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クラシックマジック研究コミュの訃報(トミー・ワンダー師)

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トミー・ワンダー師が、肺がんのため亡くなられました。
享年53才。
以前から体調が優れない事は、島田先生から伺っておりましたが、とうとうその日を迎えてしまいました。
もう、あの名人芸を生で見る事は出来なくなってしまいました。
まだ、死ぬような年齢ではありませんでした。
ただあれだけ煙草を吸っていた方です…、肺がんは仕方がないのかも知れません。
返す返すも残念です。
今思うと、ロザンダとの電撃的和解も、3巻セットのDVDも、こうした事を予期していたのかも知れません…。
私自身は、ワンダー師のレッスンを受け、ミスディレクションやナチュラルにマジックに導く方法を教えてもらいました。そうした考え方がどれだけ役に立ったか!
そうしたマジシャンは私一人ではないでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

コメント(14)

>今思うと、ロザンダとの電撃的和解も、3巻セットのDVDも、
>こうした事を予期していたのかも知れません…。

まさにそう思って見ていました。
まだお若いのに。。。あーあ。しばらくブルーですね。
今夜は彼のDVDを見ながら過ごそうかと思います。
ご冥福をお祈りします。
若すぎる…。去年お会いしたときにはまだあんなに元気だったのに…ご冥福をお祈りします。
 残念ですね。トミーワンダーさんは、尊敬するマジシャンの一人でした。もっと長生きして、すばらしいマジックを演じたり、考えたりしてほしかった。
 昨年SAMの大会で、有名な演技を生で見ることができて幸運でした。
 有名なマジシャンの方がなくなったという話をしばしば聞くようになりました。好きなマジシャンの演技は、多少無理をしてでも生で見ておいたほうがよいかもしれませんね。
急なことで、びっくりしました。心から残念です。私にとっても、尊敬するマジシャンのひとりでした。人の心理をとらえたミスディレクション、そして、演じることに対する考え方など、とても個性的で素敵だと思っていました。昨年実際にレクチャーをうけられた方は、大変な財産になりましたね。ご冥福をお祈りします。
そうですか… 残念です。ご冥福をお祈りします。
すごく残念です。
自分のあこがれの人がなくなってしまうのは本当に悲しいです(T_T)
衝撃。書き込みも落ち着いてきたところで、大事なことを書いておきたいと思う。長くなるが、ご容赦を。

彼のマジックを語る上で重要な点がひとつあり、現象に見られる奇想やその種に見られる奇抜に隠れておそらく誰もが見過ごしているであろうこと、それが、彼は徹頭徹尾人間であろうとしたということである。

本人自身は、フィンジョンの実例を挙げていて、引き続き何かをやろうとするが、できずにいったん客を見て肩をすくめる、という動作に、フィンの人間を見ている。つまり、何でもできる魔法使いではなく、あくまで人間である、という表現を。

もっとわかりやすい例で言えば、フレッドカップスの演技がそれだ。使い古された言葉だが、まさに魔法使いの弟子であり、あくまで人間ががんばって魔法を手がけているという表現であり、間違ってもマリックのように何をやらせても完璧、という表現はとらない。

トミーは、このことを再三著書の中で言っている。日本語になった中にも、次のようなものがある。ニューヨークマジックシンポの日本語版の中に、DVDにもその演技があるデジャリバースについての解説として。このマジックは、2人にカードを引いてもらい、魔法をかけると1枚目が出てきて、引き続き2枚目も、と広げると、間違えて1枚目が出てくる。よくあることだとやり直すと、また1枚目が。真剣に悩んだ上に、じっくり段階を踏んで、また広げると、やはり1枚目が出る。堪忍袋が切れたトミーはこれを引き抜き破き去り、これで大丈夫、とばかり広げると、なんとまた1枚目が出てくる!とすると、破いたカードは…、見事2人目のカードになっている、というマジック。この手順では、都合4回、1枚目をさらしているが、ちょっとした人なら3回に減らしたほうがすっきりするのではないかと考えかねない。トミーはこれに、きっぱりノーをいうのだ。

世に、演劇芝居、映画や娯楽数あれど、どれも金を払って見に行く人で満杯だ。それらは、ついに人間を表現しているからだ。マジックでそのことを考えた人はいるだろうか。3回に減らすようだと、怒り心頭で破く演技ができない。大体何回も、マジックのハンドリングで裏返す動作をする意味がなくなる。人間の感情を表現するためには、4回やる必要があるのだ。
こうしたことを考えていくことで、マジックはもっと見てもらえるものになることを信じる。

さらに、別のマジック、これはトミーの2冊組み本(英語)中にあったもの。ポールハリスの、アルティメットリップオフの改案で、原案では4分の1にちぎった部分をくっつけて見せることはできなかったが、トミーはこれを、4分の3のカードの裏に、色つきのビニールテープで破れ目にはみ出るように準備をしておき、そのはみ出し部に4分の1をくっつける、という解決を準備した。すると、セロテープとかメンディングテープとか、準備部分を見えない素材で準備して、全部復活したとたんによく見せたらしまってしまえばよいではないかとの意見があったらしいが、トミーはそれを否定する。

観客は、全部戻ったという奇跡に、触れたいのだ。種がどうということではない。触れば当然裏のビニールテープに気がついて何かいうだろう。それでいいのだ、「奇跡でも期待してたんですか」といえばよい。
ここではじめて観客は笑う。同時に、マジシャンが人間となるのだ。この瞬間こそ、われわれマジシャンが大事にしなくてはいけないものだ。

今現在、裏トピではウーダン話に関して、本人が理想とするマジシャン像が大事との話が出ていて、それを否定するものではないけれども、果たしてそのことを、例えばトミーほどに掘り下げて考えた人はいただろうか。そして今、人間たるマジシャンは、ほかにいるだろうか。

トミーの訃報を聞いて、真っ先に思ったのはこうしたことだ。われわれは未来に対して責任があるように、過去についてもそうである。未来から見れば、われわれは過去であるから。トミーの意思を、われわれは受け止めることができるだろうか!
仰る通り。。。
この方の演技を見ていると、現象そのものよりも、その脚本の中で
マジシャンがどのように感情を変化させ、その中で翻弄されるか、
という事を非常に大事されている事が良くわかります。
やれ演技だ、やれ芝居だといいつつも、実際、S原氏のご指摘通り、
これほどまでに徹底していた人が見当たりません。
(想定が、等身大の人間であろうと、完璧な超人像であろうと)


幸運な事に、彼の演技はDVDになっており、具体的に
見る事もできます。

ワイルドカード1つ見てもそうですよね。
「趣味の時間」が来て、嬉々としてカードを選ばせる彼。
予定と期待に反して、違ったカードだった時の落胆の表情。
「あれ?このカードじゃないよぉ」と嘆く彼の声。

和気あいあいと彼と過ごす楽しい時間。
愛すべき「人」
まずはじめに、ご冥福をお祈りします。
少しショックから立ち直りました。

世の中にはマジックにたいしてネガティブなイメージを持っている方が結構いらっしゃいます。騙す、騙されるという捉え方。特に日本では公共メディアの挑戦的な色合いが強いからなのか、国民性か、そのような方が多いように思います。
そのことが非常に残念で、もっと楽しいマジックを多くの人に知って欲しいと願っています。

彼のDVDのパフォーマンスのところだけを再編集して、日本語吹き替え(字幕だと演技に集中できないので・・・)にしたものを、誰かL&Lと共同で作成して一般のビデオ屋さんに並べてくれないかなぁ。。。
マジックの本当の楽しさが伝わると思うんだけどなぁ。。。観て貰う努力をメディアの方にお願いして。。。

他力本願の希望ばかり書いてしまって申し訳ありません。
無論、彼の意志を途絶えさせてはいけないということも強く感じています。
びっくりしました。
そして残念です、一度生で演技を見たかった・・・
ご冥福をお祈りいたします。

ところでロザンダーと何かもめていたのでしょうか?
差し支えなければ教えていただければと・・・

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