mixiユーザー(id:68803308)

2026年06月13日20:03

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角のない“デスク”

ある日曜の朝のこと。
母の介護もなく久しぶりにゆっくり休めると思って、
コーヒーを淹れて自分の部屋に行こうとした。

その瞬間、妻がふいに「午後から実家に行きたいんだけど、いい?」
と声をかけてきた。
 もちろん行くこと自体は嫌じゃない。
ただ、心の準備もなく予定が変わると、気持ちが追いつかない時がある。

昔の自分なら、つい「今言う?こっちにも予定あるんだけど」と
トゲのある言い方をしてしまっていたと思う。 

でもこの時、少し立ち止まって、相手の意見の尊重と自分の主張を両立でき角がたたない
ポジティブなコミュニケーション技法と言われるDESC法 の流れを思い出しつつ
1つ1つ確認しながらゆっくりと妻に告げた。 

まず、D(Describe)で状況をそのまま伝える。
「今日はゆっくり休もうと思っていたところに、急に予定が入ると…」
相手を責める言葉や主観を入れず、事実だけを淡々と共有する。 

次に、E(Express)で自分の気持ちを説明する。
「気持ちの切り替えが追いつかなくて、少ししんどく感じるんだ」
“あなたが悪い”ではなく、“私はこう感じる”。
この違いだけで、妻の表情が柔らかくなるのがわかった。 

それから、S(Specify)でどうしてほしいかという具体的な提案を伝える。
「もし可能なら、前日のうちに言ってくれると助かる」
曖昧にせず、相手にどうしてほしいかを押しつけにならないように伝える。 

最後に、C(Choose)でそうしてもらえたらどう良くなるかを共有する。
「そうしてもらえると、気持ちよく予定に合わせられると思う」
相手にとってのメリットも伝えると、協力してもらいやすい。 

妻はいつもの私の口調と違うことに少し驚いた顔をしたあと、
「そうか…ごめんね。これからは早めに言うようにするね」
と、穏やかに返してくれた。 

ただ順番に言葉を置いただけなのに、家庭の空気がふっと軽くなる。
責めずに伝えるって、こんなにも違うんだとあらためて感じた。 

そして何より、丁寧に気持ちを伝えることの大切さを、
しみじみと実感した日となりました。



 P.S.
実はDESCの順番を頭で整理していたら、
気づいた時には妻がもう部屋からいなくなってました。 
「そうか…ごめんね。これからは早めに言うようにするね」
それは完全に私の妄想です……。
まずは“考えるスピード”の慣れが必要だな、と苦笑いした朝でした。

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