mixiユーザー(id:6769408)

2026年04月14日13:09

35 view

テールピースの交換

チェロのメンテナンスの機会に、テールピースを交換しました。狙いは、低音とくにC弦の音質向上でした。マイチェロのクーは、購入時にバランスとしては高い方がよく鳴る楽器だといわれていて、とくにC弦は音量はともかく音質的にあっかんべーのベー(爆)という感じで品のない音がしていました。で、そのときテールピースはプラ製が付いていたのを購入時にツゲに付け替えています。その後に弦も替わり、現状大きな不満はなくなっていましたが、いっそ黒檀に替えたらもっとよくなるんじゃない?と思い立ちまして。

中西ヴァイオリン工房で、黒檀製テールピースを3種類揃えてもらい、いちばん高価なボワ・ダルモニに決定。エスプレッソマシンが安く買えたんでここは奮発したい、というのと、楽器もフランス製だから相性いいのでは?と。画像は、付け替え後の楽器にそれまで使っていたツゲ製のテールピースを置いて比較しています。ツゲは楽器本体とほぼ同色で、これはこれで自然ですが、指板が黒ならテールピースも黒の方が上下で一貫性があるよね、ね! それで気がついたのは、ペグがローズウッドだった(爆)。あちゃー、この次はペグも黒檀にしようかな。

テールピースは、音質的には一般に軽い方が有利とされており、黒檀は重いので選びにくい印象があります。しかし今回の比較ではむしろ黒檀が軽いという結果でした。画像でわかるように、ボワ・ダルモニの方がまずサイズが小さい。ツゲに付いているアジャスターは金属製で、ボワ・ダルモニは樹脂製という違いもあります。同じ素材でも品質や作りの違いもあるだろうし、一概に言えることではなさそう。ちょっと驚いたのは弦の取付部で、ボワ・ダルモニではテールピース表面、アジャスターの上の器具に直接引っ掛ける形になっています。ツゲの方は表面ではなく、穴から弦を通してテールピース裏側で引っ掛ける構造で、経験的にはこちらのタイプが一般的。この違いは、ボワ・ダルモニの方が弦長が短くてすむ。ということは、同じ弦を使ってもテンションはわずかに緩めになる、という理解で合ってる?

取り付けてから何日かはテールガットがまだ伸びると工房からいわれていて、きょうで4日目。音程が下がらなくなってきました。それで感想ですが、一言で言えないくらい変化があり、テールガットの伸びは落ち着いたけれど、弾く人間がまだ落ち着いていない(爆)。まずC弦は締まった響きで確実に良くなりました。これは狙い通り。音質的には全体としてクリアで、トマスティク社のサウンドチャート的にいえば、FOCUSED側にさらに寄った音になりました。ただ、まだ戸惑っている部分があり、中間D・G弦の音量バランスの変化がひとつ。もともとD弦はよく鳴っていたのですが、G弦がそれ以上というか野放図なくらいに出るため、その分D弦が霞んだ気がする。弾き方がアジャストできれば、このバランスでも大丈夫かもしれないのですが、即断できない。箱の共鳴もすごく、ピッツィカートなどいつまでも響いてる感じがありますが、これが客観的にどのように聴こえるのか? 逆にこもった響きになっていないかという心配も。これは誰かに聴いてもらわねば。いずれにせよ、テールピースの交換は劇的な音量・音質・バランス変化を伴うとはいえそうです。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年04月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930