mixiユーザー(id:20129719)
2009年06月18日16:57
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草軽電鉄の軌跡【3】柳川橋
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小瀬温泉駅から線路跡は鼻曲山の方に進路をとる。一般車進入禁止の林道以外、周辺は手つかずの自然のままだ。
いままでは車の往来を気にしながらの撮影であったが、今回気にしなければならないのは、熊。この日のために携帯ラジオを購入した。そして一人では心細い。家族を連れて行くわけにもいかないので、愛犬バニーに同行してもらうことにした。
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小瀬林道が有料道路に交わる斜向かいにレクの森と書いてある林道入口がある。ここが今日のスタート地点だ。
道は歩きやすく、さほど緊張感は無い。FM軽井沢の入りが悪いのでAM放送に切り替える。
20分ほど山道を登ると、林道の分岐点に出る。
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このポイントは重要である。足元の道を横切る黒いゴムに沿った右側に軌道跡入口がある。
「人工植栽地」と書いた営林署の看板が目印だ。
ここから軌道跡に入る。
廃止からこれだけの年月がたっていても軌道跡ははっきり残っている。思ったより歩きやすい。
いかにも軽便鉄道らしい掘割状の軌道跡を行く。足元は落ち葉が堆積し柔らかい。
軌道跡にも木は生えているが、それで道を見失うほどではない。時々人の手（足？）が入っているからだろう。
10分も歩かないうちに突然軌道跡が消え、崖になった。
道は右か？、左か?
目的地に着いたことを悟るのに10秒ほど要してしまった。
目線が上だった(笑)
それはまるで古代遺跡を見るかのようだった。
橋脚上部は崩れ、木が生えている。
新緑の緑が逆光に光り、露に湿った橋脚を包んでいる。
二本目の橋脚の下には沢の流れが見える。
3,4本目も肉眼でははっきり見えるが、写真にすると緑に隠れてしまう。
下に降りてみたかったが、折からの雨で足場が不安なのと、もし谷底で熊に会ってしまったらと思うと、断念せざるを得なかった。
昭和初期の地図だと谷底に林業用の手押し軌道があったとされるが、その検証も今回はできなかった。
約50年の歳月は周辺の植栽を大きく変えた。
離れて全景を撮ろうにも緑が濃すぎて橋が写らない。
柳川橋梁は自然の一部になったのだ。
次の目的地があるので、この辺で立ち去らねばならない。
ラジオのボリュームを上げ、足早に分岐地点まで戻る。
（続く）
いままでは車の往来を気にしながらの撮影であったが、今回気にしなければならないのは、熊。この日のために携帯ラジオを購入した。そして一人では心細い。家族を連れて行くわけにもいかないので、愛犬バニーに同行してもらうことにした。
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小瀬林道が有料道路に交わる斜向かいにレクの森と書いてある林道入口がある。ここが今日のスタート地点だ。
道は歩きやすく、さほど緊張感は無い。FM軽井沢の入りが悪いのでAM放送に切り替える。
20分ほど山道を登ると、林道の分岐点に出る。
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このポイントは重要である。足元の道を横切る黒いゴムに沿った右側に軌道跡入口がある。
「人工植栽地」と書いた営林署の看板が目印だ。
ここから軌道跡に入る。
廃止からこれだけの年月がたっていても軌道跡ははっきり残っている。思ったより歩きやすい。
いかにも軽便鉄道らしい掘割状の軌道跡を行く。足元は落ち葉が堆積し柔らかい。
軌道跡にも木は生えているが、それで道を見失うほどではない。時々人の手（足？）が入っているからだろう。
10分も歩かないうちに突然軌道跡が消え、崖になった。
道は右か？、左か?
目的地に着いたことを悟るのに10秒ほど要してしまった。
目線が上だった(笑)
それはまるで古代遺跡を見るかのようだった。
橋脚上部は崩れ、木が生えている。
新緑の緑が逆光に光り、露に湿った橋脚を包んでいる。
二本目の橋脚の下には沢の流れが見える。
3,4本目も肉眼でははっきり見えるが、写真にすると緑に隠れてしまう。
下に降りてみたかったが、折からの雨で足場が不安なのと、もし谷底で熊に会ってしまったらと思うと、断念せざるを得なかった。
昭和初期の地図だと谷底に林業用の手押し軌道があったとされるが、その検証も今回はできなかった。
約50年の歳月は周辺の植栽を大きく変えた。
離れて全景を撮ろうにも緑が濃すぎて橋が写らない。
柳川橋梁は自然の一部になったのだ。
次の目的地があるので、この辺で立ち去らねばならない。
ラジオのボリュームを上げ、足早に分岐地点まで戻る。
（続く）
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