう。
後方から真ん中辺りまでの通路脇の席はもう埋まっているので、前から4列目ぐらいの通路脇の席に座らざるを得ませんでした。
上映が終了するや否や、監督の舞台挨拶も見ないで退場し、2本目の上映会場へ向かうのに琴電の駅へ急がなければならないため、通路脇の席につくのが必須なのです。
急いでなければ、首が痛くならないぐらい後方の列の壁際の席にでも座るのですが。
でも、まあ、そんなに悪い席ではありません。

客席は徐々に埋まり、私の隣りにも男性が座り、上映開始時にはほぼ満席になったようです。
定刻の11時に映写が始まったものの、いきなり本編とはいかず、広告や本映画祭のPR映像が5分ほど流されたため、上映後には急いで琴電の最寄駅まで行かなければならない私は、” 早く本編になれ!” とやきもきしたのでした。

ようやく、「四月の永い夢」 が始まります。
http://tokyonewcinema.com/works/summer-blooms/

主演は、朝倉あき。
ファンというほどではないけれど、好みの女優です。
相手役は、2015年に湯布院映画祭へゲストとして来てくれた三浦貴大くん。

神戸の元町映画館で観た中川監督の 「愛の小さな歴史」 がどんな内容だったか具体的にはもう憶えていませんが、今回の 「四月の〜」 に勝手に抱いてきたイメージと違い、実際の映画は、静かで、どちらかいえば淡々としたものでした。
となれば、例によって居眠り病に襲われがちですが、スクリーンを見上げなければならず首が少々つらい前方席にも関わらず、これが全然眠くならなかったのです。

朝倉あきが演じるのは、3年前の春に恋人を亡くした27歳の滝本初海。
一人の若い普通の女性の日常が、丁寧に描かれていきます。
男なら、こういう女性が身の周りにいたなら、幸せになってほしい・・・・、幸せにしてあげたい、と思わずにはいられないでしょう。

好ましい作品でした。
ラストシーンににんまりさせられたこともあり、後味がとても良くて!
これなら、映画祭上映作品の通常料金である千円を払っていたとしても、惜しくないでしょう。
東京では、5月に公開されます。

近々、「愛の小さな歴史」 と本作との間に撮られた中川監督の 「走れ、絶望に追いつかれない速さで」 をレンタルして観なければ。

エンドクレジットが流れ始めたので、腕時計を確認すると、12時35分頃。
そうっと席を立ちます。
本編上映前にPR映像等がかからなければ、エンドクレジットが終わるまで留まったのですが。

当スクリーンのドアを出ると、恐らく中川監督や映画祭のスタッフたちでしょう、数人が待機しておられました。
私は、それらの人々の顔を確認することもなく、小走りにロビーへと出て、脱いでいた厚手のジャケットを着て、ここ3階から1階へと降り、イオンの店内から外の道へと出て、琴電の駅へ小走りに向かったのでした。
昼間は20分おきの運行なので、是非とも12時48分に乗らなければ。

無事、3分前には無人駅のホームに立てました。
3分あるなら、スクリーンを出た所で監督にひと言、映画の感想をお伝えすれば良かった。
お顔を知っていたならそう出来たかもしれませんが・・・・。
仕方ありません。

ところで。
上記の本作のHPに、この『さぬき映画祭』での上映レポートが掲載されてありますが、目を通してみると、何と、上映後の中川監督のトークショーの司会は、香川県出身の女優・木内晶子さんが担当された、とあるではないですか。
くっそ〜、好きな女優さんなのに・・・・!
また、退場時には、本作のチラシに監督がサインを入れたものが配られたのだとか。
惜しいことをしました。
木内さんが司会だと知っていたなら、この後イオンシネマ宇多津へ移動して観る2本目の作品が半分ぐらいしか鑑賞できないことになっても、席に留まって監督トークを見たでしょう。

時刻表通りに到着した電車に乗り込みます――。

 
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