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2026年08月10日23:54

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昇進時の事情等、考えるべきことはあるようだが。

■横審“異例の申し入れ”「相撲道における姿を見せる責任がある」不振続きの横綱2人に強い思い、強さと安定を求む【大相撲】
(TBS NEWS DIG - 08月10日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8902394
今年(令和8年)の大相撲七月場所は、怪我で関脇に陥落していた安青錦が優勝決定戦の末に12勝3敗で優勝しましたが、東の豊昇龍、西の大の里の両横綱が十三日目の打ち出し時点でどちらも7勝6敗で勝ち越せず、優勝争いの主役になることができなかったことが特筆される展開となった場所でした。豊昇龍は十三日目に6敗目を喫して大関霧島戦が組まれた十四日目から休場、大の里は残る2日間を白星で飾って3場所ぶりに皆勤しながら結果としては9勝止まり。10番に乗せることが成らなかった両横綱に対して横綱審議委員会(横審)が場所後の定例会で八角理事長(第61代横綱北勝海)に対して異例の「強いお願い」を申し入れる事態となったのは記事の述べる通りですが、この両横綱の昇進時の状況を考えると、単に「批判的な見解に立つ」だけで考えるべきではないのではと思えてならない気がします。
横審の大島理森委員長が「強いお願い」を発したのは千秋楽の翌日で、「名古屋場所は非常に盛り上がりましたが、両横綱に対する委員の皆様方のご意見を総じて申し上げると、一層、横綱としての責任、自覚。心技体の言葉を基にして、一層自分自身に問いかけ、体を万全にし、相撲道における姿を是非、見せていただく責任がある。私どもの共通の認識として理事長の方から是非、両横綱に伝えて欲しい、と申し上げた」とのことで、その上で「決議の議論はありませんでした。強い、強い思いを理事長に伝えさせていただいて、そのことを両横綱に必ず伝えていただく。決議を見送ったという表現は、いささか妥当ではなく、そこまでの議論の深まりはまだまだで、事実とはちょっと違う。その前段階かもしれない。委員の皆さんが『頑張って欲しい』『責任を果たして欲しい』という思いを強く理事長に申し上げた」と、横審としては決議を課す直前で“思い留まる”とした跡が感じられるところです。
横綱昇進の条件として、「大関として直近2場所連続優勝、または“それに準ずる成績”」を挙げていますが、第71代横綱となった鶴竜(現在の音羽山親方)から第74代横綱豊昇龍までは“それに準ずる成績”での昇進が続き、第75代横綱大の里は直近2場所連続優勝で昇進しました。豊昇龍の場合、令和6年十一月場所では13勝1敗で並んだ琴櫻と21年ぶりとなる大関同士の千秋楽相星対決を行い、敗れたものの13勝2敗で優勝次点。これについて、八角理事長、高田川審判部長(当時)は共に「“それに準ずる成績”」と評価、次の令和7年一月場所は「初の幕内最高優勝を果たした琴櫻(14勝1敗)と2人合わせて綱取りとなる」との見解を示しています。
綱取りとなった令和7年一月場所は、12勝3敗で優勝決定戦(3人相星で巴戦)の末に2回目の優勝を果たし、場所後に第74代横綱となりましたが、五日目に熱海富士、中日に正代に、更に九日目には平戸海に黒星を喫して連敗と内容としては冴えるものではなく、一人横綱であった照ノ富士(第73代横綱)の引退で次の三月場所が番付上横綱不在場所となる恐れがあった中だったことが昇進に繋がったのではと考えられるところでしょう。
師匠の立浪親方(元小結旭豊)は、「先場所痛めたハムストリング(太ももの裏)が治ってなかった。(休場は)本人から(言ってきた)。不甲斐ない相撲は取れないということで。場所前に出場を判断してしまった私の責任もある。準備不足もあったし、ファンや協会には何度も謝っている。本人も『応援する人に申し訳ない。すみません』と謝っていました」と、七月場所の途中休場についてコメントしていたようですが、横綱昇進以降優勝の無い豊昇龍も「いつかは優勝する強い横綱になる」との期待がある中での土俵であり、その期待の中での土俵であることは間違いないでしょう。一方、出羽海一門の中では“新参者”の立浪部屋であり、その中で師匠も“厳しい闘い”の中にあるのかもしれません。大の里にも言えますが、「横綱一人の闘いではない」中での土俵が続いているのかもしれません。
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