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架空図書室 それいゆ文庫コミュの第47回 課題本はなし。「映像化された名作」について語りました。

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新年会をかねて開催された読書会。テーマは「映像化された名作について」です。
各自のお気に入りについて熱くゆる〜く語りました。


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・「浮雲」林夫美子作。1955年成瀬巳喜男監督
キネマ旬報のトップとなった作品。女たらしの森雅之がおきゃんなデコちゃんとからんで、陰のある美しさと引き出している。
昭和の女優は格調が高く、汚れ役をやっても品がある。現代では表現できない何かがある。


・「泥の河」宮本輝原作。1981年に小栗康平監督で映画となった。モノクロ作品。加賀まりこの船の中の娼婦っぷりが美しい。少年が娼婦と出会う場面が見事。昭和30年代の大阪の街並みや関西弁が暗さの中の光となっている。子役の演技に注目。


・「サンダカン八番娼館」 山崎朋子作。1974年熊井啓監督。
元からゆきさんを田中絹代が演じている。悲しい歴史を丹念に描いている。栗原小巻、綺麗。


・「忍ぶ川」三浦哲郎原作。1972年熊井啓監督。
雪景色と加藤剛と栗原小巻の美しさにぼおっとなる。栗原小巻の代表作となった作品。当時はファンはコマキストといわれていた。


・「ジュリア」リリアン・ヘルマン作。1973年にジェーンフォンダとヴァネッサ・レッドグレイブのコンビで映画化された。幼な馴染みのレジスタンスの活動家を支える実話をもとにしたストーリーだが、女性二人の友情を描く作品は少なく、今でも少ない。


・「黒い瞳」原作はチェーホフの「子犬を連れた奥さん」。1988年のイタリア映画。マルチェロ・マストロヤンニのナンパなイタリア男ぶりが軽くてかっこいい。


・「デフ・ヴォイス」丸山正樹作。2011年松本清張賞の候補となった。映画になっていはいないが、映像化して人に知られて欲しい作品。


・「漂う子」丸山正樹作。これも映像化はされていない。虐待がテーマとなっている。社会の闇を描いて考えさせられる。映画やテレビの作品にするとどんな役者が合うだろうか。


・「五辯の椿」 山本周五郎作。1964年に野村芳太郎監督で映画化された。岩下志麻が主人公で母親役が左幸子。極妻の迫力とは違う可憐で清楚、妖艶さもみせる演技が美しい。
昭和の女優たちは、山本周五郎の女性を演じたがった。分かる気がする。

テレビドラマでは大原麗子と加賀まりこの母娘役だった。年齢は同じくらいだが、二人ともそう感じさせない演技。三国廉太郎の悪役もよかった。


・「赤ひげ」1965年黒澤明監督。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」が原作。
三船敏郎と加山雄三のコンビ。ひよわな青年医師が成長していく姿が良かった。笠置衆や田中絹代、香川京子、山崎努など名優が総出演している。
テレビドラマでは小林桂樹とあおい輝彦のコンビ。





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名作が必ずしも名画になるわけではありません。

映像化されてがっかり・・・。なんてことがあります。
一方で原作の雰囲気にぴたっとはまった作品もたくさんあり、観るまで何だかわからないところが映画やテレビ化されることの最大の魅力かもしれません。

この主人公はあの女優さんがやるといいな。なんて思いながら本を読むのも楽しいものです。

映画を先に観て、それから原作を読むこともありますね。

何度もリメイクされて新鮮な魅力を放つ作品もあります。

映画も本も大好き。セットで楽しみましょう!




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