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世界の「緑の党」(グリーンズ)コミュのドイツNRW州議選で、緑の党勢力が躍進

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■ドイツNRW州議選で、緑の党勢力が躍進。連立与党は過半数割れ。
(2010年5月9日記事)

2010年5月9日に行われた、ドイツ北部のノルトライン・ヴェストファーレン州(NRWと表記)
の州議選で、2大政党であるCDUとSPDはいずれも議席を減らし、FDPは微増で票が
伸びず、連立与党の2政党の合計票でも過半数を確保できない結果に終わった。
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,693683,00.html

代わって左派党は初めて州議会に議席を獲得(11議席)、緑の党は全政党の中で5.9%躍進と
もっとも票を伸ばし、前回より11議席増の23議席(12.1%)を獲得し大躍進を遂げた。
この結果、SPD+緑の党+左派党の3大連立与党か、CDU+FDP+緑の党の過半数といった
組み合わせによる、3党連立政権樹立の可能性が高まっている。

緑の党は、環境や自然エネルギー分野で同州で20万人の新たな雇用を生み出すグリーン・ジョブ
をテーマにマニフェストを掲げ、果敢にアピールした結果が功を奏した模様。
いずれにしても緑の党は、NRW州議会でキャスティングボートを握る勢力となったことは
疑いない。ちなみに今回の選挙の投票率は59.3%で6割台を切った。

NRW州議選参考結果(データ):
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,693683,00.html
NRW州緑の党のページ
http://www.gruene-nrw.de/
NRW州緑の党リーダー:ジルヴィア・レーマンのHP
http://sylvia-loehrmann.de/



コメント(8)

早速の報告ありがとうございます。

結果は、
CDU 34,6%
SPD 34,5%
緑の党12,1%
FDP 6,7%
左翼党5,6%
その他6,5%ですね。

まさしく緑の党がキャスティングボードを握れた状況だと思います。

今回大きかったのはこれで州議会からの議席から占める連邦参議院(上院)をCDU+FDPから過半数割れに追い込めたことです。

ただSPDと緑の党でも91議席の絶対過半数に届かなかったのが問題をちょっと複雑にしています。(SPD+緑の党で90議席)

なお連立交渉はこれからですが、上に書かれているCDU+FDP+緑の党というジャマイカ政権は緑の党が選挙前から拒否しているのでありえません。
CDU+FDP+緑の党という信号内閣はFDPが選挙前から拒否しています。
今現在言われているのはCDU+SPDの大連立政権(ただこれは民意に反するのでありえないと思いますが、今の世論調査では49%の支持率を占めています)かSPD+左翼党+緑の党の赤ー濃赤ー緑の党の連立政権ですが、「左翼党には統治能力がない」と言われていて
これから政策の擦り合わせや歩み寄りが必要です。
(今の調査では51%の支持率、大連立政権を支持する人が49%いるというのは左翼党の統治能力を疑う人が多いのです)
忙しくて報告遅くなりましたが、左翼党と第一回目の交渉ですでに政策の歩み寄りがうまくいかず、SPD+左翼党+緑の党の赤ー濃赤ー緑の党の連立政権は成立せず、CDU+SPDの大連立政権になりそうです。
左翼党は母体が旧社会主義時代、旧東ドイツで人権弾圧した旧SED(社会主義統一党)だったので、SPDに特に嫌う人が多いのです。
NRWはその後、今日からSPD+緑の党+FDPの信号内閣の交渉に入っています。

80年代、緑の党が真にオルタナティヴだった時代を知っている私からすると新自由主義政党FDPと手を組んでまでの権力志向というのは信じられないですね。
それを早くから看破していたのは1986年に亡くなったドイツの有名なアーチストであり、緑の党の創立にも関わった芸術家ヨーゼフ・ボイスでした。
彼は亡くなる直前「緑の党は陳腐な普通の政党になっていく」ともう批判していました。
この緑の党の権力志向を他の陣営(特に左翼党+支持者)から批判されるのが一番つらいところですね。
金曜日に信号内閣の交渉が破綻した後、月曜日からCDUとSPDの大連立政権の交渉に入ると言っていたのにそれもなくなり、SPD+緑の党の少数政権を組むという話もなくなり、再選挙という話も出て混迷を極めています。

今ドイツの政権は危機なのです。
ギリシャの財政破綻問題以来、ドイツは次の4年間に8兆円強を節約して財政健全化しなくてはならず、皆どこを節約するかで大モメなのです。
その焦点は、
*どこを節約できるか(教育関係を節約するというので学生のデモが始まっています)
*新しい大統領の選出問題(ケーラー大統領が辞任したので6月30日までに新しい大統領を選出しなければなりません)
*兵役問題(今まで徴兵制度があったのですが、職業軍人制度を導入しようとして同時に成り立つのかでもめています)
*健康保険改革問題(日本と同じように膨張し続ける社会保障費をどう削減するかですね)

サッカーのワールドカップが始まったので皆「もう政治のことなんか(混迷を極めているので)話したくもない」と言っています。

今日、「スポーツ(当選サッカー)と政治」という興味深い特集を観ました。
W杯で当然スポーツ(サッカー)ナショナリズムが高まっています。
緑の党の人達も熱狂しますし、私が住んでいるような緑の党の牙城でも花火が上がり熱狂しています。
緑の党の議員達でさえこの状況ですから保守派の熱狂ぶりはどの程度のものか想像できるかと思います。(例えばW杯の代表メンバーには緑の党がほとんど得票を穫れないバイエルンの選手が7人入っています)
ですから保守派にとってはドイツが勝ち進み、スポーツ(サッカー)ナショナリズムが高まることが好都合で、濫用することが可能なのです。
今日はドイツが完勝しましたが、個人的にはあまり勝ち進んでもらいたくないですね。
オールグリーンさん

スポーツ・ナショナリズムは、私も嫌ですね。
歴史的にも、それを政治的に利用する輩が後を絶ちませんし。

日本でも今回の参議院選でスポーツ選手が何名も立候補していますが、
批判も噴出しています。

スポーツ=国益=保守派の高揚なんて、どうにかしてもらいたいものです。

ところで財政破綻と言えば、日本の800兆を超える借金は世界一だと
思いますが、ドイツは赤字財政=国債発行といった財政政策はすぐに
とらないのでしょうか。

もちろん、日本の税収入よりも国債の発行高のほうが多いほうが異常な財政なん
でしょうが。
CDUは今まで州首相だったリュトガーが投げたので(辞任したので)、CDU+SPDはなくなり、SPD+緑の党の少数派政権か(議会運営難航予想される)、再選挙かという感じです。

ここのところ大統領から州首相まで辞任が相次いでいますが、この不況下で国民の欲求不満が高まっていて集中砲火を浴びたりするので疲れて辞める人が多いのです。
どんなに強い政治信念を持っていてもこの不況下では現実政治は思うようにいきません。

あと去年の今頃、連邦議会選挙の政治の季節に向けて盛り上がっていた頃に比べると
日本もそうでしょうが信じられないくらい「国民の政治不信」が広がっているのを実感します。もう緑の党の集会なども全然盛り上がりません。

その一方でサッカーは大盛り上がり、ベスト16進出を決めた昨日の試合は勝利記念塔
の前に20万人!、PVを観る人達が集まりました。
NRWではSPDと緑の党の少数派政権が成立しました。
議会運営は困難が予想され瓦解することも考えられます。

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