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2026年06月23日15:39

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蟲(2018)(Hmyz)

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 チャペック兄弟の有名な戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組む、小さな町のアマチュア劇団。遅刻や欠席するメンバーたちのやる気の無さに、コオロギ役兼任の演出家は怒りが収まらない。不穏な空気でリハーサルが進むなか、やがて劇の展開と役者たちの行動が交錯し、ついに舞台に惨劇が訪れる! 演劇の中の物語、それを演じる役者たちの素の姿、そして『蟲』のメイキングも同時進行で提示される斬新な3層のメタ構造。そして例によってアニメーション技法も使われ、また本物の虫たちが目を覆いたくなるほど登場! 製作時には資金を補うためのクラウドファンディングが行われ、シュヴァンクマイエルを師と仰ぐクエイ兄弟やギレルモ・デル・トロも大々的に協力、日本のファンも含め世界中から多くの出資が得られて完成した「最後の長編劇映画」。(公式ホームページより)

監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
2018年/チェコ・スロバキア/チェコ語/98分/原題:Hmyz
字幕翻訳:北村広子 字幕監修:ペトル・ホリー 字幕協力:イメージフォーラム 


<2025年9月15日 劇場鑑賞>
 ミニシアターで珍しい映画が上映されているからと言って、なんでもかんでもおもしろがってはいけませんね。私は、ヤン・シュヴァンクマイエルのことは、特に好きとも嫌いとも思わず「独創的な映画を作る人だな」くらいに思っていました。作品と言っても一つか二つか、あるいは三つくらいか、ともかく少し見たくらいです。でも、超有名だし、せっかく田舎に降りてきたんだから見ておこう、と思いました。
 しかし、結論から言います。ほとんど理解できなかった。虫がたくさん出てくるのは事前に告知されていたので、そこは見れました。ある独創的な劇団が、虫をテーマにした劇を完成させようとして稽古している、そこもわかります。しかし、演劇好きな素人が集まっているはずの素人劇団は、やる気のない団員ばかりで、団長一人が空回り。しかもコオロギの妻役(もうこう聞くだけでも異様な世界ですよね)の女性はかなり年輩なのに、好き放題したうえ、唐突に赤ちゃんを産む。フンコロガシ役とか、コオロギ役、ハチ役とか、その被り物(?)のグロテクスさも、さすがにヤン・シュヴァンクマイエル。それが「あーだ」「こーだ」ウダウダ言いながら、集まって練習したり揉めたりしているうちに、団員たちそのものと演劇世界との境界線がだんだんわからなくなる・・・たぶんそんな感じです。
 そんなアホな。こんなグロテスクなものとなぜ同化する?人間世界への批判目線も入ってたのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。こういう前衛的な芸術は理解できない凡人なことはわかっているのに、またもや失敗する私。でも、実際に見るまでは「案外楽しめるかもよ」と思ってしまうのです。ま、シュヴァンクマイエルの作品を遠出せずに見れたってことが功績ですね。
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