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アルチュール・ランボーコミュの谷間に眠る者

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緑あふれる谷間がある。
小川は歌うように流れ、
草には銀色の光が無邪気にきらめいている。
誇り高い山から射す太陽が谷を照らし、
光が泡立つように満ちている。
若い兵士がいる。
口を少し開け、帽子もかぶらず、
青いクレソンに首を浸すようにして眠っている。
雲の下、草の上に身を横たえ、
光の降り注ぐ緑の寝床で、
青白い顔のまま眠っている。
足元にはグラジオラス。
病気の子どもが微笑むような穏やかな笑みを浮かべ、
静かな眠りについている。
自然よ、あたたかく揺りかごのように包んであげてほしい。
彼は寒いのだから。
花の香りにも鼻は震えず、
太陽の光の中、
胸に手を置いたまま静かに眠っている。
その右脇には、赤い二つの穴があった。

この詩の美しさは、最初の13行まで読むと、自然の中で若い兵士が穏やかに昼寝をしている情景にしか見えません。
しかし、最後の一行、
"Il a deux trous rouges au côté droit."
(彼の右脇には、赤い二つの穴があった。)

によって、読者は初めて彼が銃弾を受けて亡くなっていることに気づきます。

光に満ちた穏やかな自然のなかで、それまでの「眠り」という表現が、実は「死」を意味していたことがわかり、美しい自然と戦争の残酷さの対比が強烈な余韻を残す。

19世紀フランス文学を代表する詩の一つであり、2018年、France Culture が行ったアンケート「フランス人がいまでも暗唱できる詩」で第3位に選ばれた。

ランボーが16歳頃に書いた作品としても知られています。


【原文】Le Dormeur du Val
C'est un trou de verdure où chante une rivière Accrochant follement aux herbes des haillons D'argent ; où le soleil, de la montagne fière, Luit : c'est un petit val qui mousse de rayons. Un soldat jeune, bouche ouverte, tête nue, Et la nuque baignant dans le frais cresson bleu, Dort ; il est étendu dans l'herbe, sous la nue, Pâle dans son lit vert où la lumière pleut. Les pieds dans les glaïeuls, il dort. Souriant comme Sourirait un enfant malade, il fait un somme : Nature, berce-le chaudement : il a froid. Les parfums ne font pas frissonner sa narine ; Il dort dans le soleil, la main sur sa poitrine Tranquille. Il a deux trous rouges au côté droit. Arthur Rimbaud

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