ヴィレヴァンが近頃いまいちパッとしないのは、ショッピングモールとかへの大量出店で「面白み」がなくなったからなのではないかと。
近所に一時期あって結局閉店してしまったそれは、はじめてヴィレヴァンというお店に入ったときの「な、なんじゃこの店は!」という驚きやワクワク感のない「単なるごちゃごちゃした雑貨店」でしたから。ただ入りづらいだけの、好き好んで入る人はそういなさそうな感じの。
ショッピングモールのような「明るくて広く開かれた」場所に堂々とオープンするのではなく、街の目立たないところにひっそりと存在する「知る人ぞ知る面白い店」という位置づけでいたほうがええと思いますよ。
しかし、Amazonで「この本を」とまっすぐに向かったり、YouTubeで「この曲を」と限定して探すのは、リアルの書店やCD店、それこそヴィレヴァンでの「偶然の出会い」という面白さがないのもまた事実で。
特にYouTubeの場合、一曲音楽を聴くと次から次へと「え、ワシはまさにこの曲を聴きたかったんだけど、もしかしてワシの脳にアクセスしてるんか!?」と驚かされたりしますが、これは「偶然」ではなくアルゴリズムで「こういうのを好みそう」と割り出されているのであって。…全く脈絡のないマイナーな人のマイナーな曲がドンピシャで表示されるのは、謎なのですけんども。
そこで、ヴィレヴァンにはごちゃごちゃした品揃えの中から「な、なんだこれは!」という品にぶつかる、予測不可能な「偶然の出会い」が。
アルゴリズムでは演出しきれない品に自発的に出会う面白さがあるんですな。
話がズレたので…
ヴィレヴァンが盛り返すには、先にも書きましたが「ひっそり感」を演出するのと、よりディープな品を並べるようにしたらええんではないかと。
特に、サブカルに片足突っ込んでいる中二病(伊集院光が提唱したほうの)真っ盛りの人が喜びそうなもの…太田出版や第三書館あたりのアングラな本を並べるとええのでは。
とっくに絶版になっているでしょうその手の本としては、『完全自殺マニュアル』とか『ザ・殺人術』とか『人殺し大百科』とか『まんがサガワさん』とか。
漫画は、『ジャンプ』に載っているそれではなく、青林堂の『ガロ』に載った漫画のA5判の分厚い単行本を。…『ガロ』はとっくの昔になくなりましたか。
もうそういう本を並べているのかもですけれども…いや、明るいショッピングモールで並べられるような本ではおまへんから、だからこそ街の目立たない場所にひっそりと。
■ヴィレヴァン本店閉店は「衰退」なのか “ゴチャゴチャ”の価値が変わった背景
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=8734916
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