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2026年11月03日07:44

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水曜クビ×4日記1542:RYUJI


昭和の終わり、新宿・歌舞伎町…
「三東会」のヤクザ・花城竜二は、弟分の直と寛を従えて賭場を仕切っていた。数年前に拾った女・まり子と同棲し赤ん坊ももうけていた竜二だったが、傷害でパクられまり子の実家に保釈金を用立ててもらった時に、離れて暮らすようになっている。それが保釈金支払いの条件だったからだ。ある日、兄弟分のカズがシャブ女に溺れる様やボコった相手の憎悪の視線、そして脅した堅気の怯える姿など、目に入るものに嫌気がさしてきた竜二は足を洗うことを決意。組の若頭・新田に賭場も舎弟も預けてスーツを脱ぎ、まり子と息子・竜也を迎えに行く。

酒屋で働き始めた竜二と、パートで働き始めたまり子。竜也は元気に幼稚園に通っている。都内の小さなアパートで、ささやかな新生活を始めた彼らだったが…



「RYUJI 竜二」


以下、あの女、ネタバレ喰ってる。


引き算引き算引き算引き算


あの「竜二」のリメイク版。てっきり現代に置き変えているかと思いきやそうじゃなく、オリジナルより約10年後という設定(給与袋に平成2年とあったね)。バブル絶頂から崩壊の時期ですね。

フォト



割と忠実なリメイクだが、竜二が「戻る」ロジックがより明確になっていた印象。オリジナルは空気の差…周囲の優しさや小市民的感覚に息苦しさを覚えてヤクザに戻ってしまうんだけど、本作は「2つの家族、どちらを選ぶのかの二択」の結果でまり子の元を去っていきます。無言で見つめ合い、まり子が察していくラストはオリジナルを踏襲…これが「竜二」の核だから嬉しかった。ヤクザパート、堅気パートのどちらも描写が薄くやや物足りなさも感じつつも、「空気」ではなく「家族」を描くという方向性なんだろうと納得した。

フォト


柳楽くんがバケモノなのを改めて感じたし、川栄さんも頑張っていた。伊藤英明の身体から出てくる圧も凄かったね。カズを演じた三宅健は昔のイメージが全くなく、森田剛と見間違える外見になっていた。全体的に演者のビジュアルが小綺麗になってしまったのはちょっと残念ではあるけど、致し方ないんだろうな。観た劇場では女性客が多く、女子高生の3人連れまでいたもんね。桜金造と北公次じゃそうはならなかっただろう。

ヤクザ映画の新たな解釈と世界観を切り拓いた傑作が現代に甦る意義があるのかどうかわからないが、ヤクザ映画であることは一旦忘れて、男女の決断のドラマとして観てもらいたい一本。まずまず。


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