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2026年01月26日09:34

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大河ドラマの不可能性 推薦

■《大河ドラマで見たい歴史上の人物》ダントツ1位は“戦国の英雄”ではなく「いちばん謎めいた人」
(週刊女性PRIME - 01月25日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=8645246

時代劇は、歌舞伎の模倣からはじまり、映画化された当初はほぼ、江戸時代だったのは有名な話です。

尾上松之助、月形龍之介、坂東妻三郎、嵐寛十郎などが活躍した時代です。

そこで、ストーリーの単純化という問題に直面します。
松竹を作った大谷竹次郎は、お金があったけれども無知無学の人でしたから、様式化された歌舞伎の殺陣や、女形が演じる女性を、低級と感じました。「日本映画の俳優は一流の舞台では用いられない落伍者の集まりであり、このままでは世界の映画界に肩を並べることはできない」 と述べているくらいです。
大谷のこの認識は、憫笑するしかないものですが、

歌舞伎 → 単純な様式美(芸術性)
新劇的なリアルな描写 → 女優の魅力やチャンバラの面白さ

この両者の対立は、最近話題の『国宝』のような楽屋落ちを除き、前者をフィルム化できるはずはありません。だから後者が映画のスタンダードになりました。決して、大谷に先見の明があったためではありません。

後者を発展させたのは、マキノ省三や伊丹万作でしたが、
彼らが作ったものは、映画としての面白さを備えたものです。大河ドラマのような「史実」ではありません。『赤西蠣太』は志賀直哉の小説をベースにしたもの。『次郎長三国志』『丹下左膳』も架空の物語です。
いかに価値があっても、大河とは違う方向のドラマです。

では、大河ドラマ。すなわち「史実に沿ったドラマ」を装っているドラマは果たして可能でしょうか。
そこにどうしても美化や忖度が働きます。
だから、無理だと思いますね。

たとえば、豊臣秀吉などは、どこかの国ではないですが、
共和制の問題点
を考えるうえで大いに参考になります。

聚楽第落書き事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%BE%E8%97%A4%E9%81%93%E4%BC%91
全く関係がない人間(冤罪でしょうが犯人とされた尾藤通休の同じ町内に住む人間)など、耳削ぎ鼻削ぎのあと逆さはりつけなどで、113人もの人が死刑になりました。

まるで、ベネズエラ舟を片っ端から沈めた虎武富と同じです。
豊臣秀吉を語る上で大きなポイントです。
個人が最高権力者になったら、そいつが頭がおかしくなった場合、手が付けられません。
老人性痴呆の誇大妄想とも言える文禄慶長の役が典型ですが、ルイス=フロイスが記録しているように、。
きれいな女は片っ端から自分のものにし、気に食わないやつは死罪。ネブカドネザル大王もかくやという暴虐の限り。その下の部将や兵士たちも例外ではなく、今でも釜山あたりでは子どもがいうことを聞かないと「シマヅが来る」と脅すそうです。
あっという間に旧約聖書の時代に逆戻りです。

秀吉は、主君信長の子孫も殺しました。
殺生を嫌った慈悲の人というイメージは、真っ赤なウソです。

私は社会人としての個人的な経験から、「お世辞を言うやつは必ずと言っていいほど裏切る」と考えていますし、「親分子分的な取り巻きを造らないのが健全だ」と考えています。そういう観点では、信長や秀吉は大いに参考になります。
プラスの面では、経済政策。ケインズなどに通底するものがあります。

そういう実像を拾っていくのは、大河の支持層を考えると無理でしょう、できたとしても、視聴率が心配です。

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