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心電図を読むのが好き!コミュのペースメーカーの設定で…

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ペースメーカーの設定のなかで VSPという機能があることを知りました
(ventricular safety pacing)

説明をきいたのですが よく理解できず 調べてみたのですが なかなか調べきれずです

内容としては A pacing のすぐあとに PVC が出た場合 ただのPVCなのか A sense のあと 落ちているのか確かめるために通常のAV delayよりも短い設定にしておいて そこにVのスパイクが入るようにするようです
一拍落ちないための 安全機能として 設定してあるものだと…?いうことらしいのですが
あまり 理解できなかったので わかりにくい表現ですみません

モニター上 A pacingのあとのPVCの真っ只中にVpacingがはいってました

どなたか お分かりになる方がみえましたら指導していただけませんか?

よろしくお願いします

コメント(10)

簡単に言いますと、

心室側でA pacingスパイクを拾うことでV pacingが抑制されてしまうことを防ぐ機能です。

基本的にA pacingが無いと機能しません。

希に、A pacingのタイミングでPVCが出るとVSPと呼ばれるペーシングが落ちることがありますが、問題無いです。
アポロさん 早速の返答ありがとうございます

ところでその機能ってそれほど必要なのでしょうか??

確かMVPモードのときの機能で 切り替わる前に 一拍落ちると切り替わるような 設定とかあったきがするのですが…

普通よりも短いタイミングでペーシングをいれるのには 意味があるのでしょうか?
これがヴェントリキュラーセーフティーペーシングの例ですよ。
すこし長くなっちゃいますが、説明してみますね。

さて、もともとペースメーカーは、もちろん、徐脈を治療するわけですから、心室ペーシングをするために、植え込まれるわけです。

ところが、ただ、なにも考えずに、心室ペーシングをし続けると、T波の頂上のタイミングでペーシングが行われることが、確率的にどうしても起きてしまうのです。そうすると、RonTから心室細動になる(ことは知ってますよね)のとおんなじことがおきて、心室細動になって、せっかく入れたペースメーカのために、患者が亡くなってしまうわけです。(これを、VOOモードといいます。)

それで、ペーシングだけじゃなくて、センシングの機能をもたせた。つまり、自己の心室興奮の信号を感知したときは、ペーシングを休むことにしたわけです。(このモードをVVIといいます。)QRSのタイミングで感知するので、だいたいのT波のタイミングもわかる。そのタイミングを外してペーシングすればいいわけですね。

これは、うまく動きました。(ここでやめておけばよかったものを。)

さて、つぎにメーカーが考えたのは、心房もペーシングしてやろう、ということです。それで、このペースメーカーを2ついれればいいと考えた。ひとつは心室にいままでどおり、そして、もうひとつを心房に。

ところが、これはうまくいかなかった。心房のペーシング出力を、心室リードが感知してしまって、心室ペーシングがまったく行われない、という悲しいことが起きることがわかったのですね。この現象をクロストークというのです。

そこで、心房ペーシングをしている間は、心室リードは感知するのをやめることにしたのです。これをブランキングといいます。つまり、この時間帯に、心房リードから放電しても、その信号は心室リードは無視することができるようになるわけです。

でも、実は、短い時間とはいえ、感知するのをやめているわけですから、一番最初のペースメーカーの問題が再燃するわけですよ。感知せずにペーシングすると、心室細動がおきるわけです。このブランキングの時間帯にちょうど、心室興奮が起きると、ペースメーカーはそれを無視してしまうわけですね。そして、心室ペーシングがT波の頂上で行われると、心室細動がおきちゃうわけです。

だから、このブランキングは、なるべく短い方がいい。心室リードが感知しない時間帯は短ければ短いほどいい。あたりまえですね。心房のスパイク感知しないですむ最短の長さにしたいのです。ところが、あまり短いと、こんどは、クロストークが起きる可能性が高くなる。(笑)どうどうめぐりです。

そこで、妥協の産物として、できたのがヴェントリキュラーセーフティーペーシングです。ブランキングをぎりぎり短くするかわりに、もし、クロストークがおきても、無理やり心室ペーシングをしてしまおうっていうわけです。

心室リードで、感知する信号は、心房リードのスパイクか、あるいは、心室期外収縮などの自己の心室興奮か、どちらかです。どちらであるかは、ペースメーカーにはわかりません。心房リードのスパイクなら、心室ペーシングは、普通のタイミングで行えばよいのですが、もし、自己の心室興奮だったら、T波の頂上付近にペーシングするのは避けなければなりません。それで、心室リードで感知した信号がQRSのタイミングだとすれば、どのタイミングでペーシングすれば、安全かと考えたわけです。感知したらすぐペーシングすることにすれば、T波の頂上にはこないと考えたのです。それで、通常の設定したAVディレイで決まるタイミングではなくて、ずっと早いタイミングでペーシングすることにしたのです。

これが、ヴェントリキュラーセーフティーペーシングです。

どうです、納得しますか?

僕は、なんだか、だまされてるような気がするんですがね。
ふだちんさんへ!!
おはようございます
詳しい説明ありがとうございます!

とても感動しました
途中までわかるのですが わからなくなるところがあり 朝起きてから にらめっこしてます

仕事の時間なのでとりあえずいってきます!
また お昼休憩に考えたいとおもいます
まず 感知するのをやめたから…細動になることが考えられる。
その部分がよくわからなかったので 考えてみます!

ありがとうございます!
心房の電位を心室で拾うと困ります。ペーシング抑制してしまうからです。
なので、片側でイベントがあったときに、もう片方のセンシングチャンネルを完全に閉じます。(ブランキング時間)
この閉じてる時間が長いと本当のR波を拾えない。
なのでペーサーはR波は無いと判断します。そして設定のAVディレイでVペースを出力するとします。
すると、さっき拾い損なったR波に伴うT波上にパルスが落ちる可能性が出てきます。これが細動を誘発するかも知れません。

なのでブランキング時間は長すぎるとうまくない訳です。
かといって短すぎても上述の抑制が起きるのでまずい訳です。

なのでブランキング抜けにセーフティウインドウを設け、ここに入ってくるイベントは、??となりながらR波なら無効パルスになるタイミング、ノイズなら抑制で一拍抜けが生じない様にペーシングする。
この時、T波に乗らないように、かつ一拍抜けないようにするには、AVディレイを延ばすか、縮めるかしかありません。最悪パルスonT波を避けるには、延ばすよりも、早めに打ってしまうという対処策です。

VPC、心房のアンダーセンスなどで起きます。
ぴろりさん ありがとうございます☆

なんとなく 固まっていた思考が とけそうなきがしています

ブランキングタイムの後に なぜ細動になるのかがわからなかったのですが Aペーシングの後に 期外収縮があった場合 感知せず AVdelayで入るVのスパイクが 悪さをしてしまうから 移行する可能性があるということですね?!

とても すっきりしてきました♪

しかし一つ疑問なのですが AVdelayは200ms程度でしょうか?

そのばあい Aペーシングのあとの期外収縮で スパイク onTのタイミングにつながってくるように思えないのですが…

私の理解が違うのかもしれません よければ教えてください
真ん中の波形は Pのあとに 二本 スパイクが入っているようにみえるのですが これが セーフティーペーシングですか??
これは、ちがうんじゃないかな〜。わざと、ペースメーカーがAVディレイを短くしているんじゃない?閾値を測定するためのものじゃないかしら。

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