凄い!こりゃあ凄いっす!47分1曲!まさに地獄の子守唄か黒魔術の呪詛か。pussygutt初体験ですがこれ程までの暗黒美だとは想像だにしませんでした。歪み狂った重低音と暗闇に漂うバイオリンの音色が我々をひたすら黒い淵へといざないます。これに続く3rdアルバムはアナログのみのリリースで更に暗黒度は増しているとか。
Pussygutt / She Hid Behind Her Veil
ポーキュパイン・トゥリー、NO-MAN、あるいはクリムゾンの一連のリマスター作業やOPETHのプロデュース等、現行プログレッシヴシーンを牽引する奇才スティーヴン・ウィルソンのソロ作「Grace For Drowning』がいよいよ4月に発売。ポーキュパイン・トゥリーではダークかつサイケデリック、前作「insurgentes」ではシンフォニックでありながら構築型のプログレッシヴサウンドではなく実験的な側面も垣間見せた彼ですが一体どういう音で我々を唸らせてくれるのでしょうか? 更に更に!なんと先頃来日した北欧の暗黒神OPETHの頭脳ミカエル・オーカーフェルトとタッグを組んだプロジェクト「Storm Corrosion」が立ち上がるそうです。収録曲の半分は約10分の大曲になるようで、なんでもウィルソンによると本作は、OPETHの最新作『Heritage』、ウィルソンの最新ソロ『Grace For Drowning』に続く、3部作の第3部と位置付けることも出来る作品とのこと。
ヘヴィネス暴走戦士HIGH ON FIREの新譜が4月に登場。前作「snakes for the divine」でのハイテンションな暴走ぶりは我々の期待以上の出来ですっかり溜飲を下げさせてもらいましたが、今度の新作はどうなんでしょうか?とにかくわたくし的にはさんざん来日公演を見逃している人達なので新譜を出したあとは来日よろしくお願いします。
元SAINT VITUSや元storm OF SUNRISEのメンバーによるヴィンテージ系ハードロック。いかにもありがちなハモンドにファズギターという編成は一瞬またかと思ったものの、そこはキャリアを積んだ人達なので驚くほどモダンな高揚感やドゥーミーな展開も有りで確信的な音を鳴らす手管はさすがの一語です。ROXYのリイシュー盤じゃないですがコンセプトが「アナログに接近する切迫感」なら最初からアナログ買えよ、っていうワケでコレもアナログ。 BLOOD OF THE SUN (Burning On The Wings Of Desire)