グラウンディングと鉄との関わりについて、これからまず紹介してゆくのは、「ミトコンドリアの働き」に関する一連の考察です……鉄という物質を介在させた生命体の内部での酸素運搬系とエネルギー産生についての話になるのですが、このとき常にレッドという色が深く関与してくること、そして体内における鉄の貯蔵量の有無がグラウンディングに深く関係してくることについて述べてゆきます……。
基礎的には分子整合栄養医学の見地を参考にしながら、オーラソーマの色彩言語などを加味して表現してゆくことになります。概念が学際的にクロスオーバーをしてゆくことになりますが、ついてきてくださるとありがたいです。
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チャクラという言葉は、人体に分布しているエネルギー・センターモデルとして使われているのですが、この人体サイズのエネルギー現象に関心を寄せる方が、ミクロ世界の入口である“分子レベルでの細胞の振る舞い”に精通してらっしゃることは少ないので、たぶん、これからここで触れてゆくことは、耳新しいことばかりになるかと思いますが、しばらくおつき合いのほどを……
話を簡単に進めるために、まずオーラソーマ的な色の三原色である青・黄緑・赤にテーマを絞って書いてみます……すべてがひとつであり、物質的な現象の鋳型、文字通りブループリント、デザイン、設計図の役割を果たすところの青の領域がひとつ……
そして、物質的な形態を生みだしてゆくためになくてはならないエネルギーの源、ダイナモ、発電所の役割を果たすところの赤の領域がひとつ……
さらに、青に潜在している可能性、デザインと赤のエネルギーとがそこで出会い、選択された可能性のひとつを物質的なレベルで物質化してゆくためのスペース、雛形が構造化・具現化されてゆく黄緑色の領域がひとつ……
……と、一応、大ざっぱに、3つの土台となる色の位相を取りだしてみます。
これを細胞の営みの中にオーバーラップして見ると、青の領域は、細胞核及びその中に収容されている遺伝子に、赤の領域はミトコンドリアに、黄緑色の領域はリボゾームにそれぞれ対応してくるのですが、ミトコンドリアだ、リボゾームだと言っても、初めてのひとには何がなにやらわからないと思いますので、後続の日記で、詳しく説明してゆくつもりです……
ここでは、さしあたり細胞の構造と働きの全体像を大きく眺めてみると、デザインを司る部位、エネルギーを司る部位、選択的構造化を司る部位が、それぞれ明瞭に見てとれるということだけを、ご理解していただければと思います。
中でも、今、僕が最も関心を寄せているのは、細胞内第1チャクラと呼んでも差し支えないほど赤の領域に密接に関連した働きをしているミトコンドリアなので、これから少し、ミトコンドリアについてお話してゆきます。
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