会社生活を振り返ると、部下だった頃と上司になってからでは、同じ職場でも見える景色がまったく違っていたと感じる。
若い頃は、上司の言葉に振り回され、「もっと話を聴いてくれればいいのに」と思うことが多かった。アドバイスよりも、まず気持ちを受け止めてほしかったのだと思う。
しかし、自分が上司になると、今度は“言わなければならないこと”が増え、「ただ聴く」ことの難しさを痛感した。
この感覚は、会社だけでなく家庭でも同じだと気づく。
家族もまた、正しい答えより「否定せずに聴いてほしい」と思う瞬間がある。
良かれと思って言葉を重ねるより、ただ耳を傾ける方が心に届くことがある。
また、人間関係の中には、心が不安定になりやすい人もいる。
そうした人たちは、正論よりも「受け止めてもらえること」を求めている。
寄り添うことと距離を保つこと、その両方が必要だと感じる。
立場が変わっても、年齢を重ねても、人は“共感”によって前に進める。
これから先も、人の気持ちに寄り添う姿勢だけは大切にしていきたい。
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