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2026年05月09日22:31

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「ユートピアの力」「誓い 建築家B・V・ドーシ」ル・コルビュジエとドーシ インドのモダニズム

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「ユートピアの力」THE POWER OF UTOPIA - Living with Le Corbusier in Chandigarh。2023・瑞西カラーMv・DCP英独語。監撮:カリン・ブッハー、トーマス・カラー。編:ミリアム・クラーケンベルガー、ファビアン・カイザー。音:アトゥール・シャルマ。
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出:グルチャラン・シン・チャンニ、ディーピカー・カンディー、シッダールタ・ウィグ、ディワーン・マーンナー。。科学的都市計画によりゼロから生まれたチャンディガール。3/4世紀経って今なお他都市に見られる混沌の無い理由を、街や建物だけに注目せずもっと根源的な視点から問いかけるドキュメンタリー。
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コルビュジエセンター所長が「彼は新たな創造を目指した人だから、建物が老朽化した際は現在の設計思想に基づいた新たな建築に置き換えても、むしろ歓迎してくれるのではないか?」と。産業遺産保全に関わって来た私にはまさに目から鱗で、『偉大な思想家は死なない』と思う話ですね。
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建築土木に限らず産業技術遺産を「残せ!」と強要して来る連中は、その為に自身が経済的労力的協力は微塵も行う積りは無く、実際は文化史保全に興味がある訳でも無くて、社会的影響力を行使して自尊心を満たし優越感に浸る事が目的なので、その為の口実さえ得られれば対象は別に何でも良いのです。
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チャンディガールの様子を見るにつけ、都市は生き物である事を実感します。多くの都市が瀕死の重傷なのに比べると、今以ってチャンディガールの活き活きとした若さには驚かされるばかりです。私自身は東急田園都市線沿線に子供の頃から住んでるので、まさに計画都市の中で生活しています。が、
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1966年の田園都市線延伸時点で30年後の未来を想定した東急不動産の都市計画だった(例えば鉄道踏切は一切無しで道路と鉄道は立体交差)訳ですが、その1996年の時点で初期計画は完全に破綻していました。東急の誤算は'80年代の過剰な経済発展と『金妻ブーム』で、沿線のブランド化と共に他不動産業者が参入、
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地滑り危険区域の奪い合い、マンションの林立等の無秩序開発が発生。一方田園都市線は敷設地形の関係で小田急や東横線のように複々線化が難しく輸送能力がオーバーフロー等の問題が発生して久しいです。本作を観て丹下健三による『東京計画1960』が実現していたら?という思考実験も面白いかも知れません。
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「誓い 建築家B・V・ドーシ」THE PROMISE. ARCHITECT BV DOSHI。2023・独PARS・DCP英/グジャラート/ヒンディー語。監:ヤン・シュミット=ガレ。撮:ディートハルト・プレンゲル。編:サラJレビン。音:バルトーク・ベーラ。
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出:バルクリシュナ・ドーシ、スリッド・サラバイ、スーリヤ・カカニ。。コルビュジエの弟子であり、後にインドに帰国し自身も独自の理論を基に都市計画・建築の巨匠と成るドーシのドキュメンタリー。しばしば登場するコルビュジエの記録映像も美味しい。またルイス・カーンがインド経営大学の設計に当たり、
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学生に向けた『レンガとの対話』講義の記録映像も面白過ぎる。日本でも昔のエンジニアはよくモノと対話してました。ドーシの信条の特徴の一つに『仕切りの無い教育現場』というものがありますが、同時に機械に頼らない自然換気&空調ともこの思想は一体化しています。この思想は自ら学長として設立した
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CEPT大学にも活かされ、バウハウスに対抗出来る大学をインドにもという並々ならぬ覚悟が建築を視ただけで伝わってきます。教室の梁にフィートとメートルの目盛りを付け学生に空間の広さを体感で身に付けさせる試みとか、時系列から考えて日本でもやっていた発想の原点はここだなとか感じますね。
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また建築を越えた社会理念にある責任者と部下、教官と学生の上下関係は勿論、同僚同士の横方向にもよる『何故に?』の理由の共有の大切さも伝わって来ます。にも関わらず、日本では1990年代からその思想は放棄され、建築に限らずプロジェクトの目的が『責任者が役員報酬を満額受け取り、
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次に移った組織の重役の椅子に座れる事』『問題発生の際は責任を追及されぬ事。それ以外は徹底的に切捨て』が社会の最重要目標となり、結果、令和の公共施設はSNS写真投稿映えするだけで、使い勝手は劣悪なものばかりに成りました。コストダウンは計画推進の人的要素にも及び、例えばプラン段階で
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投資と維持費が膨大なのに収益を生み出さないトイレは出来れば廃止したい、でも規定があるので設計の際は最低床面積のテンプレを建築素人の派遣CADオペレーターがフロア図面に貼るだけですから、営業開始と共に利用者は大混乱、でも天下り役人は施設利用はしないから痛くも痒くも無いって仕組みです。
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一方でドーシの弟子達は環境、伝統、生活風土、精神性と西洋式方法論まで包括して都市や建築を推進、プライドだけが太陽系より巨大化し実績を伴ず粉飾で成り立つ日本と違い、インドの伸び代はまだまだ無限だと本企画上映2作から感じ取れます。
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https://trenova.jp/coranddoshi/

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