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世界の危険宿・人物&被害情報コミュのイエメン

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2006年 5月
場所 サナア
危険情報 女性の方は気をつけて・・・

新市街にあるManakhah Tourist Hotel(マナハ ツーリスト ホテル)にチェック・イン。
別にこの宿にはなんの文句も無い。
スタッフも普通だったし、部屋も普通に清潔だった。
ただし、チェック・インして、どかっとザックを降ろし、ベッド脇においてあったタンスの引き出しを開けてみる。
すると、日本語で「気をつけろ!泥棒宿だ!盗られた!」と、書いてあった。
疲れていたし他に宿を探す気力も無かったので、とりあえず盗られそうなものは必ず身につけることにした。(て、ほぼいつもそうしているんだけど・・・・)
一応用心のため寝るときは家具をドアの前において寝たっけかな???

さて、上記のことはさておき本題です。
ちょっと用事があって私は何度か自分の部屋を出たり入ったりしていました。
それを何故か隣の部屋の客(現地人の男30代後半?)が見ていました。
自分の部屋に帰るたびに隣の部屋の人が私の様子をじーと見ているので、気持ち悪いなー思った記憶があります。
それから数時間後の夜、私が部屋の電気を消して寝ているときに私の部屋をノックをする音が!
電気が消えていることは、ドアの下にわずかな隙間があるのでわかるはず。
なのに、なんでこんな時間に!
時計を見ると夜の11時半。
サナアではすっかり夜中だ。
ん、もーーーー(怒)と思いながら、そのノックのドアに反応して応対したのは(ドアは開けていない)、その時部屋をシェアしていた大学生の男の子。
彼は体調を崩してお昼間ずっと寝たきりだった。
ノックをしたのは声の主からして昼間に私の様子を見ていた隣人だ。
隣の部屋の男は、ノックして男性が応対したので少し戸惑い気味。


トントントン(ノックの音)
大学生「はい。誰かノックしましたか?」(体調が悪いのと寝入りということで少し機嫌が悪い。)
隣人 「!!!!あ、あー、あー・・・・・、」
大学生「何ですか?」
隣人 「あー、そのー、一緒に牛乳を飲まないか?」
大学生「・・・・・。は?」
隣人 「いや、その、一緒に牛乳を飲まないかと思って・・・」
大学生「ありがとう。要らないよ。おやすみ。」
隣人 「お・おやすみ・・・」


隣人はきっと私が1人でその部屋に泊まっているものだと思って、ノックしてきたと思う。
部屋をシェアしてくれている男の子が応対してくれてよかった。

イスラム圏内での女性の旅行はちょっとキツイものがある。
私は一瞬でノックの音が鳴り止んだが、他のイスラム圏(パキスタン)で、一人旅をしていた女性は一晩中「プリーズ!」とノックされ怖くて寝れなかったという話を聞いた。

女性の皆様気をつけてください。
彼らは多分、きっと、恐らく、いや絶っっっ対に、
餓えています。


それにしても、「 牛乳 」って。
いやー、牛乳は無いやろ!
確かにイスラム圏はお酒はご法度である。
夜中にノックすること事態怪しいけど、お酒飲もうというのももっと怪しまれる原因になる。
だからって、「 牛乳 」は・・・・
もっと、女の子が喜びそうなスイートとか、フルーツとかあるでしょう!!
「 牛乳 」は、はっきり言っていけてないね。

おまけ
イエメンでは女性のお顔を男性が拝見できることはほとんどできない。
(どっかの高級アイスクリーム屋でのみ、男性は女性と同伴で女性部屋で食べることができる。そこはアイス食べるために女性はみんなお顔を出していた。)
イエメンでは、いわゆる出会いってのが皆無である。
唯一女性と出会う機会。
それは嫁を娶る事。(事前に写真くらいは見るのかな?)
私は車をチャーターしてサラーラって町まで行った。
その時のドライバーはお調子者のおじいちゃん。
おじいちゃんの年齢は62歳。
そのおじいちゃんは自慢げに「最近わしゃー結婚したんだよ。」と、つたない英語で言う。
私     「え、最近なん?」
おじいちゃん「わしゃ、2人妻を持っているよ。」(めちゃうれしそう)
私     「1人目の奥さん何歳?」
おじいちゃん「わしと同い年。子供も4人いる。」
私     「ほな、2人目は?」
おじいちゃん(めちゃうれしそうに)「22歳」
私     「・・・・・」
私     「2人目の奥さんは初婚?」
おじいちゃん「もちろん!」(やっぱりめちゃうれしそう。)

私はショックでした。
未亡人の経済的扶助手段としてファーストワイフ以外に娶というのは聞いたことあるけど、実際の現実は違うやん!!
イエメンでは女性が男性を選ぶ権利はほとんどない。
女性にとって結婚は夢という人、きっとイエメン人には沢山いるとおもう。
ほんで、自分の結婚が決まった!やったー!と、喜んでも相手が62歳のおじいちゃんじゃ・・・・・
一人目の妻も、苦労して子供を産んで、育て上げ、さ、これから一緒に老後を過ごしましょって時に、旦那はせっせとためたお金で嫁を娶って、若い嫁にうつつをぬかす。

私はその時はっと思い出した。
サナアで現地人のおじさん(おじいちゃん)が若い娘を連れて歩いている様子を。
あれはひょっとして、娘とか、孫じゃなく、も・もしかして、よ・嫁???

何がまともで、まともじゃないかの判断あるけど、でも、こんなのって幸せじゃないと思う。
幸せなんはおっちゃんだけ。
私は女性として、かなりやりきれない気持ちでおじいちゃんが運転する車に乗った。
乾ききった大地に沈みゆく、真っ赤な夕日がやけに切なかった。


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