「モンゴル帝国と長いその後」
杉山正明著、講談社学術文庫。
アニメ「天幕のジャードゥーガル」がトゥースの街(現在のイラン)からチンギス・ハン時代からのモンゴルを舞台にしたお話、というところから、積まれていた本に着手。
そこでいやおうなしに気づかされたのが「13世紀のモンゴルは宗教や出身でひとを区別せず、有能なら登用する、という社会だったということ。そして奴隷の身分であっても働けるのであれば生活は保証されていたということ。
アニメのチンカイやシラ、もちろん主人公のシタラ(ファーティマ)も、ドレゲネ(実在の皇后)もモンゴル人ではない。テングリを信じる土着の宗教だけでなく、ネストリウス派などのキリスト教、イスラム教なども特に区別も差別もされず共存していた。
学者や教師が生活の糧として成立していた当時のホラーサーン・ペルシャ(現在のイラン)にしても、モンゴルにしても現在の社会より文明的なんじゃなかろーか、と思っている。
「良い音」の秘密 録音エンジニアの証言で紐解く、音楽を伝える技術
渋谷 ゆう子著、技術評論社。
ま だ 読 ん で ま せ ん 。
が、最近、LP/EPレコードプレーヤを作っていたり、昔のレコードを聴き始めたりして現代とのあまりの違いに驚いている。そんなわけで購入決定。
映画音楽(MGM)も「あ、昔の映画館の音だ」となるし、クラシックは「さすがにダイナミックレンジ小さいな」、ジョン・デンバーは「そうそう、この声だ」、キャンディーズは「当時のアイドルはこんな音質で録音されてたのか!」と納得したり、ジョー・サンプルは「ここまで音質よかったんだ!」と驚いたりしている。
現代のアニメ・アイドル曲のような「海苔」は存在しないからこそ、聴いていて楽しい。
だからこそ、音楽を録音し、販売するまでの過程をエンジニア目線で集めたこういう本はとてもありがたい。
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