mixiユーザー(id:614168)

2007年12月23日23:52

110 view

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観た。
名古屋で昨日から、全国に先駆け上映している。

劇中の登場人物で会ったり見たりしたことのある人がいたり、宮台真司さんが出演していたりして、身近な映画だ。
1960年の安保闘争から話が始まり、あさま山荘事件で終わる。
連合赤軍の軌跡を描いた実録映画だ。
いちばん観ていて辛かったのは、やっぱり山岳ベースでのリンチ殺人シーン。
「どうしてそんなアホなことするんだ!」
とスクリーンに文句を言いたくなってきた。
若松孝二監督も、この映画を作ることができるようにまで30年以上の歳月が必要だった。
そりゃそうだろうなあ。
こんなひどい話を実録で描くなんて、かなりしんどいことだろうなあ。
同じ題材を扱った映画「光の雨」は劇中劇という形にして生々しさを抑えていた。
こちらは観客のほうもしんどい気持ちで観なければいけない。

あらめて考えるにこの事件、日本が持っている前近代的体質が原因の一つなんじゃないかなあ。
相撲部屋のリンチ殺人のようなもの。
日本人が持ている組織にたいする考え方、いまいろんなところでそれが見直されているような気がして、時代的な意義が感じられる。

それにしてもクライマックスの舞台になった「あさま山荘」はずいぶん新しい建物だったなあ。
床のフローリングとか天井の高さとか、化粧板とか窓のサッシとか・・・
40年前の事件のはずなのに、むちゃくちゃ無理があるぞ。



0 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する