mixiユーザー(id:1597635)

2007年05月23日23:34

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冥い夜が明けると

不思議なほど苛々する夜だった爆弾
負の感情を夢の中へ持ち込まない、というポリシーも
見事に破ってしまった。

日付けが変わるころ。
家のそばでバイクの轟音が響きだしたのだ。
ま、すぐどっか行ってくれるだろう、
と意識にも上らせないつもりだった。

だが、轟音はやんだと思うと次の瞬間に戻ってくる。
何度も繰り返し繰り返し……。
どうやら、うちの近所数百メートルを
ミズスマシのようにグルグル回ってるようだ。

…………むかっ(怒り)

……う、うっとうしいむかっ(怒り)むかっ(怒り)

同じ騒々しさでも
カエルの合唱や徹夜のセミ時雨などは全く不快感はないるんるん
だが、昨夜の
悪意に満ちたバイクの騒音は、おかしいほどに気に障った。
床に就く直前に、※ノワールを読んでた影響もあったり(笑)

1時間、2時間――神経はささくれ立つ雷
カの、耳元ブーン攻撃の10000倍くらいの鬱陶しさだ。

ひったくりやコソドロ、放火の
物色でもしてるんじゃないだろうな……。
「下種の勘繰りモード」になった脳は、
物事をどんどん悪い方へと考えていく――。

数時間後、どうやら
ただタムロってるだけらしいという結果が推測できたが、
それにしても、クソ近所迷惑である。。。衝撃


冥い夜が明ける。
ベランダから、いつもと違った気配を感じる。
そっと障子を開けると……スズメの子だった。
毛が薄く羽が小さくて囀ることができず……
一目で子どもとわかった。

しばらくベランダをチョコチョコ歩いていたが、
やがて、完全に明るくなると、
親スズメ?にチュンチュンと誘導されて
ベランダの縁に当たるフジの木に登った(↑写真)。

そして、朝出かける前にはすでにいなくなっていた。
空を見れば、好天と暑さを約束するような瓶覗色だ晴れ

そういえば、
スズメの子をじっくり見たのは初めてかもしれないが
あんなにめんこいとは知らなかったwぴかぴか(新しい)


※ノワール……もとは犯罪小説の意味。転じてイヤ〜な気分になる小説w
純文学で特に多く、逆に児童文学ではほとんど見かけない。
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