前回の日記↓
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旅も4日目、11月1日になりました!
弘前駅で弘南鉄道の1日乗車券「大黒様きっぷ」を買いました、これは大鰐線の終点「大鰐」駅と弘南線の終点「黒石」駅の頭文字から命名されたのでしょう。大鰐線は2日目に乗ったので、本日は弘南線の旅になります。
またも「青森鉄道むすめ」のヘッドマークがつけられていました。中間車から先頭車に改造された、のっぺりとした前面がとぼけた感じで面白いですね。
列車に乗り込んで、
まず最初に訪れたのは新里駅です。
ホームに降りると、構内の敷地には8620形蒸気機関車が置かれていました。この48640は鰺ヶ沢町で保存されていたのですが、2011年にこちらに移されてきたそうです。
駅舎は内外とも非常にきれいなので、近年に建てられたものかとも思ったのですが、
線路側の差し掛け屋根の骨組みなどを見ると、古い駅舎を改装したという事がわかりました。
次は、
1駅お隣りの館田駅で降ります。
構内は、1面2線の島式ホームと側線が1本あって、ホッパ車が1両だけ留置されていました。
側線のすぐ横は民家の庭になっているのですが、線路との境には古そうな石積みがあって、恐らくかつては貨物ホームだったと思われます。
ホッパ車は一見するときれいですが、下回りを見るとしばらく動かされていない様な感じもします。バラスト散布用なのかと思っていましたが、もしかして保存車だったりするのでしょうか?
ホーム側から眺めた駅舎です、良い面構えをしているではありませんか!
横から見ると、いかにも小私鉄の駅舎らしい平屋の建物に、2階建ての民家がくっついた様な構造になっています。実に味わいがあって、ずっと眺めていても飽きません♪
さらに3駅先の、
津軽尾上駅です。
こちらの駅も1面2線の島式ホームですが、その両側にも線路が1〜2本ずつ敷けそうなくらいに広い構内です。昭和25年までは終着駅だったという事なので、それも関係しているのでしょう。左側に見える建物の辺りも、以前は貨物ホームだったと考えられる構造になっていました。
駅舎はまるで寺社の様な姿をした、大きくて立派な建物です。調べてみると、近くにある猿賀神社にちなんだデザインだそうです。
そして、
終点から2駅手前の田舎館駅まで来ました。
ここもやはり1面2線の島式ホームで、
側線と貨物ホームの跡が残っていました。
大きな片流れの屋根が目を引く駅舎は、
色なども含めた全体的な雰囲気や各所の意匠から、いわゆる「モダン」さが感じられて好ましい印象です♪
待合室には天井が無く、特徴的な屋根の形が内側からもわかります。
駅の周辺には大きな農業倉庫がたくさんあるので、昔は集めた農産物を駅から貨車に載せて運んでいたのでしょうね。
ここで進行方向を変えて、
弘前駅のお隣りの弘前東高前駅まで戻りました。なぜ、こんな変則的な順番で回ったのかというと・・・駅名的に考えて通学で使う高校生が多そうなこの駅を最初に訪れると、通学時間に重なってしまうので人が多そうで落ち着いて見られないかもしれないと思い、ちょっと後回しにしてみたという訳です。さて、
この駅も島式ホームに見えますが、
片面の線路は撤去されたらしく、現在は1面1線の棒線駅になっています。
これも貨物ホームと側線の跡でしょうね。
線路が敷かれていた頃には構内踏切だった場所からホーム側を眺めると、かさ上げなどの改修が重ねられてきた事がよくわかります。
大きな窓とすっきりとした箱型の姿が特徴的な駅舎は、窓からX字形のブレースが見えていたり、
待合室から見える構造材などからも、鉄骨造りの建物である事がわかります。
売店らしいのですが、シャッターがまるで掲示板の様な状態になっているので、もう長い事下りたままになっているっぽいですよ。
つづく・・・
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