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村上春樹の読書会 (Haruki.B.C)コミュの【事前トピ】 第32回 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上・下 』 読書会

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皆様、いかがお過ごしでしょうか。

どっぷり年末ですね。
年明けにはすぐに読書会です。
今から楽しみにしています。

恒例の事前トピ、ご協力お願いします。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

※その部分が皆に具体的にわかるように表記下さい
 (○巻、○ページの○行〜○○ページの○行 等)

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

 →『海辺のカフカ』という作品を
  “『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の 続編みたいなものを
  書こうとした”と春樹さんは語っています。

 → 「小説の最後の方で森に入っていった人々のその後のことが、
   僕自身気になっていたから、 そういうことについて書いて
   みたいという 気持ちはあった」とのこと。

◆ 『街と、その不確かな壁』(1980年発表)という作品を読める方は、
  かなり稀だとは思いますが。。 この作品から『世界の終り〜』への
  変化を探ってみるのも、ありかもしれません。
      ↓↓
  http://tinyurl.com/5r8j4b6


7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)

今回の2次会は鍋にして 皆でわいわいやりたいと考えています。
何鍋がいいか1つお書きください。

※不参加と書き込まれた方も、当日のノリで
 参加歓迎します。「鍋」ですからね。

例)・水炊き
  ・すきやき
  ・キムチ鍋
  ・豆乳鍋 等

※鍋種「皆さんに合わせます」はNGでお願いします。
※カセットコンロ持って来てくださる方募集です。
 お持ちの方は書き込みください。(参加費500円割引)

●締め切りは年明けの1月03日(木)とさせていただきます。

初めての方は、最初は書きづらいかもしれませんが、
書けるところから気楽に書いちゃって下さい。


●今回は、タイマー、ベル等で時間計り 各テーブル、
 皆様各々10分程度の「持ち時間制」でいこうかと考えています。

もし、語りたいこと思いつかない方は周りのメンバーに
「質問して」くだされば 皆で、その答を探しディスカッションしている間に
10分なんてあっという間になくなってしまうでしょう。


ではでは、皆様 よいお年を。

コメント(35)

サンダルさん、事前トピの準備ご苦労様です。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・・・』のどちらの世界観が好きですか?
ハードボイルドですね。僕はあの博士の悪気のない冷酷さが好きです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
以前参加した合宿の時と変わらないです。上巻p.100〜101の「進化の一番のきびしさは・・・選り好みができん」というところ。その通りだと思います。

3)皆に聞いてみたいこともしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
●「心」の定義(下巻p.93)、「思念」の定義(下巻p.149,151)について
心・影と言ったキーワードはこれ以降の村上作品に出てくる頻出のもの。いくらでも語りたいですね。思念はやはり「羊をめぐる冒険」が気になってしまいます。
●「門番」について
僕は門番こそが『世界の終り』での主人公だと思うのですが。
「僕」はシャフリングの後に出て来たもの。これをハードボイルドでの「私」と対応させるのは誤っているのでは?
『世界の終り』に出てくる人たちは、門番以外は皆「私」の分身で、それを統括する「門番」こそ「意識の核」であり、中心人物では? そして「僕」はjunctionが変わった後の「私」ではないかと。
●どうしてソ連・ロシアのことばかり
この作品だけでなく、ねじまき鳥クロニクルでもカフカでも1Q84でも、ソ連・ロシアのことが資料として引き合いに出されます。なんか気になりませんか? 

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
選り好みできない進化の厳しさ・残酷さ

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
おそらくほとんどの方が「心」「愛」といった温かさや「音楽」に主題を置くと思います。しかし、それを超えるような冷たい厳しさみたいなものを感じないでしょうか。
博士の淡々とした冷酷さ・「私」のそれを受け入れる無常観。
春樹さんは全共闘時代に学生で色んな転換を見て来た人。しかしイデオロギー的なことを一切書かずに、こういった転換の残酷さをファンタジーとして緻密にメカニックに書くことに、なんか凄みを感じます。

6)『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とのつながり、共通点、変化etcは何か?。
●春樹さんはカフカ以前は一人称で小説を書かれてました。でもカフカ以降は作品が構造的に複雑になったので、三人称を取り入れて、それでも足りない時は二人称を使われたと書かれています(文春新書『翻訳夜話2』p.114参照)。
●僕は『世界の終り』で門番と門番意外の人間という枠では収まらなくなって、ナカタさんやホシノくん等へと発展していったんだと思います。思念・時間性といった部分の構造の展開がすごく進化していってますよね。
●逆に心・影といったキーワードによる愛の部分は、構造とかはそれほど変わらず、むしろ春樹さんがいったん作った定義をもっと強固に固めてる感じがします。ただ、『世界の終り』で最後影だけが出ていくのが・・・いまだによくわかりません。どうとでもとれるなあと思いまして。

7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)
僕は断然キムチ鍋! でもキムチがダメな方もいらっしゃるでしょうから、水炊きということにしとこうかな。
牡蠣があるとうれしいですが、これも好き嫌いありますもんね。あっさりとやわらかい鶏肉を入れるのがいいかな。・・・といったところ。
準備をして下さっている皆様、ありがとうございます。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きか
 
 『ハードボイルド・ワンダーランド』
 
2)お気に入りのシーンを1つと、その理由
  「私」がソファーについて語るシーン。(上巻P90)
 ソファーは家の中にあり、他人に見せて自慢したり楽しんだりするものではない。車はそういったものにもなり得るけれど。自分にしっくりくるソファー選びにこだわることは、人生を楽しみ、大切にする姿勢に思える。サンドイッチについてもそうだが、日常の何気ないものにこだわりがあるところが好き。

3)皆に聞いてみたいこと
 ・太った娘について
  多くの物語では魅力的な女性としてスレンダーな人が描写されるが、あえて娘が太っているのはなぜなのか。「いつも注意して太るように心がけているの・・・」(P377最後から2行目〜)この言葉は生きるために脂肪を蓄える人間本来の機能を指していると思う。痩せることに努力とお金がつぎ込まれがちな最近との違いにはっとさせられた。
 ・親切さと心について 
  P344最後から4行目で、老人は心と親切は別のものだと言っている。親切にはある程度社会的なルールも含まれ、脳からの指令で黙々と行っているのかもしれない。しかし、親切にできない人のことを「心ない人」と表現することもある。心が指す範囲について、皆さんの考えを聞いてみたい。
4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると
人間の本質について

5)そのほか
 今回2回目を読み、また違う味わいがあった。読む状況や年齢によって読み方も変わるのだと思う。







サンダルさん、yu-chanさん、幹事ありがとうございます。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・・・』のどちらの世界観が好きですか?
世界の終りが好きです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
下巻のP388〜、ハードボイルドの最後の公園のシーンが好きです。
読むと、とても悲しい気分になりますが、好きです。

3)皆に聞いてみたいこともしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
ひとつの正解がある話では無いですが、「世界の終り」と「ハードボイルド・・」の対応関係について、皆様の理解・意見を聞いてみたいです。

たとえば、
・「世界の終り」に僕が訪れるのは、「ハードボイルド」におけるどのタイミングなのか。
シャフリングによってジャンクションBが切り替わった瞬間とも思われるけど、私は、ジャンクションAが焼ききれて第三の世界に入り込んだ瞬間だと考えています。
時系列的には、「ハードボイルド」の物語が終わったところから、「世界の終り」の物語が始まっていると考えています。

・博士は、その世界で、ここで失ったものをとりもどすがことができると言っています。失ったもののすべてがそこにあると。
それって、一体何なんでしょう。

・「世界の終り」の壁は、「ハードボイルド」の私の感情の殻の表れだと思います。他の、森や門番や図書館の女の子は、何を表しているんでしょう。

・「世界の終り」のラストシーン、僕は街に(森に)残って、影だけが街から出るというのは、現実世界たる「ハードボイルド」ではどういう事象を意味するのでしょう。また、仮に僕が影と共に街から出たとすると、どういう事象になるのでしょう。
私は、僕が街に訪れるのは、「ハードボイルド」のラストシーンにて、現実世界での私が意識を失い、意識の核に入り込んでしまうことを意味すると理解しています。そして仮に僕が影と共に街から出たとすると、それは現実世界でも私は意識を取り戻すが、街としての私の心や感情の殻はそのままに放置してしまっていることを意味すると理解しています。
そうすると、影だけが街から出た場合、どういうことを意味するのか、整理ができていないです。


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
うーん、まとめられない。。

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
久しぶりの読書会、本当に楽しみにしています。
幹事の皆さん、主催ありがとうございます。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワ ンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?

ハードボイルドワンダーランドです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を 簡潔にお書きください。

日比谷公園〜晴海ふ頭のシーン
闇の世界から抜け出し、人生すべてやり終えた開放感、次の世界に行く心の準備が実感できる。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もし くは ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

2人組は何者?独立した組織の所属、記号士、それともどのような組織に所属しているか?

博士の闇の中の研究室は本当に再開出来なかったのか?上巻423ページには破壊するものとしないものを区別していたとなっており、もしかしたら主人公の脳内回路を戻すことが出来たのでは?

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダ ーランド』を一言でまとめると?

自由主義世界と社会主義世界、当時の東西冷戦状態

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

皆さんの貴重な御意見をお聞きしたいです。


6)『海辺のカフカ』と『世界の終りとハード ボイルド・ワンダーランド』との つながり、共通点、変化etcは何か?。

世界の終わり〜は水がよく出でます。川の流れ、滝、そして最後は晴海ふ頭と水がよく出でます。一方カフカは道が出でます。それが何を表
すかは不明ですが。

7)キムチ鍋がいいですね。
1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?
『ハードボイルド・ワンダーランド』です。
2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
 主人公が公園でクレジットカードを焼く場面。燃やしてはいけないものを燃やす背徳感と淡々とした死の準備の静けさに好感。
3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
やみくろにとっての神が魚なのはなぜか。(上巻、P432、4行目)

感じたことを言葉にするのは難しいと主人公も言ってますが(下巻、P289、13行目)会心の表現を思いついたことがあれば聴いてみたいです。
4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
 かっこいい
5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
 わくわく
6) 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?
 変化したのは『海辺のカフカ』では異界から帰還したところ
サンダルさん、yu-chanさん、幹事ありがとうございます

  どちらの世界観が好きですか?
1)『世界の終り』の『ハードボイルド・ワンダーランド』
どちらの世界観が好きですか?

『世界の終り』の「誰も傷つけない、誰も追い越さないし、誰にも追い抜かれない。勝利もなく、敗北もない」マイナーな諧調にも惹かれますが、「目的のない行為、進歩のない努力、どこにも辿りつかない歩行、」はオチベーションのキープが難しく辛いです下巻p.187そのため『ハードボイルド・ワンダーランド』の 世界の方がリスキーでも
好きです
2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

下巻p.274二人組の襲撃後に玄関ホールでゴムの鉢植えを見つけるくだりが好きです
理由は、なんでもない日常の大切さに気づかせてくれるからです

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
街の中では心のある者を否定的な立場で見るのはなぜですか?
森の中から手風琴を持ち帰った翌朝大佐が朝朝食を共にしなかったのは何故下巻p.180
アパートを破壊した二人組はどうして頭骨を持っていると分かったのか上巻p.233


※その部分が皆に具体的にわかるように表記下さい
 (○巻、○ページの○行〜○○ページの○行 等)

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
秒刻みの現代社会への懐疑

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
そんな猿並みの僕には脳のジャンクションのことが今一つ分かりませんでした、こんな僕にどなたか池上彰さんのように解説してください
1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?
『世界の終り』

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
 「世界の終り」「穴」で老人が穴を掘るところです。
 通常は目的があって手段があるところだけれども、「世界の終り」のこの場面ではそうでなく、手段それ自体が目的になっています。このシーンを読んでいる時に考えたのは、子どもや悟りをひらいた人は、目的よりも手段を大切にする、もしくはそれ自体が楽しくなっているから、楽しく生活できるのではないか。私ももっと手段を大切にして、楽しめたらいいな。と考え、面白かったので、このシーンをお気に入りにしました。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ。
 「世界の終り」での結末について、「街と、その不確かさな壁」(「文學界」1980,9)では僕は影と一緒に脱出することを選択しています。この作品では結局留まることにしているけど、それはなぜなのかと言うことです。
 私は「世界の終り」の完全な世界に惹かれます。みなさんはどのように考えますか。

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
 私と僕

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
 おいしいサンドウィッチが食べたい。

6) 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との つながり、共通点、変化etcは何か?
 共通点 哲学としての仏教
うーん、もう一度「海辺のカフカ」を読んでみないと。

7)鍋は何がいいか?
ソイラテを飲んだので、豆乳鍋。
サンダルさん、yu-chanさん、幹事お疲れ様です。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?
 7:3で『ハードボイルド・ワンダーランド』(以下『ハ』)です。
 初めて読んだ時は、「早く『ハ』の続きが読みたいぜ」と思っていて、9:1で『ハ』でした。しかし、今回読んでいて『世界の終り』(以下『世』)の重要性と面白さに気づいてきました。今回の会で、『世』派の人の話を聞いて、逆転するかもしれません。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
地下の世界から戻ってきた「私」と地下鉄の駅員のやり取り(下巻、227ページ16行〜231ページ5行)。この小説はフィクションなのに、私たち(少なくとも私)は現実のことのように感じてしまう理由がここに凝縮されている。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
?『世』の図書館の女の子について「彼女の顔は僕に何かをおもいださせようとしているように感じられた」(上巻、82ページ8行)とあるが、この女の子は『ハ』では誰なのか?太った娘、図書館の胃拡張の女の子、それとも高校のときつきあっていた女の子?

?『世』で、「僕」が世界の終りから脱出することを躊躇しているときに、影が「憎しみも欲望もない完結したユートピアは、心を失くすことで成立してる。しかし、憎しみや欲望がないということは、その逆の喜びや至福や愛情もないんだ」(下巻、257ページ8行〜260ページ12行)と言っています。ずいぶんあとになり、オウムのようなカルトに心を任せてしまうことの危険性を村上春樹がよく発言しています。同一のことかどうかを皆さんに伺いたいです。

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
卵(「私」と「僕」)が、壁(「組織」「工場」、『世』の「壁」)に挑んで、負けてしまう話。

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
「私にはありきたりの花の名前ひとつわからない」(下巻、270ページ14行目)について。たまたまエッセイの『うずまき猫のみつかた』(新潮文庫)で、「花の名前は知らない。どうか花の名前のことは僕に訊かないでください。花のことはよく知らないのです」(49ページ写真の説明)とあります。ここに最近まで村上春樹さんが三人称を書かなかったポイントがあるのではないか。一人称なら知らないことについて、一人称の人物に責任をなすりつけられるが、三人称だと作家自身の責任になってしまう。いやまあ、勝手な推測です。

6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との つながり、共通点、変化etcは何か?
つながり 「ナカタは出入りした人間だからです。(中略)影も半分しかなくなってしまいました」(『海辺のカフカ下巻』(新潮文庫)172ページ)。「世界の終り」に出入りしたということではないか?

共通点 物語のキーとして、図書館が出てくる。

変化 『世』の「世界の終り」は出入りができない。一方、『海辺のカフカ』のほうは出入りが比較的自由。
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

ハードボイルド・ワンダーランド

ハードボイルド=レイモンド・チャンドラーの世界観
ワンダーランド=ルイス・キャロルの世界観

両者の世界観が本作のベースかと思われますが、日常の細部をフォーカスする点と『アリス』のような寓意性が良いバランスだなぁと。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

下巻87頁あたりから続く博士の長台詞。

資本主義と社会主義の対立の歴史、人間を捉える科学の行き着く先、心とは。
これらのテーマに関して安っぽいペテンな感じで話をする博士が良いです。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

■心とは何か。
上巻124ページ
「心というものはただそこにあるものなんだ。風と同じさ」
上巻341ページ
「心というものはもっと深くもっと強いものだ。そしてもっと矛盾したものだ」

■門番とは何か。
ジクムント・フロイト『精神分析学入門?』P91より。
「私どもは無意識の組織体系を一つの大きな控え室にたとえ、その中でたくさんの心的な動きが個々の人間のように忙しく動きまわっていると考えるのです。この控え室には、さらに第二の、それよりは狭い、サロンともいうべき部屋が続いていて、そこには意識も腰をすえている。ところが、二つの部屋の敷居の所には、一つ一つの心的な動きを監視し、『検閲する一人の番人』がいて、自分の気に入らぬことをする者はサロンに入れません。」

僕は、この『検閲する一人の番人』が、門番のことかと。

■影とは何か。

シャミッソーが『影をなくした男』という小説で、確か影を“世間”と見立てていました。誰もがそれを持って外を歩いており、それをなくすととにかく『恥ずかしい』もの。上巻127ページで影自身が「ここの空気は俺にも君にもいい影響を与えない」とあることから、『世界の終り』はフロイト的な無意識のサロンの一室であって、世間と切り離して自己の殻の中に入り込んでいく当時の時代性を描いた話かと解釈しています。→後に、殻に入り込んだ人たちはオウムに行ったりネット右翼に行ったりしている気がします。

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

市場のツールを借りた現代の神話

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

ロシアについて思うのですけれど、彼ら彼女らは絶対的な価値観を何度か喪い(ロシア革命による神の不在、ソビエト崩壊による社会主義の終焉など)、絶望と渇望の中から這い上がってきた民族です。その結果、人間に対して極めて怜悧な目を向けますし、人を統制するシステムを作るのが超うまい。司馬遼太郎が、日本人が思考できる範囲はせいぜい内モンゴルぐらいまでだ、とか何とか書いてましたが、村上春樹の射程もひょっとしたらロシアくらいまでなのかもしれません。チャンドラーやフィッツジェラルドなどの米国作家から影響を受けたものは文体であり、スタイルであるけれども、思考の枠としては日本から朝鮮半島・中国・ロシアまでであると。東アジア及び極東ロシアから見た、1984年時点での情報戦争の時代性を詩的に描いた作品として、本作は面白いなと感想を抱いてます。

…長いっすね。

6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

『ハードボイルド〜』の主人公が車を買うシーンで、機能性ばかりを重視して買ったのに対し、車のディーラーは「本来車とはそうあるものなんです。みんなおかしいんですよ」的なことを言っていた。一方、『海辺のカフカ』の最期に、大手の会社を辞めてサーフショップでのほほんと生活をする大島さんの兄貴が登場する。ハードボイルドの世界ではおかしいと思いつつも時流に乗って無理くり窮屈な中で生活しなきゃいけなかったのが、カフカではちょっとずつ緩んできている。変化。

7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)

濃ければ何でも良いです。味噌でもキムチでも。

以上、宜しくお願い致します。


1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

『世界の終わり』の静かな世界観が好きです。

もちろんどっちも好きなのですが、2択だとこっちです。



2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

『ハードボイルド・ワンダーランド』の後半、レンタカー店の女の子とのやり取り。
(下巻289ページ)

ボブ・ディランについて
「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声なんです」って話すシーンがたまらなく魅力的です。


余談ですが、ニッポンレンタカーのCMの皆藤愛子ちゃんが完全にこの女の子のイメージです。CMディレクターが春樹さんの大ファンで、このシーンをこっそり再現しようという意図のもと制作されたそうです。


...ウソです(笑)。



3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
※その部分が皆に具体的にわかるように表記下さい
 (○巻、○ページの○行〜○○ページの○行 等)

○計算、得意ですか?
ハードボイルドの主人公が計算士という職業柄やたら計算が出てきますよね。

例えば、上巻15ページ7行目〜で計算士のトレーニングが出てきますが、こういうのサラッと出来たりします??


○「せら」って、本当は何て言っているんだと思いますか?
(上巻30ぺーじ9行目)
他にも「たつせる」「そむと」「プルースト」とか。


○こんな風に思ったことはないですか?
「僕らはみんな昔まったく違う場所に住んでまったく違う人生を送っていたんじゃないか」
(上巻、85ページ6行目)

もし思ったことがあるとしたら、それはどんな場所でどんな人生でしたか?

サイコメトラーエイジになんかそんなシーンが出てきます。
深海君の話で。


○なぜ、「近藤正臣と中野良子と山崎努」のことを考えることが僕の疲労の描写になるのでしょうか?
(下巻198ページ9行目)


○なぜ、急に人口減少の問題が出てくるのでしょうか?
(下巻275ページ12行目)




4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

「のすたるじい」


5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

バルザック、ツルゲーネフ、スタンダール、コンラッド、ドストエフスキーとたくさん登場する海外文学についてもお話出来たら嬉しいです。

それと、好きなシーンベストは、レンタカーの女の子なんですが(笑)、『世界の終わり』で、ダニーボーイのメロディを思い出すシーンも感動的で大好きです。
(下巻338ページ)
このシーンの前半(335ページ)で、音楽のことを「風そのもの」と描写しているのも印象的です。



6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

カフカ君は「街」を抜け出しました。
『世界の終わり』の僕は「街」に留まる決心をしました。
この対比が気になります。

デタッチメントからコミットメントへの移行と言われれば、はぁそうですか、ということで何の反論もないのですが。。


7)鍋は何がいいか?

もつ鍋、牡蠣鍋、あぁ豆乳鍋もいいですねぇ〜


会話のキャッチボール&ケミストリーが毎回楽しみです。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。

あけましておめでとうございます。
幹事の方々、事前準備などありがとうございます。
締め切りを過ぎてしまい、すみませんでした。

1)好きな世界観
読んでいるときの世界が好きです。今読んでいるほうが面白いと思って続きが気になるけど、
いつの間にか次の世界に引き込まれています。これのエンドレス。
強いて言うなら「ハードボイルド・ワンダーランド」かな…。
「私」のオチ、もしくは教訓みたいな言い回しが好きです。

2)お気に入りのシーンと理由
「ハードボイルド・ワンダーランド」で避難した博士の元へ向かうときに通る地下迷宮内で、
靴音から悪魔の話になるところ。読んでいる側も悪魔の話に思いっきり気を取られている。
ひそかに続きが気になります。
他にもいっぱいありますが、今回はこれで。

3)聞いてみたいorディスカッションしたいこと
ところどころ2つの世界に共通した物事が出てきますが、
どれとどれが対応していると思われるか。またその意味あい。
自分なりに、
・図書館の女の子×リファレンス係の女の子or太った娘
・手風琴(下巻P.167)×爪切り(下巻P.307)
・老人たちが掘っていた穴(下巻P.213)× 地下迷宮の穴(下巻P.35〜)
などなど。
深い意味はないのですが、意識して対になっているのか気になります。

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
名作。

5)事前に言っておきたいこと
今まで好きな作品のわりに「なんとなく」しか読んでこなかったので、
あいまいにしていた部分の解釈や、
他の方の感想や解釈が聞くことができるのを楽しみにしています。

6)『海辺のカフカ』とのつながりなど。
『海辺のカフカ』を10年前に一度しか読んでいないので、ほぼ内容を忘れてしまいました。
読書会までに少しでも再読しておきます!

以上です。当日どうぞよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。
今年も宜しく御願い致します。

まだ読み終わっておらず、すみません。上巻の途中までの感想を書きます。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

『ハードボイルド・ワンダーランド』
テンポ良く次の頁を直ぐに読みたくなるから。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

上巻p123、3行目からp125、14行目まで

僕が初めて夢読みを終えて、彼女と「心」の話をするシーン。
理由は海辺のカフカとの共通点である、心は風と同じと表現し、
消える母、影が出てくるから。


3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

1・後々いろいろな作品や村上さん自身の語りでも良く出てくる初登場?
「システム」のについて。
上巻p63、2行目〜上巻p70、11行目

2・何故太って若く美しい女性とは条件付きで寝て、痩せて若く美しい
女性とは無条件で寝るのか?体型に、ここまでこだわる理由が知りたい。
自分で太っているのでくやしい(笑)
上巻p25、4行目〜上巻p27、1行目

3・音抜きは発声と聴覚両方なのに、何故、発声の場合だけ個人的なのか?
上巻p72、8行目〜同11行目


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)と六感を駆使して読む作品

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

参考文献の「動物たちの考古学」「幻獣辞典」を読んだ方、または
お持ちの方、感想を聞かせて頂きたいのと、もし重くなければ
持って来て見せて欲しいです。

6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
との つながり、共通点、変化etcは何か?

共通点
1・ピンクスーツの女の子の最初の方のしゃべりか方「たつせる」
「せら」などカフカの猫のカワムラさんと似ている。
2.時間の動きと静止
3・二面性
4・鳥の存在

違い
1・海辺は出て来ない
2・世界の終わりから帰らないところ

7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)
できれば辛いのが苦手なのと、最近全然食べていないから、
すきやきを希望します。

頑張って読みきって参加しますので、宜しくお願い致します。
鍋忘れてました。
豆乳鍋か水炊きかなぁ。
あけましておめでとうございます。

読んでも読んでも(というほど読んでないんですが)謎ばかりの作品です。
読書会を前々日に控えてこれでは・・・ですが、現在思うことをつらつら書きます。


1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

「世界の終わり」です。
アンチユートピアだと思いますが、一つの未来社会像に思います。悟りの世界?


2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

冒頭シーンです。導入として屈指の場面に思います。
一見現実世界のようでありながら、次第次第に超現実的な物語が展開していく本作品ですが、最初の割れ目?である硬貨の異変が、ごく自然に(特に異常とも思われず)描かれるその描写力!


3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

・「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランド」には対応する人物、出来事が多数あると思います。それらについてお話ししたい。

・暗闇の中を、「私」とピンクの娘は移動します。その光を失われた世界の恐怖と、そこに生息するやみくろについて語りたい。

・物語の最後、「私」は影を逃がし、自分は壁の中に残ります。この選択を皆さんはどう判断しますか?正直私は承伏しかねます。


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

自我の物語。「私」とは何か?生きるとは何か?を問うているように思います。


5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

同じような回答になったので、まとめて。本作品は、カフカと同じテーマを扱った作品に思います。あるいは、「世界の終わり」で十分に書ききれなかったテーマを再度カフカで掘り下げた?


7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)

水炊き!
1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

●『世界の終り』です。
でも、今回読んで『ハードボイルド・ワンダーランド』も楽しくていいな
と思いました。ピンク娘との掛け合いが特に。


2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

●以前軽井沢でhimawariさんが、いいと言っていたシーンで
 その当時はあまり感じなかったのですが、今回読んでぐっときました。

 上P466の最後から2行目
「私は木や鳥や空や雨を…そういうものが
 命そのもののように見えてくるのね」
 〜P469の5行目
「この世界では誰もひとりぼっちになることなんてできない。
 みんなどこかで少しずつつながってるんだ。」

 上巻の末尾をかざる名シーンと思いました。
「風の歌を」のDJが病院の女の子の投稿に涙するシーンの
 焼き直しともいえるかも。

●下P276〜267もとても好きです。

2つとも『ハードボイルド・ワンダーランド』でした。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

●上381 デュラン・デュランをかけた
 白いスカイラインに乗った若い男女
 左手首に二本の銀のブレスレット→勃起 
 
 上414、下194、196 316 なぜ、スカイラインの若い男女に
 ここまでこだわるのか?汲み取れていないメッセージが
 隠れているからだと思います。それはなんなんでしょう?

●下326「鉄の花瓶」この唐突さ!
 どんな意図、メタファーが隠されているのか知りたいです。
 教えて下さい。

●下308 泡立て器の白いきれいな皿の上に区分された黒い「ねじ」が
 どうしてあんなに幸せそうに見えるのだろう?

●下306,307 金物屋と爪切り「いち、にい、さん」はなぜ登場するのか?


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

「記憶」と「夢」の物語 …言語では表せないイメージの世界へ


5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

●ちくわっち、個人的には
「老人の掘る「穴」」には意味があると思ってます。

●「発電所、管理人」も意図が少し見えた気がします。

●いろいろなテーマで皆さんの闊達な意見を聞いてみたいです。
 もう、明後日?ですがよろしくお願いします。


6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

●上350 終わりからL3「輪は閉じてしまった」
 「カフカ_佐伯さん」石は閉じた。彼氏が亡くなった…からだっけか?

●日本兵? 大佐がいる世界。

●下338「和音」
 「カフカ_とかげの形をした和音」が同じですね。

●カフカ_少女の佐伯さんと
「世界終」の青い服の図書館娘が同じではないか?

●「カフカ_森の中」と「世界終」共に文字のない世界

はじめまして、Bacoと申します。
駆け込み初参加になります。

幹事の方々、お疲れ様です。
そしてみなさま、不慣れな初心者ですが
どうそよろしくお願いします。


1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

断然、『ハードボイルド・ワンダーランド』です。
というか、『ハードボイルド・ワンダーランド』を好きでありたいと
思っているのかもしれません。



2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

冒頭の巨大エレベーターから博士の研究所までのシーンが大好きです。
ページを開いたばかりなのに、もう絶対に閉じれないほどひきこまれます。



3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

ごめんなさい、時間切れでパスさせてください!



4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

読んでも読んでも足りない!(一言?)



5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

本会はもちろん、読書会自体はじめてです。
勝手がわからず ご迷惑をおかけしたらごめんなさい。
(すでに、ギリギリ参加でご迷惑ですが・・・)
みなさんのお話をたくさん聞かせてくださいね。
>>[16]

ギリギリ参加けっして迷惑ではありません。
むしろ歓迎です!

幹事として、ちゃんと物語を読んできてくださる方であれば
参加者増えることは嬉しいものです。


3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ に関してですが

これから書き込まれる方もまだいますので
時間切れではないので
これからでも考え書き込みください。

参加者の方に話しかけるきっかけが
この疑問質問からはじまることも多いのでぜひ書き込んでくださいね。

よろしくお願いいたします。
6)興味、関心のある方のみで結構です。
 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。

●下P312に現れるイタリアンレストラン
 カフカ_ナカタさんとホシノちゃんが車でぐるぐる探して辿り着いた
 甲村図書館と同じ場所のような気がします。

 くねくね曲がった住宅地の中 高い塀に囲まれた
 梅の木がある。

 ここは、どこ、どのような場所なんでしょうね。
>>[18]

あら、残念です涙
また、来てくださいね蟹座
遅くなり申し訳ありません。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?
現在は、ハードボイルド・ワンダーランドです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
●僕が唄を思い出すシーン(下巻p.336〜p.340)
僕が自分自身と向き合うことが出来たと感じられた箇所で、私自身与えられたものがあったから。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
●太った娘の言った言葉「プルースト」は、本当は何と言ったのか。(上巻p.28)
●音について
音を抜かれた太った娘の言葉、門番の吹く角笛を聞く獣(上巻p.34)、この先必ずや世界は無音になるという博士(上巻p.98),
発電所で見つける楽器(下巻p.160)、和音(下巻p.168)、唄(下巻p.338)etc.
●言葉について
●匂い香りについて
●完全さについて(下巻p.76)
●清潔さ(下巻p.353)、公正さについて(下巻p.394)

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
不完全な僕ら

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
自分以外の皆様がどんな風に感じ考えるのかお聞きするのが楽しみです。
どうぞよろしくお願い致します。

6) 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との つながり、共通点、変化etcは何か?。
不条理(世界の終りと…)と、それを変えようとする強さ(海辺のカフカ)

7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)
個人的好みだったらチゲ(キムチ)鍋。
だけど辛いの駄目な方がいらっしゃったら諦めます(笑)
野菜たくさんの鍋がいいな。
お正月なので豪華にすき焼きも素敵ですね。
遅くなり申し訳ありません。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』のどちらの世界観が好きですか?

『ハードボイルド・ワンダーランド』です。動と静のうち、動の世界が描かれていると思うので好きです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

下巻P401〜403の主人公が眠りにつくところ。最後だが、失われるのではなく、失われたものを取り戻せると言っているところが印象的。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

・二人組は結局、どの組織に属していたのか? 

・最後、なぜ、影だけ脱出させて、主人公は残ったのか? 今後、主人公は何をするつもりなのかがよくわからない。

・『ハードボイルド・ワンダーランド』が現実の話で、『世界の終り』が主人公の意識(脳)の中の話と思ったのですが、どうなんでしょうか?

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

「意識」と「無意識」

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

小説を題材にした読書会は初めてなので、勝手がわかりませんが、よろしくお願いします。
【お願い】

※カセットコンロが現在2個しか集まっていません。
(f検定さん と 私)
できれば4個あれば、皆がおいしく鍋に舌鼓打てる気がしてます。
あと2個、どなたか部屋にありませんか?

表明お願いいたします。

なければ2個で鍋パーティです。
幹事のかた、準備していただきありがとうございます。
書き込むのが遅くなってしまい、申し訳ありません。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?
 ○『世界の終わり』の世界観です。もし、ぼくがどちらかの世界で過ごすとしたらという観点で選びました。人工的な音の聞こえない静かな環境で夢読みの仕事をしたいですね。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
○『ハードボイルド・ワンダーランド』で僕が男2人に襲撃されるシーンです。僕と小さい男が会話をしながら駆け引きをしているところや大きな男が部屋の中を荒らしていくところは、この小説のなかでももっともリアリスティックですし、他の作品にも通奏低音のように流れている気がします。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
 ○なぜSkeeter Davis“the end of the world”が作品の前に載せられているのか?そして、作品との関連はどのようなものなのか?歌詞をどのように解釈すればよいのか?
 
○『世界の終わり』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の関連性は?パラレルワールドの端緒とも言えるこの作品。ストーリーにのっとり、この二つの世界観を素直に受けとめていいのか?

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
 ○不完全性の補完

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
 ○小説に対して絶対的な解答はないと思っているので、みなさんの回答をお聞きして、この小説に対する読みを深めていければいいと考えています。当日は的を射ない発言をするかもしれませんが、よろしくお願いします。
遅くなって申し訳ありません。

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?
●『世界の終わり』
 どちらかと言うなら。色使いが好きです。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。
●『あらゆる種類の白が揃っている』(上巻p174)
 色ばっかり気になっているようですみません。美術に携わっている悪い癖です。
 村上さんの色の表現が大好きなのですが、白をここまで区別して、かつ目に浮かぶように言葉に変換してしまうところが本当に素敵だなと。


3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ
●『長くこの街を守り続けてきた』(上巻p177)
 大佐の身の上。ただの便宜上のキャラ設定なのかもしれないですが…。
 この街に戦争があったとして。敵って何になると思いますか?皆様のご意見伺いたいです。

●『太陽が東から出て西に沈むのと同じことさ』(上巻p38)
 獣を移動させる理由について門番が答えたシーン。
 私には、「決まりきったこと」の例えを言っているだけのように見える一方で、
 「天動説と地動説のように、見方を変えればどんでん返しだよ」と暗喩しているようにも読めます。

 仮に後者として。
 門番は獣のことだけ言っているのか街の仕組みそのものについて言っているのか。

   獣だったら何が天動説で何が地動説?
   街の仕組みだったら何が天動説で何が地動説?

 …私のない頭ではここまででショート。笑 皆様のご意見聞いてみたいです。

4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?
 まとめられません。すみません。

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
 初めての小説の読書会です。それどころか読書そのものも初心者です。
 トピを見るだけでも、皆様の知見や読みの深さに関心させられる一方、忸怩たる思いでいっぱいに…。
 皆様のいろいろな見方を聞いて、少しでも読書の魅力、村上さんの魅力、この作品の魅力を楽しめるようになったら嬉しいです。
 勝手がわからず、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、何卒よろしくお願いします。
暖かいお言葉をありがとうございます。
先ほど間に合わなかった設問を再度書き込みます。

3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくはディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

・やみくろって、どんなビジュアルをイメージしますか?
 私は、ウナギイヌのうんと怖いバージョンで想像しています。

・「世界の終わり」を出た影のその後は?
 もしかして、冷凍保存された「私」を乗っ取り??

・「楽器ができない」と言っていた「私」が
 「世界の終わり」ではコードを押さえることができるのは
 何か深い意味があるのでしょうか?


遅くなってすみませんが、よろしくお願いします!
>>[23]
カセットコンロありましたので、1個持って行きます。
>>[27]

お!これで3個♪  HARUKIさん ありがとうございます。

あと、1〜2個あれば、さらにいいので
引き続き募集つづけます。
自分も書き込み遅くなり、大変申し訳ございませんあせあせ


1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の
  どちらの世界観が好きですか?

こないだの合宿前は『世界の終わり』でしたが、
今回はというか、やはりというか、『ハードボイルド・ワンダーランド』に1票です。

テンポ感は心地よいし、俗世界でも生きているという実感を与えてくれます。


2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

タクシーの運転手の会話や「フランスにもかわうそがいたのね」のセリフも好きですが。

今回はこの箇所。

「でも愛というものがなけrば、世界は存在しないのと同じよ」と太った娘は行った。
(上巻 469ページ)

自分は「愛」という言葉を聞くだけで、何か陳腐な感じがしていたものです。
彼女の年齢でこんな素敵なことを言えるなんて、本気で尊敬します。

そして、この言葉が突き刺さる自分には、愛が欠けているような気もしてきました。


3)皆に聞いてみたいこと(疑問点&質問)もしくは
  ディスカッションしたいことを 2つ〜3つ

●上巻329pの『ベン・ハー』 『十戒』 『聖衣』 
  聖書の世界(モーセ、キリスト)を意味する映画が急にたくさん出てきたけど、
  これは何か意味があるのかな?

● 「自分の意識があと36時間とか24時間と言われたとき」(下巻241pほか)
  または「不死の世界に行くこと」 (下巻275pほか)
 
  これを我が身に置き換えて見た場合、あなたならどう思いますか?
  それらを深く考えてみると、作品へのリアリティが増してくる気がします。

● 頭骨の光の関連(下巻340pと下巻344p)について、思ったことは?
  また、それに関連して、下巻 362p「また(橈骨が)光ることあるかしら?」の問いに
  私が「きっと光る」と答えた理由は?

● 雨の描写について、各自思ったことなど。
   上巻463p、下巻231p、下巻269p、下巻289p、下巻403p

● この作品のキーワードのひとつでもある「記憶」で、今回気になったのはこの箇所。
   「私は死ぬまでずっとあなたのことを覚えているから」(下巻400p)
   
   似たような内容のセリフが他の村上作品でも出てきますので、
   この作品内での記憶全般ともからめて語り合えれば。。


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

 人生を祝福しなさい(下巻386p アリーショのことばより)


5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)

今回も結局、作品に出てくる音楽、映画、小説を味わうことができませんでした涙
何かつながりがわかった方いたら、ぜひシェアしてください。


6) 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との
 つながり、共通点、変化etcは何か?。


ごめんなさい。『海辺のカフカ』まで再読できませんでした。

変化といえば、後で書かれた『海辺のカフカ』のほうが暴力の描写の仕方が重くなり、
この世界における暴力というものを強く意識していった気がします。


7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)

水炊きであります。



では、皆様。

当日もよろしくお願いします。

オソクナッテ ゴメンナサイ

1)『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の どちらの世界観が好きですか?

『世界の終り』です。

2)お気に入りのシーンを1つと、その理由を簡潔にお書きください。

 P345.
「僕は自分の勝手に作り出した人々や世界をあとに放り出して行ってしまうわけにはいかないんだ。」
サンテグジュペリの星の王子様が飛行士に言った言葉と同じだから。


4)『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を一言でまとめると?

 スキータ・デイビスの歌の歌詞

5)事前に言っておきたいこと(何でもあり)
自分以外の皆様の意見をお聞きするのが楽しみです。
どうぞよろしくお願い致します。

6) 『海辺のカフカ』と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』との つながり、共通点、変化etcは何か?。
不条理(世界の終りと…)と、それを変えようとする強さ(海辺のカフカ)

7)鍋は何がいいか?(2次会参加の方へ)

 白菜鍋
 もう遅いか?
>>[10]

>なぜ、「近藤正臣と中野良子と山崎努」のことを考えることが僕の疲労の描写になるのでしょうか?
>(下巻198ページ9行目)


今日の大発見。

この箇所、村上春樹全集では削除されています。
超ビックリげっそり

もちろん、単なるもれではありません。
章のタイトルも「湖水、パンティー・ストッキング」に変更されています。

つまり、全集で読んだ人は、山崎努他2名のことは頭にないわけです。

なぜだ??


書き込みが遅くなって申し訳ございません。
本日初参加のはらくんと申します。

1、「ハードボイルドワンダーランド」が好きです。
主人公の悲惨ぶりが、好きです。

2、お気に入りのシーンは、二人組に部屋を壊されている時に、一番大切なものを壊されそうになり、「ちょっとまって」と主人公らしくない感じが好きです。
あと、「家系には中間の体型はいないのか?」と言ったところも好きです。

3、皆さんに聞いてみたいことは、ペーパークリップは何か意味があるのですか?ということです。

4、一言でまとめると、静と動

5、事前に一言、皆さんのご意見やご感想を伺いたいです。
特に、どのように感じたか、という感性を伺いたいと思います。

本日はよろしくお願いします。
今日は残念ながら用事があって参加できません。

僕が気になっているのは、ボブディランの歌との関係です。もし時間があったら、作品に出てくるディランの歌について語ってみてください。ディランの歌の英語の歌詞と日本語訳は昨日ヨッシーに渡したので、参考にしてください。

では皆さん、楽しんで! 
>>[31]

えぇ?!マジですか!!
それは気になりますね!
>>[33]

今日はお話出来なくて残念です。。
ディランの詩、気になりますよね。


この作品「唄」と「詩」ってかなり重要だと思うので、メインどころの曲の詩のリンクを集めてみました♪

The End of the World
英詩
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=38581
和訳
http://d.hatena.ne.jp/threeleaves/20120121/1327146287

ダニー・ボーイ
http://eigouta.com/lyrics/DannyBoy.html

ペチカ
http://www.worldfolksong.com/songbook/japan/pechka.htm

ホワイト・クリスマス
http://www.eigo21.com/03/pops/zz17.htm

ティーチ・ミー・トゥナイト
http://blog.goo.ne.jp/wakorie/e/372ffcd00007a09ea8954c33ea0f69e3
ちなみにこのブログで触れられているエロル・ガーナーの「コンサート・バイ・ザ・シー」は、「タイランド」のさつきの父親の愛聴盤です(文庫124p)。確か他の春樹作品でも出てきた気がします。

A Hard Rain's A-Gonna Fall(激しい雨)
http://blog.hix05.com/blog/2009/10/-a-hard-rains-a-gonna-fall.html
※大江さん矢印(右)ヨッシーさんの歌詞があるので不要かとも思いますが、待ちきれない方、移動中にでもご覧ください(笑)


それでは皆様、今日は楽しみましょう♪

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