賢者への道コミュの１分間給

１分間の給料!!

社員やパート･アルバイトに関わらず、
毎月給料をもらっていることでしょう。

毎月、給料と一緒に渡される給料明細書には、
一般的に総額の給料が記入されているものですが、
ある成長企業の給与明細書には総額とともに
１分間あたりの給料が記されています。

この会社によると、
社員に１分間の大切さを認識してもらい、
時間効率よく働いてもらうためだといいます。

生産効率をあらわす指標に人事生産性があります。
人事生産性とは、総労働時間１時間あたりの粗利益高のことで、
粗利益高を総労働時間で割って求めます。
算式は次の通りです。

人時生産性＝粗利益高÷総労働時間
人時生産性：Gross Profit per man hour

人時（ニンジと読む）とは、
ある特定の期間（１日、１週間、１ヶ月など）における
総労働時間、延労働時間のことである。

あるコンビニエンス・ストアで５０人時というと、
１日で５０時間の総労働時間という意味である。
１日の粗利益高が２０万円であれば、
人時生産性は４０００円である。

一般に、適正労働分配率は５０％以下といわれることから、
この場合の時間あたり人件費は２０００円以下でなければならない。
このように、人時生産性とは、
１時間あたりいくらの粗利益を稼ぐかという指標であり、
適正利益を確保するための人件費の支払い能力を示すものである。

このように１時間当たりの労働生産性が大切なわけですが、
社員の勤務時間は労働基準法に則ってほぼ一定です。
その差は大差ありません。

その限られた時間を有効に
活用するかどうかで店や会社の
成否は分かれるといっても過言ではないのです。

ビジネスの競争は働く人たちの時間活用競争でもあるのです。
いかに働く人たちの時間効率を高めるかということですが、
そのためには１分間当たりの時間価値を知ることが必要なのです。

たとえば、月給60万円の人は１分間給は50円。
〔50円＝600,000円÷25日÷8時間÷60分〕
時間給1500円の派遣会社の人は25円。
時給900円のパート･アルバイトの方は15円である。

1分間給50円の人がタバコを５分間ふかしていたら
250円のムダをしていることになりますし、
1分間給25円の方が２人で10分間雑談をしていると
500円のロスということになります。

私たちも、
自分の１分間の給料を計算して、
時間をムダにしないで時間効率を上げる
働きをするようにしたいものです。

タバコを吸ったり、
雑談することで気分転換が出来、
集中力が増して生産性が上がることもありますので、
各自で時間効率を上げる方法を考えましょう。

貴方の生産効率を上げる方法は何でしょうか？