mixiユーザー(id:12410478)

2026年09月10日12:13

97 view

太巻き

太巻きの謎。。
1 どうしてあんなに味が合う具材が巻かれているのか。
2 どこの何が起源なのか。

この二つが、謎でした。

1は、天才が作ったかと思いましたが、爾来、天才が料理を発明するということは、なかなかありません。
たとえば、北大路魯山人。とろろそば、軍艦巻きなどの発明者とされていますが、発掘者といった方がいいです。
利休茄子などは、千利休に仮託されたといった方が正しいです。
治部煮は、「治部」という名が、いかにも人名のようですが、『料理物語』という江戸時代の料理書ではその説を採っていません。

一体、どうして、あんなに多様で酢飯にあう具が選ばれたのか。

ヒントは、不動明王など明王や毘沙門天など天部に対する供物でした。
お酒・水・お茶・洗米(五穀)・塩・もち・菓子・木の実・乾物・根菜・野菜と、五行の配当が違うものを多く備えます。

お米は太極(万物の中心)であり、冷え性やのぼせ性などの体質に関係なく使えます。その他に、体質に合ったもの、たとえば、冷え性なら酒(清酒)と大根などの根菜を使います。
京都などの明王や天部は、それを網羅的に供えられたのでした。
様々なこの世の様相すべてに合うようにしたのか。その起源はわかりません。『秘密儀軌』などには、理由ではなく、かくすべしという結果しか書かれていません。

五行は万物に当てはまるものですが、食物は下のように分類されます。もっとも初歩的な分類であり、実際はもっと複雑ですが

木: 酸味(梅干し、レモン、酢)、収れん作用(酢)
火: 苦味(ゴーヤ、緑茶、大根)、熱を取り除く(セロリ)
土: 甘味(ごはん、かぼちゃ、豆類、かんぴょう)、エネルギー補給
金: 辛味(生姜、ねぎ、胡椒)、発汗・巡りをよくする
水: 鹹味(海藻、貝、味噌、くるみ、キノコ)、体を潤し、しこりを和らげる

最初、太巻きは、朝鮮半島由来のものかと思いました。しかし、太巻きは、調味料が和風であり具を混ぜることをしません。
歴史的にたどれるのは、関西までです。江戸は、その具を単純化したものが発達しました。
だから、関西の仏事に使う仏事に使う料理が起源でしょうね。ちなみに、たまごは供えられる場合もあります(天狗供など)

ところで、供えられたものは、人も食べられるものです。
僧侶や信者が日常食べているものだからこそ、お供えになります。
ご飯のおかずです。だから、合うのは当たり前です。合わないものがあれば使わなければいいだけ。
天才が選んだ具ではなくなるべくしてなった具です。

我が家の太巻きは、
くるみの飴煮(市販品可)、きゅうり、少量の刻みたくあん、玉子、デンブ(市販可)、かんぴょう(市販品可)、干ししいたけの煮つけ
を使います。コツは、丸山などよいノリを使うことです。

朝、台所にあったのをみたら、具は玉子だけでした。
くっそ。さてはあまりものか…

7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930