家を出る頃、街はまだ薄暗く、ゆっくりと目覚める前の静けさに包まれていました。
今朝の4時半ころは大雨で、
車に乗り込むまでのわずかな時間でもしっかり濡れるほどでした。
それでも道路は人も車も少なく、雨音だけが響く早朝の空気は、
どこか落ち着いた雰囲気があります。
会社に着く頃には雨脚が少し弱まり、事務所はいつものように真っ暗。
鍵を開けて灯りをつけると、ようやく「今日が始まるな」と気持ちが整っていきます。
誰もいない事務所は音がほとんどなく、空気が少しひんやりしていて、
その静けさが心地よく感じられます。
朝一の仕事は、給湯室でポットに水を入れて湯を沸かすこと。
お湯が沸くまでの数分間、静かな事務所に戻って今日の段取りを考えるのが、
いつの間にか習慣になりました。
湯が沸いたらインスタントのコーヒーを入れて、ようやく一息。
特別なものではありませんが、早朝の静けさの中で飲むと、
少し気持ちが整うから不思議です。
昼前には雨もすっかり上がり、外は明るくなっていました。
朝の大雨が嘘のようで、天気の移り変わりの早さに少し驚かされます。
こうして一日の中で景色が変わっていくのを見るのも、
早朝から働いているからこそ感じられることなのかもしれません。
家では、私が出る頃はまだ妻も眠っています。
顔を合わせないまま出勤する日がほとんどですが、生活リズムが違っていても、
どこかで支え合っている安心感があります。
帰宅したときに「お疲れさま」と言ってくれるだけで、
早朝の静けさとはまた違う温かさを感じます。
これからの日々も、静けさと温かさの両方を抱きながら、
穏やかに過ごしていけますように。
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