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茶道の心を味わう研究会コミュの質問箱です・・・疑問、難問、珍問などなど・・・

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■茶道に関連する疑問、難問、珍問を出してください。みんなで考えていきたいと思います。
■茶道の心、関連する社会のこと、茶道全般のこと、なんでも・・・♪

コメント(46)

みややんさん・・・
コラムは厳しい投稿ですね。それになぜ音を立てるかの意味が論じられてないのは表面的すぎるのかも。

その国には国の風習があり、そこではその国のしきたりに随えばいいのではと思います。「世界うるるん滞在記」では、あまりマナーレベルの高くない俳優や歌手が海外の家庭に滞在するので、ハラハラしながら見ています。前にはNGO活動で良く通ったフィリピン、「日本では食器を口に持っていって食べる」と言ったら、現地の人がフィリピンも昔はそうだったが、食事内容の西欧化が進み、今は普通のとこでは口を付けないと言ってました。

さて中華そばの音ですが、冷えた中華そばは食べられませんね、熱いからずるずるしながら冷ましつつ、熱さも味の一つで食べていると思います。欧米人が「熱さもご馳走の一つ」を分かるかどうかですね。

日本人の舌の絶妙な感覚については、ブライアン・バークガフ二さんの「禅」という本に詳しく、我々が気づかない西欧人の舌との違いを書いています。

抹茶を音を立てて飲むのは、最後の飲みきりの時「シュッ」ではありませんか? 亭主はお客様と正面向きで対面していないので、飲みきったことを音で伝えているのだと思います。締め切った障子を開けて亭主が最初に挨拶に出る時に、咳払いしてから障子を開けるのも同じことですね。だから一亭一客で向かい合う場合は、飲みきりは音なしでもいいのではと思います。

相互の思いやりと主客の一体感作りの2つの面から音が必要なんですね。
私は先生に 正面を汚すこと避けて(謙譲の意味を含めて) 正面から90度  senshu さんの仰る3時の処で呑む
それは 謙譲の意味と ご亭主が お茶碗の水を捨てるとき
この位置から水が流れる  この位置は常に清められてる位置でもあるのですと教えられました

知らない方にお茶を勧めると 必ず返ってくる言葉
「お茶碗は三ベン回すんですよね」
「わんこではないので 三ベン回ってっしょ   というのはないのですよ ・・・・」と話して 上記の説明を致します
そして 男性なら真向こうから一手で90度回せばよいでしょう 女性はそれをすると 乱暴に見えるので 優しくちょんちょんと二度か三度で 正面を避けるようにした方がよいと思います  と説明させていただいてます

実は最近知ったのですが  在る流儀での濃茶頂くときの飲み口 3人なら 3ヶ所 5人なら5ヶ所 飲み口の跡が当分になるようにして頂く流儀も在るようです

それぞれの流儀によってやはり「考え方が在る」と考えるのが穏当だと思うようになりました

従って私は裏千家ですので 裏千家ではこのような思いから
正面を避けて 謙譲の心で頂きます  と説明いたすことにしています


音を発てて頂く  というのも やはり ズルズルと啜る大きな音は如何なものかと私は思います やはり在る程度  最後の泡が口に落ちてくるまで待って 小さくスッと 吸いきる

「泡まで美味しく頂戴いたしました」という心の表現として  本当に小さな吸い切りの音をさせるよう 私は心がけています

以前大寄せの茶会で 若い男性が 静かな座の中で ずずって音が響き  思わず皆さんくすくすという声が響いたことがあります やはり度の超えた音は  場にふさわしくは無いように思います

武者小路さんはほとんど泡は無いのでそのまますぅ〜〜っとお茶が口に入ってしまうので 音をたてて飲むまでもないかもしれませんね
大変良い説明で、ありがとうございます。2度回すというのが中々くせもので、多くの人は後正面で飲んでいます。

お点前さんもベテランだとお客さんがどこで飲まれても、うまく少しづつ余分に回しながら、飲んだ箇所でゆすいだ湯をこぼして調節しますが、そこまで分かってないと型どおりの仕方です。

茶巾で拭く場合も、馴れてないと茶碗の縁ではなく「胴」を拭いていて、口紅の香りが残ってる茶碗で飲まされることもたまにはありますね。

お点前の仕方ばかり教わり、所作の意味を教わっていないと、いくら「茶の心」といっても臨機応変が難しいですね。
はじめて書き込みいたします。
飲み口は3時、すすいだ湯をこぼすのも3時と教わり、
納得してお稽古しておりましたが、
台子をはじめて、右手で茶碗の3時を持って
9時からお湯をこぼすパターンが出てきて
戸惑っていたところです(笑)
皆様どうなさっているのでしょう?

今年のお正月は、こちらのコミュに参加したこともあり、
挨拶に伺った家のお床にかかっている軸の意味を先々で伺いました。
先方のお心入れも感じることができたし
会話のきっかけにもなり、嬉しかったです。
(鳥頭なので3歩で忘れてしまうのですけれど…
 次回拝見したらきちんと読めるでしょうか。。。)
年長の方々とお話しするのは色々と勉強になり楽しいものですね。
Monica さん
台子  って  真の茶碗 
天目台にのった 茶碗って言うことでしょうか
茶道学会さんでしょうか
Monicaさん・・・
風呂の丸盆台子(十二伝)などでは、建水は台子底板に載せたまま点前をするので、建水は中央にあります。右手で茶碗の湯水をあけても左手であけてもいい場所ですが、左手であけるとお客様に向けてこぼすようになるので、「こぼす」所作は右手で茶碗を持ち、お客様に見えないように9時の位置から湯水をこぼすことになります。
今伝書が手元にないので不確実な記述ですが、また見ておきます。
はじめまして。
まことに勝手ながら、さっそく質問させていただきます。

★「神屋宗湛」という茶人について教えてください★
senshu さん
そうなんですよね 茶道学会は 奥秘もちゃんと 本になってる しかも図  とってもわかりやすい  

NAMEZO さん
Google  に「神屋宗湛」といれて  検索してご覧なさい
ずらぁ〜〜〜っと出てきます

まず  自分で調べて  どこが知りたいのか考える必要があると思いますよ

人に物を聞く というのはとっても大切です
ただ ただ聞いていると すぐ  忘れてしまいます
まず 自分で調べて  苦労する そうしないと自分の身に付かないと思います

確かに教える方も どうだったのかと確認することが  また覚えることになるのでとっても為になるし 思い違いや忘れかけていたことの再確認になりますので  一概には言えないのですが ただ 教えて下さいではなくて  これこれ調べてみました もしくはこう考えていますが よく理解できないのですが とか  もう一つ掘り下げてから質問すると もっと良く自分の身につくと思うのですが 如何でしょう
NAMEZOさん・・・
そうですね、時流庵さんのいう通りなんですけど。でも厳しいですね。

今は行動は14歳でも大人と同じ、でも精神は30歳でやっと大人と言う現代ですから、われわれ中年世代の本心をそのまま語ると、若い世代には「いじめ」に聞こえちゃうのかも。

せっかく、コミュ「茶道の心を味わう研究会」に参加してくれたので、少しだけ解説してみたいと思います。NAMEZO さんは男性ですか? 女性なら余計甘くしちゃうけど、でも現代は大学でも「やまとなでしこは男性」というくらい、女性のが強いですからね。

私の前のトピや日記を見てもらうと出てますけど、昨今大学茶道部の女子学生は自主性が高くて、指導の先生の方式に先進性がないと意見があることも少なくないようですね。今年の秋、大学茶道部の茶席に行って盛んなのには驚ろかされました。

前置きが長くなりました。神谷宗湛は博多の豪商茶人で、利休と同じ時代の人です。秀吉との約束に遅刻しながらも秀吉の寵愛を受けたのは、秀吉の九州や朝鮮出兵に貢献していたからと思われます。

真贋は不明ながら、宗湛茶会日記は歴史的に有名。京都以外の茶処として、金沢、博多があり、博多は藩主黒田候とも親しかった宗湛の功績。寛永12年(1635)歿、370年前の人ですね。

詳しくは時流庵さんのいうネット検索がいいと思いますが、「博多の茶道」という本があり、一般には出回ってませんが宗湛を詳しく知ることができます。

なお金沢にも「紙屋(かみや)」姓の茶人がおり、「神谷」は江戸時代の当て字で、本当は「神屋(こうや)」というのだからややこしいですね。ほかに神谷松見(こうやしょうけん)という茨城県古河候の侍医茶人がいて、茶人川上不白と親しかったようです。

勿論時代は江戸後期ですが、NAMEZO さんは新宮の居住、新宮は川上不白の生誕地、私は昔その菩提寺に行ったことがあります。その末裔の家元、川上宗雪宗匠は、東京上野でやっている「茶道の心を味わう研究会」講話会の会員ですよ。
>時流庵さん
質問の仕方が悪かったですね。すみません。
次回からは気をつけます。

>sensyuさん
ありがとうございます。
自分でうまくまとめられなくて、困っていました。
これを参考に、もう一度自分の中でまとめなおしてみます。
>12: 時流庵さま
言葉足らずで失礼しました。。。
はい、茶道学会の真之行台子など、台天目を使った手前です。
右手で茶碗を持ち、9時からこぼし、左手で露切り→
飲み口側のお茶が流れないので、茶巾が緑〜!
と思っておりました(笑)

>13: senshuさま
>左手であけるとお客様に向けてこぼすようになるので

なるほど。
普段、勝手付きの建水で、客側に見せるようにこぼすのは
「毒をいれていない&綺麗になっていることを見せるため」
(戦国時代、暗殺の心配をさせないため)
と理解していましたが、建水が客寄りになることでポイントも
「すすいだものをお見せしない」方向に移るのかもしれませんね。
合理性の面から見ると「あれ?」と思うことでも
お客様への心入れを考えると違った面が見えてきて面白いですね。
お茶を「ずずず〜」と・・・
が話題に出ておりましたので、少々。

私はどちらでも良いとは思いますが、ずずず〜と音を立てて飲むのは、お茶が熱い時にを空気に触れさせ温度を下げながら頂く際の方法として、さる業躰先生から教わりました。
ただ、音を立てすぎると周りに、、、亭主に、、、ですね。

猫舌の私には丁度良い方法です。
senshu さん
厳しいデスカァ   

NAMEZO さん
年を取ると 小言臭くなります
自分が失敗したので 次代の方にはそうあって欲しくないという老婆心と ご笑納 下さい

大日本茶道学会
点前ばかりではなく きちんと茶道の歴史 道具をふまえて茶道を志してゆこうとする姿勢に つくづく感銘いたします

学生時代 月の第四土曜日は 大学の茶華道部の顧問の親先生の処 水道橋からバスで神保町 黄檗山? 天狗の団扇の紋の付いたお寺のお稽古場での講義 時々居眠りしながら ぎちぎちに痺れた足 その時のノートが今の宝 点前とは違う歴史や道具の知識の基礎となっています

今になって思うと もっとちゃんと聞いておけば良かったと残念です

私もまた神谷宗湛 調べ直してみます  ありがとう 

残念なことは 母校の50年続いた部が 諸事情によりが廃部になることです

って このトビの主旨から 脱線したようです 失礼
Monicaさん・・・
「毒を入れていないのを示すために客前で点前する」という、まことしやかな説を言う先生が時々いるので驚かされます。そうなら抹茶の粉の中に毒を入れておけばいいことで、人前で作法しても潔白の照明にはならないんじゃないでしょうか。

今日は稽古の日でしたが、新しい方に、客前で点前する理由として、「美味しいお茶を点てるだけなら陰点てでも十分、でも美しい所作を見てもらうことで飲む前から茶が美味しくなること、お客様との一体感で、清談や心の交流をして共に磨かれることの二つが目的」と話しをしました。

また流派によっては、レストランシアターと同様、流れるお点前を披露して、見ながら飲む遊興的な喫茶を大事にするとこもありますね。

「真之行台子伝書」を見たら、私が先に書いたような説明になっていますね。ただ伝書9頁のその説明の直前、前から5行目の「茶筌は茶置の向こうへ置く」は「茶筌は筌置の向こうへ置く」の単純な誤植ですね。

わかさん・・・
釜の熱湯も、柄杓を通して、また夏には水を加えて点茶の湯を汲むなど、丁度飲み頃になるよう、工夫されているとは思いますが、最近は陰点でポットのお湯を直接茶碗に入れるので、熱くて飲めない場合も多いですね。そんな時は客側で冷ましながら飲むしかありませんね。

時流庵さん・・・
われわれ中年には厳しくないけど、若い世代は優しく育てられているので、ちょっとのことでも「切れる」みたいですね。極端な例では知的レベルが高い家庭ですら、兄が妹を殺したり、大変な時勢ですね。
■茶道の心、関連する社会のこと、茶道全般のこと、なんでも・・・♪

ということで

最近の近親殺傷 知的レベルが高い家庭ですら
というのはお粗末です
それは痴的レベルが高い と 書くべきでしょう @。@

終戦直後 もっとも人心が崩壊した
そのなかでもっと 大和心が破壊された
モチロン茶道も御法度でした

物があること それが豊かな証しとされて育った人 
その親に育てられた子は 物が与えられるのが 
当然と思った

人間はしてもらうとありがとう  と感謝する
二度三度度重なると 当然と思うようになる
今度は してもらえないと 不当だと言い 怒る

豊かな心
美しい日本と私
美しい日本の私

美しい日本の私になるために どうしたらよいのか

ある意味で 利休以来追い求めた茶道の姿  
その中に 新しい日本の息吹を伝えられないのかなぁ と
思う 今日この頃です
sora さん・・・
濃茶を既に飲んだ先客の飲み口では次客が飲まない石州流の方式は改革されたものでしょうね。一つの見識であると思います。

東千家では、名品でない茶杓も拝見に出す時は、食べ物を直に掬うものですから、畳に直接置かないで古袱紗に載せて出しますが、これも見識ですね。
sora さん・・・
茶道の根本理念(理想的なもの)は2つに尽きると思います。

1つは、形式的でない、浮ついた社交辞令や褒め言葉ではなく、茶道の場を通した心からの主客の交流でしょう。美術品鑑賞でもなく、本来あるべき人間の存在や行状を通した根源的な対話であろうと思います。

もう1つは、力みのない、美しい点前や座全体での客への対応が形成する癒しの場としての席への一時の安らぎでしょう。美味しい抹茶を差し上げるなら、水屋で、台所で抹茶を点ててくれば良いこと、所作や席運びを通して、安らぎを感じてもらうことだと思います。

茶杓一つ持つ手でも、持つ指に力が入って茶杓が水平より上を向いているよりも、ゆったり持ち、腕の傾斜に沿って持った茶杓も水平より少し下がっていれば、お客様はそれによって緊張を感じません。全ての所作や行動が、安らぎを感じるもので構成されていれば、全体では癒しを提供する場になりうると思います。

この2つを実践するものであれば、細目の違いは問題ではありません。しかしその流派の所為を会得する段階では、無批判に受け入れていくことが大切でもあります。
sora さん・・・
書いた方の名は字が良く見えませんが禅僧でしょうか? 「已見寒梅発」(すでに寒梅開くを見る)という禅語があり、「已に万年の春を迎える」ではないかと思います。本来は三画目のLの部分は、掛け物のように2つの線ではなく、続けて一つの線でLになりますが、多分「已」ではないかと思います。

明治以後では一番人格があったといいわれる山本玄峰老師は、失明の病を気力で治そうと四国八十八箇所巡礼に7回も徒歩で回りました。とうとう高知の雪渓寺で倒れ、山本太玄住職に助けられます。

「自分は失明しようとしているが、出家すれば眼が見えるようになるだろうか?」と問います。住職は「肉体の眼は失明するかも知れないが、心眼は一度開いたら、二度とつぶれることはない!!」と諭し、出家しました。

住職は、已に永遠の春を玄峰老師が迎えつつあることを理解したのでした。小学校も出ていない玄峰老師はやがて40代にならんとしながら僧堂に入り、10代の雲水から文字を一字一字教わり、修行時代の10年間は勉強のために布団に入って寝ることが無かったのでした。

沢山の教化の逸話を持つ玄峰老師ですが、「天皇は国の象徴」この言葉の是非を、幣原首相は玄峰老師が晩年住職をしていた静岡県三島の龍沢寺に行き、玄峰老師に相談して決意したと言われています。このエピソードこそが「万年春」や「寒梅発く」の実態ですね!
sora さん・・・
玄峰老師は、11年間の修行のあと高知市・雪蹊寺(渓は誤り)の住職となり、再行脚して京都八幡の円福寺僧堂へ! 50歳にして三島・龍沢寺の住職に。66歳で犬山瑞泉寺住職兼務、69歳から長野飯山の正受庵住職兼務、82歳妙心寺管長、昭和36年竹倉温泉伯日荘にて96歳で遷化です。

佐伯定胤さんも素晴らしい功績のあった方ですね。金堂壁画再現を牽引することで、日本の美術界の協力態勢が敷かれたのではと思います。
おたずねもうしあげます。
ふとしたところで、とても心引かれる美しいお軸をみつけました。
このお軸を紹介くださった方にお聞きしたのですがお返事いただけなくて、
こちらに書き込みさせていただきました。
なんとかかれているのでしょう。それに、どんな解釈があるのでしょうか?
お教えいただけますでしょうか?
ココ侭さん・・・
軸のどういうところに心引かれたんでしょうか?

文字は「弄花香満衣」です。文字通りの直接の意味は、花をもてあそべばその香が衣に満ちてくる、です。勿論禅茶の言葉はそのような意味ではありません。必ず心が読みこまれています。

ここで会得するように説明するのは無理です。「茶道の心を味わう研究会」のテキスト「茶道叢話抄」にもありますので、一度私のところへおいで下さい。
senshu様

お答えありがとうございます。
この軸に引かれた理由は、ただ筆の運びに、心地よさをかんじたからです。

そうですね。
またお伺いしたいと思います。
ありがとうございました。

senshu先生にとって茶道の核となる基盤はどんなものでしょうか?

西洋人に茶道の基礎の基礎をシンプルに説明しなければならないとしたら、
どんなことに的を絞ったら良いでしょうか?

徐々に自分のレベルで出来る茶道の心を、伝えて行きたいと思っています。
アドバイスをお願いします。
よろしくご指導くださいませ。
らむさん・・・
茶道の核となる基盤と言われると、「確信」(核心??)がないのが実情でしょうか・・!!

武者小路千家の若宗匠が、現在日本政府から派遣されて1年間アメリカで茶道を展観していますが、アメリカ人から「茶道は生活に結びついている」と言われて日本人より良く見ているとか書いていました。

15年ほど前に江戸時代の東京では一番茶道に縁があるお寺の住職から、「茶人は茶室内では、佗寂とかいい、思い遣りとか言うけれど、禅茶の心が生活にも結びついた茶道を教えて欲しい」と要請がありました。すでにそのお寺では茶道教室がありましたが、住職は苦々しく思っていたのです。

こんな具合で本家の日本においては、東日本では一番茶道に縁が深かったお寺の茶道教室でもこの通り、家元クラスでも生活との結びつきをアメリカ人に言われて気づく始末、「茶道の核」はどこ吹く風ですね。

「茶道は生活の一端」と言っても、その意義や茶道の意味を体験しないと理解不能ですが、私は茶道は3つの要素から成り立っていると説明しています。マイミクの質問に応えて、昨年8月頃の日記に書いていたと思います。

?癒しや安らぎを体感し、主客の心を通わせる対話をする一時を過ごし、その意識を会得することで自分作りにもなるもの。その意識や茶席のメインテーマは床の間の掛軸の言葉に顕されています。これが「茶道は奥が深い」由縁であり、本来の「茶道の心」です。

普段の仕事や付き合いは、合理的で効率が求められ、そこにストレスが発生しますが、茶道は非合理、非効率的、そのために安らぎや癒しがあります。慇懃無礼な思い遣りではなくて、ノーベル平和賞を受賞した南アフリカの女性が着目した日本の「もったいない」思想もその一部です。

?客前で点前所作をするのは、安らぎ、美しく感じてもらうため。

?前二つを補完するために、心が澄まされる、適切な、落ち着いた道具を使うこと。

?が全体の7割を占めていると思います。極論や権勢茶・道具茶・社交茶が好きな大半の茶人からは誤解を招きかねない短い表現ですが。現在海外にて茶道を教えている方々がどのように説明されているかは分りませんが、家元が流派を世界に広めることに執着しているのを見ると、その域を出ていないのではと思います。本当の茶道を海外に広めたいですね。

海外の識者では、「日本の茶道が21世紀の地球を救うかもしれない」という方すらいます。日本国内の茶道がこの程度ですから、その識者も本質までわかっていないとは思いますが、それでも大きな可能性をむしろ日本人以上に感じているのは驚きのことです。
senshu先生

ご回答、ありがとうございました。

「日本の茶道が21世紀の地球を救うかもしれない」
これは一度伺った覚えがあります。
でも、今回は、前回よりもっと迫力を感じます。
自分の茶道への思いが深まったせいでしょうか?

? は、普通の西洋人には馬の耳に念仏に近いかもしれません。
  日本人自身にも、私たちの世代くらいから、かなり薄くなっているのではないでしょうか?
でも、アラブには『書』がありますし、お茶の会もあります。似通ったものがあると思います。違いがどこにあるかというと、衣装が派手かもしれません。

? は、優美さ、アートと技術の統合がエレメントとなるのでしょうか。
そして、シンプルの美しさでしょうね。

? は、物との関係。静けさが物に表現されることと関係あるような気がします。
これは、自分に取っては新たな気づきをいただきました。
物質主義社会から、人の心を異次元に目覚ませるためには、この物の価値への転換が潜んでいるのかもしれませんね。
猫に小判。馬の耳に念仏、などに表現されているかもしれませんが、
茶の世界に、価値あるものと、俗社会のものとの違いというのでしょうか。
何かちょっと見えたような気がしました。ありがとうございます。

茶道を初めて三ヶ月のminiクマと申します。
私は、上記のような数奇屋袋を購入して、お稽古に臨んでおります。
ある日、裂地について尋ねられたのですが、いい加減な私は包装を処分してしまい、どのような裂地であったのか、分からなくなってしまいました。
先生の持っている裂地の本でも調べてみたのですが、同じような裂地が見つかりません。
上記の数奇屋袋は、何という裂地なのでしょうか?
(ちなみに、8千円位の初心者用です。)

初歩的で、本筋とはあまり関係ない質問で申し訳ありませんが、お知恵を拝借賜わりたく存じます。
年の瀬の慌しい時期ではございますが、お返事頂けたら幸いです。
miniクマさん・・・

難問中の難問ですね。どなたか分る方がいるといいのですが。
写真が鮮明でないので、一層難しくしていますが、織物でしょうか、染物でしょうか?
模様の花は撫子に見えますが、現代的なデザインにも見えます。
「茶道具」コミュの方が分る方がいるかも知れません。
senshuさま

ご回答を頂きありがとうございます。

携帯のカメラで撮影したため、あまりきれいな写真が撮れませんでした。
大変、失礼しました。
そして、写真が不鮮明だったにも関わらず、ご助言を頂けてとても嬉しいです。
私には織物と染物の見分けがよくできないのですが、お値段やネットの写真などを見てみると、恐らく、機械による染物(プリント?)なのではないかと推察しております。

なるほど!!撫子のお花ですか。
色々な裂地の図鑑(?)で調べても、絵柄によっては似ているように見えるお花の模様が何種類も出てきてしまい、途方に暮れていたところだったので、とても参考になります。
早速、"撫子"の模様をキーワードに、引き続き調べてみようと思います。
本当に、ありがとうございます。

また、senshuさまの仰るように、「茶道具」コミュの方々にもご助力下さるようお願いしてみようと思います。

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