今日も若いエンジニアたちに、材料選定や機械の特徴、設計で注意すべき点、
そしてメンテナンスを前提にした考え方を伝えた。
語ったのは、長年の経験から生まれた言葉だ。
「材料は強さで選ぶんじゃない。
その材料を使った“未来の姿”まで想像できるかが、設計者の腕だ。」
若いエンジニアたちが、こんな私の言葉に真剣に耳を傾けてくれる姿を見ると、
自分もまた誰かに育てられてきたことを思い出す。
家に帰り、夕方に自分の部屋から窓の外を見ると、
高い木々と、その向こうに広がる大きな泉が夕陽に照らされていた。
毎年、カモがこの泉に訪れる。
特に子連れのカモを見ると、自然と頬がゆるむ。
広い水面を、小さな雛たちが親鳥の後ろを一生懸命ついていく姿は、
どんな理屈よりも、どんな技術よりも、
「命は守られながら育つものだ」と静かに教えてくれる。
そんな変わらない日々の中で、ひとつだけ新しいことが始まった。
mixiを始めたのだ。
最初は軽い興味だったが、
そこで出会った言葉や人たちの雰囲気は、想像以上にあたたかかった。
誰かを思いやる気持ちが自然に流れていて、
その奥に、“人としての愛”が静かに息づいているのを感じた。
画面越しなのに、心がそっと包まれるような瞬間がある。
大きな泉の静けさとはまた違う、
やわらかな光が心の奥に差し込んだようだった。
今日も仕事をして、家に帰り、泉を眺め、mixiで愛に触れた。
その愛に、心から感謝したい。
今日という一日が、また静かに背中を押してくれた気がする。
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