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2026年04月18日20:23

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答え合わせをしてみよう

4月8日の時点でイランが出した条件は
news.yahoo.co.jp/expert/articles/51fec5044bdb2cdda5136f1ea2d0815b0aa9bf3e
から、
1.すべての当事者が戦闘を停止する
2.イランはウラン濃縮を民生レベル(3.67%以下)にとどめ査察も受け入れる
3.米国はイランに民生レベルのウラン濃縮を認める
4.イランはホルムズ海峡を開放する
5.その引き換えに米国がすべての制裁を解除する
6.相互不可侵条約を締結する
7.両国間での通商を保証し、イランは油田開発などに米国を含む世界の企業を受け入れる
8.米国はイランの被った損失を補償する(米国の戦費は1日5億ドルにものぼると試算されていて、ザリフによるとそれより安上がり)
9.米中ロなどと協力し、原子力発電に関心を持つ周辺国(イスラエルは含まれない)と共同施設を作り、イランはここに濃縮ウランを移す
10.ホルムズ海峡の安全な航行のため恒久的な枠組みを周辺各国と安保理常任理事国で作る
となっている。

イランのアラグチ外相は4月17日、Xで
x.com/araghchi/status/2045121573124759713
In line with the ceasefire in Lebanon, the passage for all commercial vessels through Strait of Hormuz is declared completely open for the remaining period of ceasefire, on the coordinated route as already announced by Ports and Maritime Organisation of the Islamic Rep. of Iran.
と宣言している。つまり、ホルムズ海峡の通行を認めるのはレバノンの停戦期間の間、イラン当局が認める航路に限って、という条件つき。

つまり4月8日の条件1が成立したので、条件4を実行したということ。
それをドナルド・トランプ大統領はこともあろうに「ホルムズ海峡は完全に開通した」と言い出した。さらに米軍によるイラン港湾封鎖は続ける、とも。
イランは「カードを切った」のではなく、イランが主張した「条件を守った」に過ぎない。

イランはこれまでずっと「核兵器開発は行わず、核兵器を持つこともしない」と言い続けてきた。ではなぜウラン濃縮をやっていたのか、となる。完全に科学的興味・発電用途だとは私も思わない。イスラム教において地獄は永遠の炎で焼かれる場所なので火葬は嫌がるし、核兵器も地獄を地上にもたらすものとして避けると考えられる。それなら異教徒に開発・製造をやらせればいい。ちょうど日本の近くに核兵器やミサイルを自慢している国もある(それはそれで大変迷惑な話なので、やめてほしいもんだが・・・)。

アメリカとイスラエルは「イランが核兵器を持ったらたいへんだ〜」と思っているだろうが、ウランで核爆弾を作ろうとすればガンバレル型になる(爆縮型は作れない)。簡単に言うと2つの臨界以下の濃縮ウランをぶつけて臨界を越えさせれば連鎖反応が始まる、と言う構造だが・・・それだけでは爆弾にはならない。臨界に達したあと、しばらく閉じ込めておかなければ大きな爆発にならない。濃縮ウラン10Kgほどを使った広島型原爆リトルボーイはそれで4トンもの重量になった(プルトニウム爆縮型のファットマンもでかくて重かった)。
 イスラエルとアメリカは「イランは核兵器で脅してホルムズ海峡を封鎖する気だ〜」とも言ったようだが・・・核兵器どころか言葉とちょっとした攻撃だけでタンカーや貨物船が通行できなくなり、米海軍もそれ以外の強大な海軍を持つ国もタンカー・貨物船の護衛が「できなかった」のは事実。少なくともホルムズ海峡封鎖に核兵器なんぞ必要なかった。また、ホルムズ海峡を利用している国が多数ある以上、長期的な封鎖はイランにとっても悪手にしかならない。
 それが4月8日の条件10に書かれていることとつながっている。

 イラン政府は敵に回すと実に厄介な相手だ。やってることはヤクザっぽいことも多いが、ペルシャ帝国からの長い歴史をもつ国だけに、周辺国からは「にらまれる」程度に抑えているように見える。さらに「言ったとおりにやる」厄介さももっている。
 が、現在のアメリカ大統領は味方にすると大変厄介な人物に見える。相手のいうことは都合のいい部分だけ聞いて自分勝手に解釈し、嘘をつくのも朝令暮改も日常茶飯事だ。

 タンカーや貨物船、商船は「そこが危険な水域・海域だから通らない」。通航できるかどうかを決めるのはイランではない。もちろんアメリカ大統領でもイスラエルでもない。ましてや船に対して「勇気を見せろ」などと暴言を吐くぐらいなら自分がその船に乗り込んで海峡に突入してみればいい、と思う。ついていく船員、許してくれる船主、荷主がいれば、ね。
 決めるのは「船長・船主など船と荷にかかわり、責任を負っている人」でなければならない。

■ホルムズ海峡を“複数の石油タンカーが通過” イラン外相が停戦期間中ホルムズ海峡は「開放される」と発表 アメリカとイランで駆け引き続く
(TBS NEWS DIG - 04月18日 18:17)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8753628
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