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2017年05月04日00:29

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声劇台本を作成しました。「暁の欠片。」

暁の欠片。


※ 金銭が絡まなければ使用自由。
大幅な改変等はツイッター @annawtbpollylaまで要許可申請。

自作発言は厳禁です。 ※




台本「二方美人。」( http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958862956&owner_id=24167653 )のスピンオフですのでできればそちらから見てください。


※「二方美人。」シリーズ及び関連作品のみをまとめたリンク。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964303733&owner_id=24167653

※シリーズ内でも特に関連性の強い作品「幽の残照。」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1985224523&owner_id=24167653






〇登場人物

鎖鳥:読み方は「さとり」。ある意味で理知に溢れたお馬鹿さん。セリフ数・最多。

屋烏:読み方は「おくう」。鎖鳥の無二の友。どんなに醜い鎖鳥でも受け入れてくれるし、どんなに迷惑な時間帯であっても呼び出せば必ず来てくれる。ただし人目があるところでは会えず、どうしてもという時は電話で対応する。基本的に深夜から早朝の公園で会うことが多い。セリフなし。

父親:鎖鳥の父親。詳細は不明。セリフなし。

雪那:読み方は「せつな」。優しき小市民。セリフ数少。

燦花:読み方は「さんか」。優しさの大横綱。セリフ数少。


二方美人。からこの作品につながる過程についての概説。

鎖鳥、雪那、燦花を含む大学四年生5人の物語。
鎖鳥は資格試験を控えていて、その試験に合格することを条件に企業から内定を得ている(本来はそういう内定の出し方は違反と言われうる。)。雪那は面接で落とされまくっている。燦花はとっくに内定が出ている。

燦花は昔から多くの人の相談に乗ったりしている人であり、
鎖鳥も家庭環境等に難があったため、それについて燦花に対して相談をもちかけたりしていたが、
ある時、燦花自身が卒業がかかった課題が期限ギリギリであるのに出来上がっていないという状況であることを知る。
それに対し、恩返しの意味も込め、余計なお世話であると知りつつも鎖鳥と雪那は助け舟を出すこととした。

そんな提出期限の日の翌日から物語が始まる。


〇注意事項

1.男女比は0:3

2.()内部に日付と場所等が記載されているので、予め3人のうち誰か担当を決めて、都度ナレーションとして読み上げをお願いします。

3.発言と発言の間の行が2つ以上空いている場合はその行分の間を取ってください。

4.…。のみが行に書かれている場合は、一発言分の間を取るものだと考えてください。

5.序盤に出てくる「父親」「母親」という文字ですが、これは誤字でなく「ちちおや」「ははおや」と読みます。



〇所要時間

約26分。




〇本編


(10月10日。燦花宅。)


燦花「…ん?メール2件と不在着信が1件来てる。どれも昨日の日付だ。えっと…?…あ!昨日って!……良かった。そうだ。ちゃんと寝る前に提出したんだ…たしか夜の10時くらいに…あ、電話折り返さないと。…雪那さんからか。」

雪那(電話)「燦花さん!あれからどうなった?」

燦花「え、どうしたの?何が?」

雪那(電話)「ゼミの課題…あの、提出しないと卒業できないやつ…。」

燦花「あ…あれ。ありがとうね。そっか、鎖鳥さんから話聞いたのかな…。あれね、なんとか間に合ったよ。…ごめんね、今寝起きで、まだ添付ファイルの中身見てないけど、二人で助けてくれようとしたんだよね。」

雪那(電話)「良かった…。いや、見なくて良いよ。あ、でも鎖鳥さんもがんばってくれてたからやっぱり見て欲しいのかな…。いやね、鎖鳥さんが大体の研究テーマとか聞いてたらしいから、それを基に二人でそれっぽいものを作ったんだ。」

燦花「そっか。本当にありがとう。二人とも自分のことが大変なのに…ごめんね。」

雪那(電話)「鎖鳥さんが言ってたよ。家族のことを相談しようとするにしても、試験で合格して喜ぼうとするにしても、今まで沢山のことをしてくれた燦花さんに対して不義理な真似をしようものなら罪悪感が勝って何もできなくなるって。」

燦花「……うん。……そっか。そっか。」




(10月10日。鎖鳥宅。)


鎖鳥「…?はい。父親(ちちおや)さん。どうしたの改まって。今から大学に行くところだけど。」



鎖鳥「………………………へえ。それは母親(ははおや)さんも同意見?…そう。……………なるほど。今度はそういう話になったんだ。……いや、良かったんだろうね。……うん。分かった。行ってくるよ。」






(10月10日。大学。)


雪那「鎖鳥さん!鎖鳥さん!」

鎖鳥「どうしたの雪那。珍しく声が大きいね。」

雪那「燦花さんがね!課題ちゃんと間に合ったって!」

鎖鳥「…ああ、まあ燦花だものね。とは言え良かった。」

雪那「…鎖鳥さん?大丈夫?」

鎖鳥「……大丈夫?っていうのは雪那が言われる側でしょ。就職まだ決まってないんだから。」

雪那「それはそうだけど、そうじゃなくて…。」

鎖鳥「ちゃんと雪那の良いところを分かってくれる人が人事(じんじ)やってる企業にあたると良いね。」

雪那「何があったの?」

鎖鳥「まあ、そうだね…。ほら、11月13日が試験本番だから、あと1ヶ月と少し。その試験で合格しないとせっかく出た内定が取消し。まあ本当はそういうのって黒に近いグレーなのだけど…。それで…なのに。あー。…なんだ。だから、模試ですら合格点に届いていない現状で色々きついってだけだよ。」

雪那「……。」

鎖鳥「……。」

雪那「そっか。お互い大変だけど、きっと何とかしようね。」

鎖鳥「ごめんね。それじゃあ、行くところあるから。また。」

雪那「うん…。またね。」





鎖鳥「くっくっく。……思ったよりまずいな。…屋烏。久しぶりの出番だ。今夜例の公園で待ってて。バイトが終わったらすぐ行く。」






(その夜。公園。)


鎖鳥「ずいぶんと久しぶりだね、屋烏。いや、最近は…悪いことが何も無かったわけではないのだけど、他の人に頼って、それで何とかなっていたんだ。ただやっぱり、大変なのって私だけじゃないからさ。」

…。

鎖鳥「…さて、と。どこから話したものかな…。でもこういう時って最初は与太話から入ってある程度盛り上がってから本題に入るものでしょう?というわけでほら、お菓子とか飲み物とか持ってきたんだ。一緒に楽しもう。…私の今日の労働対価3時間分がこのビニール袋に入ってる。」

…。

鎖鳥「ああ、喉が気持ち良い。ゼリーを食べながらオレンジジュースを飲むのってとても贅沢で素晴らしいね。これからはたまにはこういうことをしようと思えばできるんだ。」

…。

鎖鳥「知っての通り、私は弟二人の学費の問題があったからバイトなり勉強なりってしないといけなかったし、お金を余分に使うことなんてできなかった。一番就きたかった仕事はお金にならないからって理由で諦めたし、だからこそ給料も良くてまあ興味がないこともないところから一応は内定が出た時は嬉しかった。」

…。

鎖鳥「そこまでは良いだろう。親からしても家にお金がないのにも関わらず、最初に生まれた子がさっさと就職しないでお金をあまり入れられないのは痛手だった筈で。だからそれと引き換えに自分の分だけじゃなくて弟二人の分まで学費を払えっていうのは仕方ないことだと思ってる。」

…。

鎖鳥「…何をどうして稼ぐ気なんだろうね。それとも素直に奨学金でも借りる気なのかな。さっぱり分からないけど、とにかく絶対的な事実として、父親は言った。もうお金は自分だけのために使ってくれて構わないと。」

…。

鎖鳥「…くっくっく。ねえ。屋烏。私はひねくれてるのかな。なんでここで単純に喜べないのやら。…いや違う。なんでじゃない。分からないだろうさ。どうせ解説してやっても分からない人には分からないだろうさ。」

…。

鎖鳥「……。」

…。

鎖鳥「っ。頭…痛い。」

…。

鎖鳥「…寒い。」

…。

鎖鳥「…寒い。」

…。

鎖鳥「家、帰りたくない。」

…。

鎖鳥「っていうか…もう自分だけのためにお金使って良いってことは、実家暮らしする必要もないのかな?だとしたら…。」

…。

鎖鳥「…はは。はたから見たら私は凄く馬鹿みたいなんだろうな。」

…。

鎖鳥「くっくっく。」

…。





(11月3日。大学。)


鎖鳥「…。」(溜息。)



鎖鳥「…603教室、か。」

燦花「入らないの?」

鎖鳥「燦花。」

燦花「?」

鎖鳥「いや、今日は残って勉強する気力ないかもと思って。燦花はまたここで教材作るの?」

燦花「うん。そうしようかなって。」

鎖鳥「…じゃあ、私ももうちょっとだけ頑張るとするかな。」

燦花「無理はしちゃだめだよ?」

鎖鳥「…うん。…あのね、燦花。」

燦花「どうしたの?」

鎖鳥「いや、入ろうか。」

燦花「あ、うん。」



鎖鳥「燦花。」

燦花「うん?」

鎖鳥「今日、最後の模試があったんだ。」

燦花「…。」

鎖鳥「170点だった。」

燦花「…あと10点、だね。」

鎖鳥「本当は今が一番やる気に燃えて、がむしゃらになってないといけないのに。そうやって頑張ろうとする自分のことを、冷めた目をした別の自分が眺めてる感覚で。」

燦花「うん…。」

鎖鳥「その冷めた自分の方が本当の自分。そんな感じ。…そんなことになってる原因は、割ともう分かってるんだけどね。」

燦花「そっか…。分からないよりはマシなの、かな。」

鎖鳥「…。」(溜息。)

燦花「…。」(微笑み。)

鎖鳥「ごめん。やっぱりバイト前に買い物にも行きたいから、今日は残らずにもう帰るよ。」

燦花「…分かった。またね。大事な時期だし、バイトで腰とか傷めないように気を付けてね。」

鎖鳥「ごめんね。」

燦花「うん。待ってるね。」



(その夜。公園。)


鎖鳥「…最近、呼び出す頻度が増えてすまないね。屋烏。夜の公園は冷えるでしょ。ホットコーヒーを買ってきたんだ。一緒に飲もう。」

…。

鎖鳥「…まあ、君を呼ぶってことは、真っ当に勉強することが難しい気分だってわけなのだけど。その原因ははっきりしているんだ。」

…。

鎖鳥「…それでね。今回の模試は最後のだってのに合格点に届かないだけじゃなくて前回よりも点数が落ちたし、それとは何の関係もなくバイト先はいつも通りうるさいわ腰が痛いわ人間関係も悪いわタバコ臭いわ…。」

…。

鎖鳥「……えっと。」

…。

鎖鳥「そうそう。今一番話さないといけないことは、勉強のことなんだ。」

…。

鎖鳥「ごちゃごちゃ言ってる場合じゃないんだよ。今の私は、とにかく四の五の言わずに頑張ってないといけない筈なんだ。ここまで二年間頑張ってきたのを、台無しになんかしちゃいけないんだ。」

…。

鎖鳥「だから、今こうして話してるのだって本当は間違ってて…。でも、仕方ないんだよ。今こうしてることが動機付けに繋がるのなら、それは良いことだってなるわけで、だから、結局は何とかすることができれば過程も全部肯定されるんだ。だから、だから…。」

…。

鎖鳥「…よし。今日も勉強を始めよう。まずは模試の間違えたところと迷ったところの復習からだ。」






鎖鳥「………。」






鎖鳥「…この期に及んでまたこんなくだらないミスを。」





鎖鳥「情けないもんだよ。」

…。

鎖鳥「…くっははは。はっはっはっはっは。」

…。

鎖鳥「私ってさ。」

…。

鎖鳥「…舐めた真似しやがって。…私がこの程度で。私を誰だと思ってる。…絶対に何とかしてやるんだ。」






(11月4日。大学。)


鎖鳥「…っ。…っん、っ。」

燦花「鎖鳥さん。もう講義終わってるよ?」

鎖鳥「…ぅ。ぁ…。あ、燦花。いや、分かってはいたけど、なにぶん動くのが億劫でね…。」

雪那「最近眠そうにすること多いけど、ちゃんと寝てるの?」

鎖鳥「ああ、まあ昨晩はちゃんと寝てないけど…3日に2回くらいはちゃんと寝てるから、大丈夫だよ。」

燦花「…。」

鎖鳥「…。」

燦花「鎖鳥さん。」

鎖鳥「…うん。」

燦花「もしちゃんとノート取れなかったのなら、お昼ご飯の後にでも教えてあげられるよ?」

鎖鳥「それはもっと後に頼むよ。大学の試験は来年までに勉強が間に合えばそれで良いんだから。」

燦花「…それもそうだね。」

雪那「…うん。たしかにそうだよね。冬休みの後だもんね。」

鎖鳥「…。」

雪那「…あの。」

鎖鳥「ごめんね。今日はもう帰らないと。」

燦花「うん…。またね。」

雪那「…そうだ、体調!気をつけてね!!」

鎖鳥「…ごめんね。」







(11月11日。公園。)


鎖鳥「さっき日付が変わったことを考慮に入れた上で…試験まであと2日か。さすがに明日もこんなことをしていたら試験本番で体調崩すだろうからね。試験前に会うのはこれで最後になるかな。…ああ、でも多分当日に電話をかけると思うから、その時はまた頼むよ。」

…。

鎖鳥「…。」

…。

鎖鳥「仕方ないじゃないか。大変なのは私だけじゃないんだ。空想上の人に頼るくらい、自由ってことにしてくれよ。」

…。

鎖鳥「…。」

…。

鎖鳥「…くく。」

…。

鎖鳥「私の今の姿というのは、逆境の中でもあきらめずに頑張っている健気な奴なんだろうか。それともどうでも良いことでウダウダぬかしてる腐れ野郎なんだろうか。」

…。

鎖鳥「…くっくっく。ねえ。屋烏。私は…あの人達のためってだけで自分が何を頑張るか決めてたんじゃない…。…何を頑張るかは自分で決めたんだ。だから、あの人達がもう私に頼らないなんて言い出したからって、そんなの私が頑張ることに何も影響を与えないんだ。」

…。

鎖鳥「だから、私は頑張れる筈なんだよ。」

…。

鎖鳥「私は頑張れないといけないんだよ。」

…。






(11月13日。試験会場。)


鎖鳥「あと2時間で始まって。そこから3時間で終わって。」

…。

鎖鳥「ひょっとしたら、それはそれで救いなのかもね。」

…。

鎖鳥「ねえ。屋烏…ふる」



鎖鳥「…っ。なんだよこんな時に。…雪那?……はい。どうしたの。何かあった?」

雪那(電話)「え、えっと、ごめんなさい。大事な時なのに。あの…。実は今日、絶対に行きたいところの面接が入ってて…沢山練習してきた筈なのに、なんだかすごく怖くなっちゃって。」

鎖鳥「…まったくだよ。別に良いけど。あと雪那が怖がってるのはいつも通りでしょ。…それってどんなとこ?」

雪那(電話)「ホームページの作成と管理の代行業者さん。」

鎖鳥「接客中心のお仕事じゃないね?」

雪那(電話)「うん。」

鎖鳥「なら、雪那は大丈夫。」

雪那「そうかな…。」

鎖鳥「怖いっていうのは単にあがり症だってだけじゃなくて、沢山練習してきたからこそそれを無駄にしたくないって思っているからだよ。だから怖いって思っているのなら思っている程、それは頑張ってきた証拠。」

雪那(電話)「そうなのかな…。」

鎖鳥「ここまで頑張ってきたんでしょ。大丈夫。私を信じなよ。」

雪那(電話)「う、うん…。ありがとう…。不安も沢山あるけど、とにかくやるだけやってくる。」

鎖鳥「…。」

雪那(電話)「…。」

鎖鳥「…ありがとう。」

雪那(電話)「…。」

鎖鳥「…。」

雪那(電話)「大丈夫。」

鎖鳥「…ありがとう。」





鎖鳥「ねえ。屋烏。…私さ。……多分大丈夫だ。」







(11月18日。大学。)


雪那「お邪魔します…。」

鎖鳥「いらっしゃい。」

燦花「あ、お先してます。」

鎖鳥「わざわざ時間作らせてごめんね。この教室は次の時限まで空いてるから。」

燦花「もともと2限目と3限目は空いてたから。だいじょうぶだよ。」

雪那「それで、何の話?」

鎖鳥「13日に受けた試験の結果だけどね。14日に講座の先生に出して、そしたら15日に採点して返してくれたんだ。」

雪那「うん…。」

燦花「…。」

鎖鳥「178点」

雪那「えっ…」

鎖鳥「から182点の間だってさ。」

雪那「え、あ、そっか。記述式問題もあるから。」

鎖鳥「ってわけで、念のため私も就職活動再開しないと。」

燦花「おつかれさま。すぐに再開するの?」

鎖鳥「んー、そうだね。とりあえず就職課で履歴書の添削の予約も入れておいたし、早速履歴書でも書いてみるよ。応募したいところは3個ほど見つけたから。」

燦花「そっかぁ。どんなところ?」

鎖鳥「よその企業の業務方針に指示を出したりする仕事が一番行きたいところかな。それ以外の2つは正直消去法で選んだ感じ。」

雪那「そ、そっか…。したい仕事ができたら良いよね。私もこの前行ったところはしたい仕事でもあったから、受かってると良いな。」

鎖鳥「ああ、それから。」

燦花「うん。」

鎖鳥「父親がね。やっぱりもう下の二人の学費払わなくて良いって。」

燦花「っ!?」

雪那「えっ!?」

鎖鳥「だからこれからは、今までお金も貯めてたし色々やりたいことができる。」

燦花「やった。なら日にちさえ合わせられたら卒業旅行とかもできるの?」

鎖鳥「そう。それ。それが言いたかった。ね。ぜひとも行きたい。」

雪那「…あ!あの、私も…。」

鎖鳥「当たり前でしょ。」

燦花「他の友達も呼んで良い?」

鎖鳥「良いけど沢山はやめてね。あとできる限り事前に他に呼ぶ人とも会って親睦を深めておきたい。」

雪那「そ…うだね。いきなり初対面で行くっていうのもね…。」

燦花「良かった。んー…2人の内定祝いの時にでもその人達を呼んで、みんなで一緒に遊ぶっていうのは?」

雪那「っ…う、ん。頑張る。」

鎖鳥「ちゃんと祝ってもらえるようにしないとね。」

燦花「あ、そうそう。鎖鳥さん。」

鎖鳥「ん?」

燦花「待ってたよ。ありがとう。」

鎖鳥「…うん。」

雪那「ありがとう。」

鎖鳥「…くっくっく。ありがとう。」



完。
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