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マーケティング庵過去の研究会コミュの2007年研究会の記録

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わーい(嬉しい顔)2007年わーい(嬉しい顔)
第24回:2007年 1月20日(土) 2007年流行予測
第25回:2007年 4月14日(土) 高級スィーツ
第26回:2007年 7月14日(土) ドーナツ市場
第27回:2007年 9月22日(土) ご当地グルメ
第28回:2007年11月23日(祝) 食のデリバリー


コメント(13)

わーい(嬉しい顔)第24回マーケティング庵議事録わーい(嬉しい顔)

日時:2007年1月20日(土)17:30〜21:30
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:曇り一時雨
参加者:9名(男性7名、女性2名)
テーマ:2007年流行予測
二次会:なし(新年会中止)

〜今回の進行のポイント〜
昨年の同時期に同じタイトルで「流行予測(2006年)」を実施しました。(詳細は過去の議事録を参照してください。)そこで、2006年を振り返り、昨年予測したことが結果的にどうだったのか?
また、今年はどうなるのかという観点で、話を進めてみました。

(1)携帯電話
―2006年はどうだった?―
?地上デジタル放送ワンセグ対応
 各社プロモーション費用あまりかけていなかったのでは?
周りの人にも持っている人少ない。
確かに画面はいいが、話題の割にはいまいちだったのでは?
原因
・バッテリーが心配
・TVが面白くないから。TV離れが進んでいるから。(←これが最大の原因!)

?ナンバーポータビリティ
予想通りAuのひとり勝ちだが、変更した人は予想より意外に少なかったのでは?
変更しているのは、中高年層が中心。
→子供がauなので、家族割りで安く使いたいので、docomoからauに変更するというパターンが多かった。
若年層で変更した人は少ない。
変更手数料がかかるから?→これは理由ではない。
→変更しても電話番号は変わらないが、アドレスは変わってしまう。
若年層は通話よりメールの方が圧倒的に使用頻度高く、普段メールでやり取りをしている人数も何十人にも及ぶ。よってアドレスが変更してしまうと、非常に面倒。

―2007年はどうなる?−
今年はPDAがくる
ipodと携帯…podフォン
バッテリー持つかがネック。

お財布携帯は?
→リスクがあるからどこまで普及するか?
BKの審査厳しいから安心ではあるが、大きくは普及しないのでは?


(2)ファッションカラー
―2006年はどうだった?−
昨年は予想通り白!

―2007年はどうなる?−
今年は光物!きらきら系

ファッション傾向 
かなり多様化しているので、つかみづらくなってきている
でも今年はかなり変わるはず?
具体的には??(これといった話が出ませんでした)
(続き)
(3)スポーツ
a)観戦(見るスポーツ)
2006年は、
・トリノ冬季オリンピック(2月)
・ワールドベースボールクラシック(3月)
・サッカーワールドカップ(6月)
 日本人選手がどの位活躍するかで、経済効果が大きく変わる!
トリノ、ベースボールでわっと盛り上がり、ワールドカップで一気に失望??
→まさにその通りになった!
でも、サッカーはW杯後、オシムが代表監督に就任。前監督ジーコより評判がいい。新たな代表に期待!サッカー人気は決して下がらない。

Jリーグ…2006年はレッズのひとり勝ち!
国内選手中心の代表チーム→Jリーグの人気に拍車。
今年はJ2から昇格したチームが活躍すればさらに盛り上がる。カズの所属する横浜FC、三浦厚の所属するヴィッセル神戸。柏レイソル。
でも2007年は経営的に何チームが勝ち組になるか??

プロ野球…2006年はワールドベースボールで優勝した割には、人気はいまいち?今年はさらに人気下降?巨人の低迷。阪神と巨人が逆転。今の巨人は昔の阪神。巨人が優勝争いしないと活性化しない。某TV局は巨人戦の放送取りやめ?
今年はパリーグの方が面白い。

野球人気の低迷の原因
野球は平均2時間半と試合時間が長い!今の若い人は飽きっぽいので飽きてくる。
地域との密着度がサッカーより薄い。
サッカーの方が面白い。スタジアムの独特の雰囲気。選手とサポーターとの一体感。

ボクシング…2006年は亀田で落ちた?今年はどうなるか?

2007年はバスケのスーパーリーグが設立される。
バスケ人気がどこまで盛り上がるか?
各チームが地域とどれだけ密着できるかがキーポイント!
地域性がないとリーグ全体が盛り上がらない。

今年の大きなスポーツイベント…世界陸上
  どれだけマーケットとして成り立つか?

スポーツマーケットは拡大傾向
スポーツ選手をどれだけマーケティングに結び付けられるか?

b)doスポーツ(やるスポーツ)
2006年は、
サッカー、フットサルさらに過熱!
女性のフットサル人口も増加
→確かに過熱。モー娘のフットルチームのような芸能人の参加により拍車がかかった。
2007年は、まだまだ過熱するだろう。
女性の参加によるフットサルのファッション化→いまいちセンスなし!
でも女性の参加者はファッション的なものより、ベッカムなど有名選手のユニフォームの方が着たがるのでは?
サッカーグッズは女性的なものを作りづらい?

ダンス
ハワイアン…確かに2006年は流行った。
サルサ…2006年下火に
今年はベリーダンスが流行る。やりたがっている若い女性が多くなってきている。

ウォーキング…高齢者だけでなく若年層にも受け入れられつつある。
今年はゴルフも流行るだろう。

2007年はコミュニケーションの1つの手段としてのスポーツと、シリアスな方向のスポーツの二極分化が進むだろう。

(4)癒し
―2006年はどうだった?−
岩盤欲、デトックス確かに流行った!今年もまだまだいける。

―2007年はどうなる?−
塩が注目される。岩盤と違って細菌が出ない。
足湯が流行る。
スピリチュアル系…かなり広まりつつある
最近うつにかかる人多い→癒し必要。心のデトックスが流行る。

代替医療…現在の生活で薬の取りすぎに気がつき始めた。薬を取らずに病気を治す治療法が注目される。

(5)食
―2006年はどうだった?−
カレー…前年に引き続きスープカレーが流行った。
味噌がきた!
―2007年はどうなる?−
今年は火鍋がくる
そばもくるのでは?
(あまりぱっとした意見がでず…)
(続き)
(6)コミュニケーション
―2006年はどうだった?−
グーグル…→確かに来た!グーグルのサービス多種出てきた。
2007年はさらに過熱するだろう。
自作HPが見直される…仮想性の高い、自己主張をもったもの→まだこない!今年も来ないだろう!
ブログ、SNS…さらに加熱!→mixiの上場もあり確かに過熱

―2007年はどうなる?−
SNS…実情はいきづまってきた
mixi…登録者急増で荒らしも多くなってきている
Second Lifeのような新しい領域が来る
BOX…ブロクを開発した会社。mixiは内側へのコミュニケーション。BOXは内側にも外側にも発信できる。今年くるだろう。

スカイプが今年どうなるか?
携帯を使ったコミュニケーションが注目

(7)街
―2006年はどうだった?−
表参道…表参道ヒルズオープン→確かに注目された
アキバ…ヨドバシアキバのオープン。街が変わった。
アキバ系、萌え系まだまだ健在。今年も元気だろう!
池袋乙女ロード…思ったほど大きく盛り上がらない?アキバが強すぎ?

―2007年はどうなる?−
東京ミッドタウン。六本木はアート色が強くなる。
横浜開港150周年。何かやるか?

〜その他、今年是非注目したいこと!!〜
(8)Eコマース
Web2.0が一緒に乗っかってくる
直接販売。
お友達販売が増加。
→流通革命
中間流通をやっている人→大きな痛手!
軸足がWebの方に傾きかけている
将来的に特徴のある店しか残らないのでは?
物流と決済の問題がある

(9)レジ袋の有料化
→女性向けのおしゃれなレジ袋が出てくる!

まとめ
―2006年のキーポイントー
手軽にできるもの
わかりやすいもの
癒し(+アルファが必要)
本物志向
→これらは大体当たっていた

―2007年のキーポイントー
モノが売れなくなった→付加価値をつけて高級化、カスタマイズ化していく。
単価を下げて売ることは相当大変。やらない方がいい!

2006年のあった本物志向は今年も続く
カスタマイズ志向
信用できるもの
ちょっと贅沢なもの
例)発泡酒じゃなくてビール…今年はビールが大きく変わる

誰かを助ける
これを買えば誰かが助かる。例)どこどこの国の被災者が助かる

携帯電話アートサッカー野球バスケットボール走る人いい気分(温泉)レストランパソコン夜携帯電話アートサッカー野球バスケットボール走る人いい気分(温泉)レストランパソコン夜
わーい(嬉しい顔)第25回マーケティング庵議事録わーい(嬉しい顔)

日時:2007年4月14日(土)18:00〜21:30
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:晴れ
参加者:6名(男性3名、女性3名)
テーマ:高級スイーツ
二次会:なし

1.持ち寄られたスイーツ達(高級スイーツばかりではありませんが)
パスカル チョコレート(左の写真)
GODIVA チョコレートアイス
イレール ボントンのケーキ(エスプリジャスミンとエスプリグレープ、ペーシュベルガモット)(中央の写真)
Takatoraのパンダチョコとシュークリーム(中央の写真)
Mochi cream(右の写真の中央辺りに盛り付けられているもの)

2.高級スイーツ店出店の要因
景気が回復しそれに合わせて、スイーツの高級化。
百貨店等店舗改装が目白し。(恵比寿アトレ、新宿伊勢丹、新宿高島屋など)
店舗改装時にスイーツ高級店の誘致。(海外ブランドの日本初出店もある)
東京ミッドタウンがオープン。
「パティスリー サダハル アオキ パリ」
「トシ・ヨロイズカ」
「ジャン=ポール エヴァン」
等スイーツ高級店が出店。
スイーツは百貨店等大型商業施設には不可欠。スイーツで客を呼ぶ。

3.高級スイーツを購入するシーン
衝動買い。たまたまそこに売っていたから買う。
ホームパーティー等差し入れとして友人に買っていく。
自分にごほうび。
→ちょっとした贅沢。非日常性。

4.高級スイーツあれこれ
世界でのグルメチョコレートの1年間の売り上げ…1900億円
1人当たり世界で最もチョコレートを消費する国…イタリア(1人当たり年間4.5kg)
海外でも高級チョコレートは売れている
 ミラノ グイドゴビーノ チョコラティエ
パリなど海外でも高級化は進んでいる。

高級チョコレートは価格が高騰化している。
チョコレートのみならず今値段が高いものは手作りのもの。

ネットでも高級スイーツ販売。
ネットで売れるスイーツ
・ある程度高いものでないと売れない。非日常性のもの。
・ここでしか手に入らないもの。

スイーツとワインを出す店が青山にある…かなり値段は高い
→スイーツだけでなく、スイーツと何かを組み合わせて出す。

一斤数千円のパン(スイーツではありませんが)
→味的には普通のパンとどこが違うのか疑問?
高級なものには、普通の値段のものと大差がないものもある。

キルフェボン
カップルで来店してイートイン。
休日に中高年層がテイクアウトして自宅で食べる。
おしゃれ感覚が高いので、若い人の来店が比較的多い。

5.高級スイーツの今後の展開
高級スイーツはこれからまだままいける
スイーツはファッション化が必要になってきている。
→ファッションに強い会社とのコラボはどうだろう?
和食で高級スイーツをやったらいけるのでは?
健康ブームから野菜のスイーツ。
必ずしも高級ではないが、最近玄米スイーツで出てきているが、これはかなりいける。もっと仕掛けた方がいいのでは?

(※尚、議事録には記載しませんが、会は高級スイーツだけでなくスイーツ全体のグルメ情報、どこどこの店の○○がうまい、この店は知名度の割にはあまりうまくないなどなど、話題豊富なグルメの会になりました。(汗))

ショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキショートケーキ
わーい(嬉しい顔)第26回マーケティング庵議事録わーい(嬉しい顔)

日時:2007年7月14日(土)17:30〜21:00
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:雨(台風接近!)
参加者:10名(男性6名、女性4名)
テーマ:ドーナツ市場
二次会:LA BOHEME
        
1.日本の主なドーナツ企業
1)ミスタードーナツ
日本での1号店は1971年大阪府箕面市。
ダスキンが運営。ダスキンはフランチャイズを日本で1番最初に仕掛けた企業。
ダンキンドーナツが1998年に撤退してからは、日本で唯一のナショナルドーナツチェーン。
ところが、2002年以降品質管理問題疑惑が発覚!
2002年5月:肉まんの違法食品添加物混入
2004年4月:ポテトクリームスープに虫が混入
2004年6月:中華粥に蛾が混入
2007年1月:もちもちくるみに異物混入
ブランドイメージ低下。売り上げがダウンし、厳しい経営状況に陥った。
2006年(昨年)3月時点の国内店舗数1303店(うち直営店72店)。

それを払拭するために、2007年4月に新業態店舗大人のミスド「andonand(アンドナンド)」を渋谷C.C.レモンホール近くの公園通り沿いにオープン。
今年中に都内周辺で6店舗出店を目標。
店名の由来は、and=そして、dona=ラテン語でドーナツ、nando=何度でも、足を運びたくなる場所。
メニューはプレミアムドーナツ各250円。クラシックドーナツ各180円。スティック各180円。惣菜パイ各300円。
コーヒーは、非営利環境保護団体「レインフォレストアライアンス」認証のもの。
客席数は100席でテラス席もある。白と木目が基調。
デザインコンセプトは「都会の真ん中にリゾートハウスのような」

参考)現在アメリカ国内では、創業者同士が親族関係にあるダンキンドーナツに買収され、ミスタードーナツブランドでの店舗営業は行っていない。

2)ドーナッツプラント
ニューヨークのドーナッツ店。
厳選された自然素材を使用、合成添加物と卵は不使用で、ハンドメイドで仕上げている。
2004年に日本進出。
店舗は白金台店、自由が丘店をはじめ、大手町ビル店、新宿南口店(JR駅構内)、新宿三越アルコット店、アトレ恵比寿店、エキュート品川店、日テレプラザ店、クイーンズ伊勢丹横浜店など、DEAN&DELUCAでも販売している。
メニューはドーナツのほかベーグルも販売。
ドーナツの価格帯は240〜420円でやや高め。
7月はトロピカルフェアで限定商品を投入。
オリジナルトートバッグや3周年記念Tシャツの販売。
スターバックスとのコラボレーションドーナッツを首都圏のスタバの店舗で販売。

3)クリスピークリームドーナツ
アメリカの老舗ドーナツチェーン。
2006年12月に新宿南口サザンテラスに日本1号店。(現在もこの1店のみ)
クリスピークリームドーナツジャパンが経営。
ドーナツは15種類。
人気商品はオリジナル・グレーズド
店内には店の外からドーナツが作られる工程を見ることができる機械が設置されている。
今後、5年間で30〜50店舗の出店を計画。
(続き)
2.持ち寄られたドーナツ達
クリスピークリームドーナツ 
 クラシック アソート ダズン(12種類ボックス) 1700円

アンドナンド 
 プレミアム黒糖 250円 
 プレミアムミックスベリー 250円
 プレミアムリッチチョコレート 250円
 クラシックシナモン 180円
 クラシックレモンティー 180円

ドーナッツプラント 
 ケーキドーナッツ4個入り 1030円
 ブラッドオレンジ&レモン 330円
 ココナッツ&パインマンゴージャム 420円
 ヴァローナチョコ&カシスジャム 390円
 ブラックアウト  280円
 ラズベリーシュガー 240円
 カシューナッツチョコ 270円
 シナモンレーズン&オレンジ&ウォールナッツベーグル 240円

3.試食time!
1)見た目でどれが美味しそうに見えるか?
 アンドナンド プレミアムミックスベリー
  →色がピンクで美味しそう。
 ドーナッツプラント ヴェローナチョコ&カシスジャム
  →ドーナツの形が四角なのでちょっと気になる。
   チョコがかかっていて美味しそう。
 クリスピークリームドーナツ オリジナル グレーズド
  →シンプルなドーナツという感じだし、クリスピーの人気商品なので食べてみたい。

2)試食しての感想
・最も美味しかったもの
 ドーナッツプラント ヴェローナチョコ&カシスジャム
  味がしっかりしている。チョコとのバランスがいい。値段が高いだけある。
 ドーナッツプラント ココナッツ&パインマンゴージャム
  ジャムの味がインパクトあり。夏らしい味。

・クリスピークリームドーナツ
 食感が他のドーナツと違う。ふわっとした食感。
 小麦の味がしない。パン好きの人は好まないかもしれない。
 甘い。砂糖の味が強い。アメリカのものという感じがする。
 軽く食べられる。甘さが少なければいくつでも食べられる感じがする。
 クリスピーの中では、オリジナル グレーズドが最も美味しい。
 →クリスピーは甘さが強いのでシンプルなものが美味しく感じる。

 ※全体的に見た目と実際の味が一致したものが多かった。
(続き)
4.試食後のドーナツ市場フリートーク
1)ドーナッツプラント
ブランディングがきちんとできているようだ
値段は高いが、自然素材を使い味がしっかりしている
チョコ&カシスジャムのような組み合わが面白い
袋にプリントされている目玉オヤジ風のロゴが印象的(笑)
でも店作りは少々疑問を感じる
→新宿南口のテイクアウトの店に行ったのだが、ドーナッツの入ったショーケースが低い位置にあり、かつショーケースの中が暗い。ドーナツがとても美味しそうに見えない。なぜあんな作りにしているのだろう。

2)クリスピークリームドーナツ
食感が他のドーナツと全く違い、ふわっとした食感。→人気があるのはわかる。
行列を作らせる仕掛け。オープンから半年以上たっているのに未だに行列は絶えない。平均1時間半〜2時間待ち。
立地が新宿のサザンテラスというちょっとおしゃれな場所。
行列は、店の前からサザンテラスと高島屋・ハンズとをつなぐ橋に連なっているが、橋のスペースが広いので、通行人の邪魔にならない。
せっかく長時間並んだのだから、沢山買おうという心理になる。そこに店員が12個入りのボックス購入の勧め。待ち時間も少々短くなる。
12個入りのボックスが宅配ピザ風でインパクトある→宣伝効果抜群。
→目の前で客がボックスを持って店を出て行く姿を見ると、自分もボックスで2箱、3箱と買いたくなる→客単価を上げる効果。
行列から店内でドーナツを作っている風景が見られる。
待っている間に店員が作りたてのドーナツを1つ試食させている。作りたての味と持ち帰ってから食べる味とは全く違う。前者の方が格段においしい→これは非常にいい仕掛け!

この行例の仕掛けは東京でないと出来ないだろう。もともと並ぶ文化がない大阪に出店したら果たしてどうだろうか?

3)ミスド
・今年渋谷にオープンしたアンドナンド
店内は確かにこれまでのミスドと違い、ちょっとおしゃれで女性を意識した店舗デザインなところは評価できる。
でも、この位が当たり前で今までのミスドの店舗が汚いイメージ、古臭い店作りであったのではないか。
渋谷というエリアはいいが、店舗の立地がよくない。
半地下で、通りから店の位置がわかりづらい。
空いている時が多い。
高級化をうたっているのであれば、ドーナツの大きさは通常より大きいサイズ(プレミアムドーナツ)にするのではなく、小さいサイズにすべき。後者の方が高級感がある。
ドーナツ自体の味にしても、クリスピーのような決定的な差別化にはいたっていない。
これまでのミスドの人気定番商品のような位置づけまでには、なりづらいのでは?

ミスドは苦しい経営を打破するために、新業態としてアンドナンドを仕掛けたが、もっと大きく進化させないと、効果はないかもしれない。
中途半端な印象を受ける。

5.ドーナツ市場の今後の展開
ドーナツ市場はこれまで閉鎖的な市場。
例えば同じファーストフードでもバーガー市場は、マック、モス、ロッテリア、最近日本に最上陸したバーキンなどなど巨大企業が多く競争も激しいが、ドーナツ市場は日本では参入企業が少ない。なぜだろう?
バーガーのように食事代わりにはならないし、スイーツからは少々ずれる。
ファーストフードではあるが、その位置付けが難しいのか?
市場規模から大きな成長が望めないのか?
だから進化もできていない?
ミスドは日本で唯一のナショナルドーナツチェーンであった。(国内で1000店以上)
不祥事から売り上げダウン→アンドアンドで心機一転、でも効果は不十分では?→ますます苦しい経営状況?→大胆な進化が急務。
そこへドーナッツプラント、クリスピークリームドーナツの進出。
今後市場シュアが大きく動く可能性あり。
クリスピーは現在新宿に1店のみだが、今後の出店が楽しみ。どこに出店するのだろう?
行列を作る仕掛けは続けた方がいい。

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン
わーい(嬉しい顔)第27回マーケティング庵議事録わーい(嬉しい顔)

日時:2007年9月22日(土)17:20〜21:00
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:晴れ 暑い
参加者:10名(男6名、女性4名)
テーマ:ご当地グルメ
二次会:PRONTO
三次会:Bar Tube
        
ゲスト:伊藤淳子さん
農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員で、地域の産物をプロデュース。
A-girl代表取締役社長
http://www.a-girl.co.jp/
  
1.町おこしの問題点
最近、ご当地グルメで町おこしを企画する地方の町が増えている。
グルメ雑誌等で紹介、ネットを通しての通販、百貨店などでの特設売り場、「新宿みやざき館」のようなアンテナショップなど、いたるところにそれを見ることができる。
ところが、その企画は必ずしも成功するとは限らない。

?都会の人が企画したものと、地元(地方の町)の人が考えていることは一致しない
これが町おこしの難しさ!
・町おこしには、都会のコンサルタント会社が入ることが多いが、地方の人はコンサルの方に一方的に進められて、何が何だがわからないうちに終わること多く、何も残らない。
・東京など都会のコンサルの会社が、地方で町おこしを仕掛けようとしても、東京の感覚は全く通用しない。
・よそ者を受け入れるには、地方は時間がかかる。
まずは地元の人と飲んで信頼関係を築かなければ、ミーティングでも意見は出てこない。
・逆に地方の人が企画したものが、都会で受け入れられないことも多々ある。
(参考)
松本のそば祭り
全国各地のそばが出店。
地元松本の人は他のエリアのそばを食べたい。
ところが、他のエリアから来た来場者は松本に来たのだから松本のそばを食べたい。
→遠方からの来場者からは不評だった。

?地方で町おこしを起こしても、8割以上の町が売る気がない。
・高齢の方が多く、何をしていいのかわからない。
・マーケティングを全く知らない
・他の町がどういう町おこしをやっているか、町おこしの為にどういう商品を作っているか知らない。

2.ご当地グルメ成功事例
?秋田の超神ネイガー(グルメではありませんが)
海を、山を、秋田を守る。 秋田発・地産地消ヒーロー

?山形県のシベール
工場を作って会社経営して計画的に生産販売している

?長野県おやき
ワーキングスタイルとして成功例
おばあちゃん達が作っている
3交代勤務
 昼寝スペースがあっていつでも休める
 無理して仕事をするのではなく、ハッピーな気持ちで仕事をしてもらう

?八戸せんべい汁
 地元の有志が集まり町おこし
 八戸せんべい汁研究所があり、ネット上などで広めている。
 B級グルメで対抗したい。
 歌まで出来ている。公式応援ソング トリオ ザ ポンチョス
 地元の人に知られている。
 スポンサーがついていない。
 八戸市職員も参加。

?宮崎県綾町の野菜
 自然生態系農業
 土壌の研究をしている
 ブランディングがよくできている

3.ご当地グルメの成功の秘訣
?30代位の人が中心になって企画する
 この年代の人が中心になり企画したものに成功事例多い。
 高齢者が中心であったり、会社としてやるとあまりいいものが出来ないことが多い。
 でも逆に…
 中途半端なプロが仕掛けるものは失敗例が多い
 パッケージダメ!商品ダメ!値段ダメ!価格ダメ!どれも中途半端で購買につながらない。

?ネットを利用する
 30代位の人はネットを上手に使える人が多い。高齢者には出来る人少ない。
 20年前は一流でないとダメという風潮があったが、今は一流でなくても受け入れてもらえる。
 →B級グルメ
 地産ものが成功しているのは、ネットが大きい。

?リピーターになってもらう
 地方の人は市場が拡大しなくてもいい。
 バーンと一気に売れて、人気がなくなれば一気に終わるのは望まない。
 常時購入してくれる人がある程度いてくれればいい。
 例)大手百貨店で売れば1日で完売できるものを1ヶ月かけて売る。
   常時毎月売れる方が望ましい
   →購入者にリピーターになってもらわないと、また口コミで広まらないと成功しない。
(続き)
4.成功によるマイナス要因
・青森おからこんにゃく
 青森のあるおばちゃんが、おからこんにゃくをつくった
 売り始めた当時は、趣味みたいにちょこっと作るだけでよかった。
 ところが口コミで評判が広まり、売り上げ急上昇
 生産も追いつかなくなり、忙しくなった。
 やがて、会社を起こして工場をつくって、売り上げ、利益を常にあげなくてはならなくなった。
 →おばあちゃん、もともとは会社なんか作って大きくしたくなかった。
 暇なときに趣味の延長で作りたかった。
 これでいいのか悩んでいる。

 作るのが疲れたら今日は営業終わり
 材料がなくなったら終わり
 そういうスタイルで作っている人も多い。無理にやろうとしない。

 北海道のロイズ、六花亭
 →その地域しか店舗出さない→規模抑える
 白い○人
 →どこでも購入できる→大きくなりすぎ。だから無理がある。

5.ご当地ものの今後の提言
?年や季節によって味が変化するが当たり前とする
 例)手作りのミソ
 一般のミソはこうじ菌を殺しているが、手作りのミソは殺していない
 非常に美味しい。一般のミソがまずく感じる。
 でもこうじ菌が生きていると味が変わる。
  ↓
 味は常に一定でないと商品ブランドとして成り立たないという風潮がある
 地域の特産物は年や季節によって味が違うもの
 それをいつでも同じ味になっていること自体おかしい
 味が変わることを当たり前としていかないと本当においしもの、いいものを提供できない。

?女性の視点で企画する
 地域でおいしいものをつくるには、女性の力が必要
 町おこしは男性がプロデュースすることが多いが、実は女性が女性特有の目線で起こした方が、成功しやすい。
 女性が田舎に里帰りして、お土産として持ち帰ったものにいけるものが多い。

?30代位の若い人が中心になって企画する
 3.?参照

?ファンみたいな人が支える地域ブランド
 仕掛ける側より購買者がその商品のリピーターになってもらい、長年のファンとして広めてもらう。

?心の田舎つくり
 東京居住者は田舎がない人が多い。→心の田舎つくり

?プロモーションをしっかりと考える
 これから地域でものをつくるには、ものを作るだけでなく、プロモーションをどうやってやるかがポイント!

?ご当地ものは作る人のライフスタイルに合わせて生産する
 売れるからといって大規模化すると、「4」のように逆にうまくいかなくなることがある。


レストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストランレストラン
今回の「ご当地グルメ」の会は、うまく議事録をまとめることが出来ませんでした。ふらふら
すみません。。
何か不足点や誤りがあればご指摘ください。

また、お忙しい中ゲストとして参加され、貴重なお話を頂いたA-Girlの伊藤淳子さんには、改めて御礼を申し上げます。
わーい(嬉しい顔)第28回マーケティング庵議事録わーい(嬉しい顔)

日時:2007年11月23日(祝)17:00〜20:40
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:晴れ 
参加者:9名(男性7名、女性2名)
テーマ:食のデリバリー
二次会:渋谷のかなりはずれのBarだったけど店名忘れました
        
1.食のデリバリーのオーダー方法
(1)ちらしからオーダー
・ポストイン
・新聞の折り込み
 ピザ、カレー、弁当屋、すし屋、街中の中華屋やそば屋が多い。

(2)ネットからオーダー
?出前館
17種類ある
本日中にデリバリーしてくれるものと翌日以降のものがある
ピザが多い→需要が多いからか?
支払い方法…代金引換
       カード支払い(2割位は可能)
       請求書払い(3割位は可能)
会員登録が必要(結構面倒な手続き)
渋谷でオーダーするので、当然渋谷近辺の店から届けてくれる
オーダーしてから届くまでの時間が表示されている
当日の17:30時点で時間の最も短い店…手づくり弁当屋 30分位
          時間の最も長い店…みかさ 120分
弁当屋→オーダーするとドリンク1本等サービスがつく店もある
ありそうで意外に出店していないジャンル…パン屋

?楽天サービス
食事以外のものはあまりなし
オーダーしてから届くまでの時間が表示されている

両者とも
 客との間でトラブルがあると除外される
 安心が出来ると評判

2.オーダーしてみる!
検証
・オーダーから届くまでの時間
・ネットと電話両方でオーダーして、ブッキングの確認の連絡があるか

?代官山のサルバトーレ(ピザ)
ちらしから電話で17:25にオーダー。店に直接つながる。
オーダーしたもの:マリナーラNo.1 2200円
17:49に届いた。電話では40分かかると言われたが24分で届いた。
17:20頃、同時に出前館からサルバトーレに注文。
→トラブル発生!!サーバーからはじかれてしまい、注文できない!!検証失敗!!
専門家が原因を調査。
→結果、サーバーは落ちていない。
注文の上限を超えている。
単位時間の発注件数が決まっているようだ。
3連休の初日の夕方なので注文が殺到している。
ネットでオーダーすると、店側にはファックスで注文が届く。
試食
 うまい
 意外とやわらかい
 世界大会で受賞されたピザなので、他の宅配ピザ屋のものとは味が明らかに違う。

?越後釜めし茶屋
ちらしから電話で17:43にオーダー。店に直接つながる。
オーダーしたもの:うなぎ釜飯 990円
          炊き込みピラフ風海鮮釜めし 780円
※ちらしには2000円以上からという条件が書かれていたが、未満でも注文可能だった。
50〜60分位かかると言われた→12分オーバーの18:55に到着。
釜は翌日に回収に来てくれる。
こちらも出前館で注文を試みたが、同様に失敗。
試食
 ごはんがやわらかい
 うまい
 お吸い物とおしんこがついてくる

?ドミノピザ
18:25 ちらしから電話でオーダー
オーダーしたもの:チーズリストランテMサイズ 3000円
オーダーするとドミノオリジナルカッターがサービスされる。
30分位かかると言われた→30分後の18:55「近くにいます」と電話あり→19:00に到着。
カッターはついていた。
試食
 もちもち
 グラタンを食べているようだ

?萬作のカレー
18:54にちらしから電話でオーダー
オーダーしたもの:エビカレー 925円
          スパイシーホットカレー 925円
30〜40分かかると言われた→24分後の19:18に到着。
上記のカレー計2つを頼んだつもりが、セレクトカレー(2種類のカレーを選べる)1つと間違えられた。
1品からでも注文可能。
高齢者の注文が多いらしい。
試食
 カレーはごく普通の宅配カレー屋の味
 ナンが小さく味がいまいち

?香港ロジ(渋谷センター街の香港料理屋)
「お届けには約39分かかる」とちらしにうたっている(!?)→本当か??
18:48にちらしから電話でオーダー。日本語がいまいちの店員が応対。
オーダーしたもの:焼きビーフン930円
          湯葉野菜炒め970円
45分位かかると言われた(39分ではない!)→19:27に到着(ちらし通り39分!!!)
試食
 あつあつ
 店でたべる味
 うまい
 デリバリーに飽きたときにいい
(続き)
3.オーダーしての検証結果
・宅配まで最も短い時間:サルバトーレ、萬作のカレー24分
・最も長い時間:越後釜めし茶屋72分(釜飯はもともと時間がかかるので仕方がないか?)
・告知時間よりオーバー:越後釜めし茶屋12分オーバー
              ドミノピザ5分オーバー(到着予定時間に電話あり)
  他の3店は、告知時間より約5分から15分早く到着。
・ネットでの検証はサーバーからはじかれ失敗。

オーダーすると、どこの店もかかる時間を告げてくれる。
ネットにも、同様のことが表示されている。
   ↓
デリバリーは、時間ビジネスということがよくわかる!

4.ちらしの検証
?サルバトーレのちらし
2007年春までのちらし
ピッツァ世界大会で受賞されたことをうたい文句。
ちらしの表には、同店のピザ職人の姿を大きく出している。
他のピザ屋のちらしとは違ったデザイン。
 ↓
2007年夏のちらし
「本場ナポリの味をお子様に」をキャッチに、ピザを全面に出したちらし。
他のピザ屋と同じようなデザイン。
夏休みの子供を狙った戦略か?
 ↓
2007年秋のちらし
「世界に喝采」をキャッチに、世界大会で受賞されたことと、ピザ職人の姿を大きく出したちらし。
→元のコンセプトに戻る。
但し、ピザも夏バージョン程ではないが、比較的大きく描かれている。

?チャナイクイックのちらし
季節を4つではなく3つに分けてちらしを出し、それぞれでメニューを変えている。
2−5月、6−9月、10−1月

?ちらしの形、効果等
昔はA5サイズが支流だったが、今はA4が多い→A4だと印刷が安くつく。
デザインは、非常にインパクトがあるものが少ない傾向。
でも、地域によってデザインの差があるのでは?
すし屋は細長いチラシが多い。なぜだろう?
紙質がいいと取っておくことが多い。
ちらしにクーポンがつくと効果的。
以前は、ちらしは近所のそば屋やラーメン屋がポストインしていたが、最近は折込みちらしが多い。
デリバリーのチェーン店ということを全面にだしているちらしは、以前は清潔感や安心感を訴求できていたが、最近はあまり美味しくないという印象を抱いてしまいがちでは?

5.食のデリバリーの価格
デリバリーするという人件費とバイク等の燃料費がかかるので、果たして採算合うのか?
「越後釜めし茶屋」のように、器を後で回収するのであれば、そこでまた経費がかかる。
→500円位で作れるものをいかに2000円〜3000円位に化けさせるか。
デリバリーピザは2000〜3000円台という価格が受け入れられている。
イートインのピザ屋で類似のピザを頼むと、本来それほどの価格はしないはず。
店舗を構えている店(本来はイートインが中心の店)は、店でイートインできる金額と同じ場合が多い。→街のラーメン屋、そば屋など
ところが、デリバリー専門の店は、決して値ごろ感ではなく、少々高めに設定。
それでも受け入れられているのは、時間的な節約、作る手間が省けるから。
(続き)
6.食のデリバリーの今後の展開
ぐるナビもデリバリーを展開している
デリバリーが検索ビジネスと結びつく。
デリバリーの比較ランキングができると面白いだろう。

デリバリーをオーダーするシーン
 ちらし…自宅が多いのでは?
 ネット…会社が多いのでは?
友達の家でホームパーティー。そこに届けてもらう。
友達と遊びに行く。その遊び場に届けてもらう。
今後、そのようなシーンが多くなってくるのでは?
→モバイルからオーダーできるようになると、デリバリーの需要が広がる。
→決済手段の多様化…電子マネーで決済できると便利。例えば友達5人でオーダー。5人それぞれに決済がくる仕組み。後で計算して友達と割り勘しなくていい。

食のデリバリーで今後取り扱ったらいけそうなもの
 水
 ケーキ
 重たいもの
 料理するのに面倒なもの

逆に難しいもの
 お好み焼きのデリバリー→手がけた店があったが失敗した
 珍しいもの…デリバリーの商圏は狭いので無理だろう

通販で扱っているものをいかにデリバリーでやれるか?(←ポイント電球
両者の明確な定義は今のところない。ここがビジネスの狙い目!
通販では届くまで1週間かかる。これをその日のうちに配達。
エリア、配送、ロット数等様々な問題がある。どこまで可能か?採算合うのか?
商店街の活性化と絡めたビジネスを企画したらいけるのでは?

高齢者化に伴い、高齢者志向のデリバリー
高齢者の配食サービス…安否確認を兼ねている。
デリバリーしながら高齢者とコミュニケーションサービス。
→介護の法的問題をクリアしなければならない。


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