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クラシックマジック研究コミュのジェリー・アンドラス Jerry Andrus

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ANDRUS, JERRY(1920-2007)
彼が考案したもっとも有名なリンキングピンのほか、数々のオリジナルイフェクトを考案したマジッククリエーター。
マジック以外にも三次元立体のオプティカルイリュージョン(錯覚アート)も数々編み出した。
エッシャーなどが描く二次元の錯覚の絵を実際に作り上げたり、渦巻きの中心を見つめることによって止っているはずの絵が動いているように見せたり、といった現象が有名である。
そのユニークな発想と理論から生み出される彼独自の型破りなマジックは巨匠バーノンをして天才と言わしめたほどである。
日本ではカードの間から次々とコインが出現する「マイザースミラクルズ」や白いボードにある穴から玉が出てくる「ゾーンゼロ」が良く知られている。
カード技法としては独自の「カラーチェンジ」やフラリッシュが知れ渡っているのではないだろうか。実際に演じている人をほとんど見たことはないが…。
1974年、1976年、1994年の3回の来日を果たしている。
1994年はFISM横浜のゲストでありお土産マジックとして彼のオリジナル「パラドックスボックス」がついていた。
日本のテレビ番組にも何度か出演しており、彼の自宅における錯覚の魔術が公開されていた。
ちなみに名作「オムニデック」は、彼がもともと考案した錯覚マジックにポール・ハリスの「ソリッドディセプション」をジョイントして生まれたものである。

コメント(11)

私自身がアンドラスに実際にお会いしたのは94年です。
なんて大きな人なんだ、とびっくりしました。
写真や映像だとそんなに大きい人ではないと思っていましたが、かなり大きな人です。当然手も大きかったです。ああ、だからカラーチェンジが完璧なんだ、と思いました。
しかも、私が追悼で書いた文中の、二川さんレポートによるとアンドラスが使っていたデックは『ブリッジサイズ』であった、と流石の着目、情報提供にも漏れが無い。
ブリッジにミットかグローブかという手であれば、まるで我々がハーフダラーをパームするが如き気安さで、カードやデックまで、気楽にパームや密かな移動をできたんだろうなぁ、と思うばかり。
よくマリーニは女性の手袋なみの小さい手だったとは言われているが、これだって実は話半分なのかもしれないと、微かな懐疑を捨てきれないでいるのだった、私は。
そうそう、アンドラスはデカイ手でブリッジサイズを扱うのが印象的でしたね。
本人に聞いてみたかったけど、実用的な意味の他に美意識もあったりしたのではないかと憶測してしまいます。
バーノンも言ってるように、ブリッジサイズの方が縦横比が黄金比に近くて理想的という考え方もあるし、アンドラスは幾何学に堪能なはずですから。

話は飛びますがレナートグリーンはビデオや来日時に見たときはポーカーサイズを使ってましたが、ポルトガルで空き時間にやっているのをみたらブリッシサイズだったので驚きました。
あの人の手もグローブみたいにデカイ(丸いともいえる)ですから、カードか手の中に吸収されそうに見えました。
カードの柄ですが、絵札等特にブリッジの方が上品ですよね。
アンドラス氏のカード作品には確かMOEでしたっけ?
奇妙なタイトルの作品があります。
これがなんとカードをカットして重ねてそれをずらすとアルファベットのM、O、Eと三文字のように見える、というマジックだかなんだか分からない現象でした。
これもポーカーサイズよりブリッジサイズの方がきれいなアルファベットになります。
>もっとつまらないトリックだと思いこんでいたからです。

マイザースミラクルズに限らず、師のマジックはただ単純に本で読むとさほど素晴らしいのかどうかは分からない場合が多いです。そう思います。
かといって映像を見ても安易にまねすることが出来ない難しさもあります。
そう云えばこのマイザースミラクルズ、カードを消耗するので遠慮していたマジックだったのですが、友人に指摘され、じつはたった一枚のカードしか消耗しないことを気付かされて愕然としたものです。
あ、そうか、たくさんカードを破っている印象があったけど所詮1枚しか破っていなかったのか、と。
マイザースミラクルズで少し補足しておきます。

僕がアンドラス氏に見せてもらったときの話です。
椅子にすわるとすぐにみせてもらったマジックでした。

あとで教えてもらったら、彼は、背広の表生地と裏生地の間に
コインハンガーをしこんでいたのです。こうしておくと(たとえばカードなどを出すために)背広をひらいてもわからない。

けっこうややこしい準備を用意していたので感心しました。
>あとで教えてもらったら、彼は、背広の表生地と裏生地の間に
コインハンガーをしこんでいたのです。こうしておくと(たとえばカードなどを出すために)背広をひらいてもわからない。

おおお!
それこそ本当のシークレットですね。結局作品そのものよりも準備や片付けのわずらわしさこそが解決されなければ真のレパートリーとなり得ないんでしょうね。
遅ればせながらまったく同感、こんな衝撃的なマジックが広まっていない理由は、カードをちぎるから等ではなく後半の2枚をどうもって着たらいいのか、誰もが解決を持たないからだったのだ。
知っている解決として、根尾さんの「夢のクロースアップ劇場」手順があり、誰もが考えるデックやケースの素材を形にしただけでも偉大な先例とはなったものの、ではできるかといえばそうまで気楽な手順ではない。かといって、気楽なやり方を考え付けるかといえばそうではなかった。
ここは原案をあたるしかないなぁとおもって見てみれば、相手が驚く隙にこっそりロードするという度肝抜かれる解説がしてあり、そりゃないよと思ったことは記憶に新しい。
まさにこうした本人の本当の解決は、結局残さなかった、ということであるならばなおのこと、その死は悼まれる。かろうじて同世代やともに生きた人がいることが救いだ。
たまたまアンドラスの錯視関係のページを見つけたので、リンク貼っておきます。
(大したものではありませんが)

http://www.ntv.co.jp/dreamvision/02_broad/0626/main_03.html

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