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ビジネス・スキル&伝達技術コミュのインタビュー 〜こんな学生は採用したくない その4〜

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5.面接では、何を観察されているか(最近の傾向)

石井:
最近は、学生の間のネット上での情報交換もあって、企業も見られている
という状況があるので、あまり無茶な質問、倫理上どうかという質問は
減っていると思うのですが。

本田社長:
労働基準法に抵触するような質問やパワハラと受け取られかねない質問は、
企業側もナーバスになっています。しかし、いずれにせよ、予期せぬ質問を
して、さまざまな角度から学生の本質を見抜こうとすることは確かです。

業種にもよりますが、「顧客からの無理難題に対応できるか」というところを
見ている場合もあります。お客様からのクレームが来たとして、それを冷静に
把握して、上にあげることができるか。何を望んでいるかを、整理して話す
コミュニケーション能力は求められるでしょう。

実は弊社でも、研修の中で、学生に対して就職面接の対策も実施しております。
ただし、これはテクニックとしてではなく、「目の前のお客さんが、
どのような背景を持ちながら、何をお望みか」ということを考えて
冷静に対応できるような心構えを作れるようになる、そうした訓練として
行っています。


石井:
最後の質問に入ります。これまでは面接時の表現についての質問でした。
面接時のやりとりや、コメントの内容以外の面で、人事担当者は、
何か見ていることはありませんでしょうか。

本田社長:
面接担当者は、話す内容だけを見ているわけではありません。
いわゆる「ノンバーバル・コミュニケーション」、つまり非言語行動を
よく見ています。たとえば質問された学生が、「どのような表情を
しているか」、「どのようなしぐさや手の動かし方をしているか」などです。

考えたりする場合、腕組みをする学生がいますが、これはよく心理学的に
「防衛姿勢」と呼ばれるもので、不安心理を示すものとして観察されます。

それから「面接担当者と目を合わさない」のは、一般に「自信のなさ」を
表しますし、話すときに「体をよく動かす」のは、自信のなさや緊張感を
露出したものと解釈できます。

面接担当者は、話す言葉の内容だけでなく、「この人は落ち着いて話せるか」、
「ストレスに強いか」、「冷静に考えられるか」などを、観察しているわけ
ですが、これらの態度を養うには一朝一夕にというわけにはいきません。
日ごろからサークルなどで、他の人たちと話す際に自覚しながら
身につけていって欲しいと思います。

たとえば、「冷静に物事を考えること」ひとつとっても、顔の表情や
身振り手振りから、察することができます。まずは、自分を観察して、
自分がどのような特徴やくせを持っているかを把握することが重要です。

自分を客観的に観察することで、さらに「自分を冷静に、落ち着いて見る
ことができる」ようになります。緊張せずに面接を受けるためにも、
このような訓練は有効なのです。

石井:
なるほど。企業の将来を担う「ヒト」を見るわけですから、そのヒトを慎重に
見抜き、選別するために、人事担当者は、さまざまな角度で面接に来た学生を
観察しているのですね。

本日は、面接官から見た面接のポイントにつきまして、最近の動向も踏まえて、
有意義なお話を聞くことができました。

どうもありがとうございました。


※以上は、株式会社日本ラーニングシステム社にて
インタビュー収録したものを掲載したものです。

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