あれは今から20年ほど前の夏、会社でお世話になった大先輩の送別会。
名残惜しさと妙な高揚感に背中を押され、気づけば2次会、3次会とスナックをはしごしていた。
3次会でウイスキーのボトルが1本、気づけば空になっていた。
どう見ても、ほぼ私ひとりで飲んだ形跡しかない。
当時の私は、ウイスキーだけは“無敵”だと思っていたらしい。
そこから先の記憶は、見事にブラックアウト。
そして次に意識が戻ったのは-------妻に起こされた瞬間だった。
場所は、我が家の駐車場のコンクリートの上。
あと数歩で玄関だったのに、家に着いたという安堵感からか私はその手前で力尽きていた。
近所の人が早朝5時頃に出かける際、
「外で寝ている人がいますよ、旦那さんでは?」
と妻に連絡してくれたらしい。
ご近所の優しさに感謝しつつ、妻の心境を想像すると頭が上がらない。
あの朝の冷たいコンクリートの感触と、
それ以上に冷たかった妻の視線は、今でも忘れられない。
【教訓】
ウイスキーのボトルは、一人で一気に空けるものではない。
そして、雨の日でも家の前で寝れるよう、せめてカーポートを建てて、ついでに寝袋も用意しておこう。(爆)
そんなことを本気で考えた、ある夏の一日の出来事である。
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