朝の空気が、ほんの少しだけ柔らかくなった気がしました。
季節が変わる前触れなのか、自分の感覚が変わっただけなのか。
そんなことを思いながら、いつもの道を車で走っていました。
毎日同じ時間に家を出て、同じ景色を見ているのに、
ふと「昨日とは違うな」と感じる瞬間があります。
街灯の明かりが弱く見えたり、路面の色が少し淡く見えたり。
ほんの小さな変化なのに、妙に胸に残る日があります。
若い頃は、変化のない毎日を退屈だと思っていました。
でも今は、同じことを続けているからこそ見えてくるものがあると感じます。
同じ道を通るから季節の移ろいに気づける。
同じ時間に働くから、自分の心の揺れにも気づける。
続けているからこそ、変わるものと変わらないものの両方が見えてくる。
そんな微かな変化が、知らないうちに自分を形づくっているのかもしれません。
今日もまた、同じ道を走りながら、昨日とは少し違う景色を眺めていました。
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