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2026年01月25日19:55

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飛騨ほおのき平スキー場(review by AllskiresortsJp)

大量降雪直後は「天国」か「戦場」か。
〜パウダーフリーク目線のほおの木平完全攻略レポ〜


今回紹介するのは岐阜県のほおのき平(ほおのきだいら)スキー場。
長野県との県境にも近い飛騨エリア東部にあるスキー場です。

実は以前、一度ここを訪れたことがあるのですが、その時はすでに大量の新雪が食い尽くされた後。
「祭りの後」のボコボコの斜面を前に、悔しい思いをした記憶があります。
雪が降ったら必ず再巡礼する、そう誓っていた矢先、この最強寒波の到来です。
再巡礼するなら今しかない!
という訳で、結果的には吹雪の日曜日と翌日快晴の月曜日の2日間、このスキー場を堪能してきました(そのため、レポート内の写真は快晴と雪景色が混在しておりますがご容赦を)。

コースマップ
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こちらはゲレンデボトムからの正面像。
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圧雪バーンと非圧雪の対比が美しいスキー場ですが、見ただけで新雪がたっぷりと蓄えられているのが分かります。
ゲレンデボトムにはスキーセンターを始めとしたヒュッテ群が並びます。
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スキーセンターでは休憩や食事は出来ないので、ヒュッテを利用しましょう。

結論から先に言います。
ここはパウダーフリークにとって、条件が揃えば「極上の天国」になります。
しかし、その天国への切符を手にするためには、パウダーボードを携えた猛者たちとの熾烈な競争を勝ち抜かねばなりません。
彼らが集結した日曜日は、まさに戦場でした。

0.戦いは既に始まる午前7時半
このスキー場は土日祝は8時営業開始。
7時半前には到着したのですが、チケット売り場の時点ですでにこの光景です。
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チケット販売は有人での窓口対応のみ。
しかもスタッフ配置が1名ということもあり、発券には予想以上に時間がかかります。
はっきり言いましょう。
「THE DAY」の朝一パウダー競争に参戦するなら、7時半着ではギリギリ、7時45分では完全に敗北です。
ここでのタイムロスは新雪争奪戦において致命傷になります(平日は始業15分前オープンで、窓口も空いているのでご安心を)。

そして重要なのが、この券売所(第3クワッド前)での動き。
ここで必ず「山頂スノータクシー」のチケットを購入しておいてください。
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詳細は後述しますが、この楽園行きチケットはここでしか買えません。
後で欲しくなっても手遅れですので、迷わず買っておきましょう。

1.最初に狙う、リフト横
ほおの木平スキー場はクワッド1基、ペア3基がある中規模のスキー場です。
コースマップを見て気になった方もいるでしょう。
山頂スノータクシーという、このスキー場特有の謎のサービス。
これは、1日券にプラスアルファ(1回300円)で、スノーモービルに牽引されてゲレンデ上部まで連れて行ってくれるサービスです。
元々は山頂部まで上がれるリフトがあった場所なのですが、そのリフトの廃止に伴って旧コースをスノータクシーで利用できるようにしたのです。
しかもその旧コースが、完全非圧雪の上級コースばかり。
寒波到来のタイミングではディープパウダー確定の約束された地です。
自分はこれが破格の値段設定だと思うので、迷わず購入しました(意外と購入者は少数派でしたが、これこそが勝機です)。
スノータクシーは休日9時、平日10時から運行開始。
つまり、リフト運行開始からタクシー開始までの時間をどう動くかが、このスキー場を攻略するカギとなります。

まず真っ先にパウダーフリークが潰しに来るコースは第3クワッドリフト横の「第3リフトコース(仮称)」。
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おそらく正式なコースではないので公式名称がないのでしょうが、規制もされていないため、リフトが動いた瞬間に多くの客が我先にと新雪を潰しに来る、正真正銘の最激戦区です。
チケット購入で手間取っていたら、ここの新雪獲得競争にはまず勝てません。
このコースの入口は、第3クワッドリフト降り場のすぐ右にある細い隙間。
斜度は強めですが、横幅はあるので大量降雪直後の1本目なら、そこはまさしく天国。
北向き斜面で雪が悪くなりにくく、しかも大寒波での膝パウ。
「勝利すべく動いていた者」だけが味わえるといえる、至高の難コースでしょう。
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浮遊感に包まれながら落ちていく至福の1本目。
早朝から行列に並ぶ苦行が報われる瞬間です。
しかし2本目なら既に荒らされており、3本目以降は地獄の難易度となることでしょう。

2.中級コースの極上パウダー
激戦区が荒れてきたら次に狙いたいのは中級、「白樺コース」と「パウダーコース」。
第5ペアリフト沿いのコースですが、アクセスには非圧雪の「ナラの木コース」
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経由で行くと1本余分にパウダーをとれます。
白樺コースとパウダーコースも一部圧雪してありますが基本的に新雪が大胆に残されています。
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この脇パウ部分だけでも十分コースとして通用するぐらいの広さであり、やはり奪い合いの対象となっています。
斜度は先ほどの第3リフトコースよりも低い中斜面。
この脇パウはより安全に、かつ快適にスプレーを上げられる接待バーンです。
第3リフトコースが厳しい人や、そのファーストトラック争奪戦に出遅れた場合は、最初からこちらを潰しに行くのが正解でしょう。

3.秘密兵器「スノータクシー」で楽園へ
このあたりのパウダーを満喫したら、そろそろ山頂スノータクシーの運行開始時間となっているはず。
乗り場に向かいましょう。
タクシー乗り場は第3クワッドリフト降り場のすぐ近くにあり、専用の小屋があるので見落とすことはありません。
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なお、この小屋でスノーモービルを待つことも出来るそうですがタバコの臭いが苦手な人は外で待った方が良いでしょう。
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時間になるとスノーモービルの後ろに取り付けられたボックスに人と板を乗せて、ゲレンデ上部まで移動することになります。
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この日は2台のスノーモービルで運用し、1台につき4〜5人が乗車可能でそれなりの回転率でした。
唸るエンジン音と共に、スノーモービルに乗って普通は滑走できない場所に運ばれる。
いやでも冒険への期待感はどんどんと高まっていきます。
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歩いて山頂を目指すタフガイを追い抜き、タクシーを降りたらそこは「楽園」。
広大な非圧雪のオープンバーンとツリーランエリアがあなたを待っています。

降車ポイントは2箇所。
「マウントコース」の入口と、もう一箇所は「山頂部」の2箇所です。
スノーモービルを下りて、まずはオープンバーンのマウントコースを滑走してきました。
スノーモービルの通路は圧雪されているんだけど、それ以外は全面非圧雪ですからね。
マウントコースへのドロップインポイントで板を履いた時点で深く埋もれてしまうほどのディープパウダーでした。
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横幅も十分広く、距離も十分長い、急斜面のディープパウダー1本目です。
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この1本を取るため、予定を大幅変更して九州から来たんです。
スピードを落とさず急斜面で描くシュプールはTHE DAYの大サビとなりました。

もう1箇所、スノータクシーで下りられる山頂部。
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イメージ的には山頂部からの方が長い距離のパウダーをとれると思って行ったのですが、実際にはマウントコースの方が距離は長かった。
荒れるまではマウントコース優先でいいと思います。

4.戦いの後のクールダウン
ここまで回したら足もパンパンになるぐらい新雪を潰せているはずです。
更に余裕がある方なら、第7ペアリフト横の「ポールコース」に移動しましょう。
第7ペアリフトのエリアは初級者をターゲットとしているためか、ここの広大な新雪は他のコースに比べて荒らされにくい穴場的な非圧雪コースとなっています。
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この斜度が緩い接待バーンですら転ぶようになった時。
時間には関係なく、それが潮時。
十分な戦果は得られていますから、潔く帰りましょう。

その他コース
その他にもこのスキー場にはコース名もついていないような非圧雪の滑走可能エリアが多数。
入口には木があってツリーランとなりますが、そこを抜けるときれいな非圧雪というコースが何個かありました。
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この高い雪質でカービングが楽しめるコースも多数。
白樺コースやデコルテコース、かもしかコースなどです。
特に大会も行われるような「アルペンコース」では
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カービングガチ勢でも納得できる本格的なコースでした。

一応、初心者や子供でも安全に滑れるようなコースやソリ遊び場もありはしますが、日曜日という一番ファミリー層が来る曜日においてお客さんは多くはなく、やはりメインターゲットはより上級寄りのパウダーフリークだと思います。

まとめ
まとめると、ここは大量降雪直後にパウダーボードを持って訪れるべきスキー場です。
・朝一を逃さないように早めに(休日なら7時半前!)来場すること
・滑るコースの順番(第3リフト横→第5リフト脇)を考えて組み込むこと
・スノータクシーの利用を躊躇しないこと
これだけでこのスキー場での遊び方は1ランク以上アップすると思います。

近隣エリア情報
同じ飛騨エリアのスキー場で競争相手になるとしたら「ひだ流葉リゾート」でしょう。
こちらも大量降雪直後に訪れるべきスキー場だからです。
結論から言うと大量降雪直後ならどちらのスキー場に行っても大満足なのは保証できます。
あえていうならば、
・壁遊びが好き→ひだ流葉
・カービングやツリーランが好き→ほおのき平
を選ぶとより満足感は上がるでしょう。

また、距離的には車で10分の所に「平湯温泉スキー場」もあります。
自分の滑りを楽しみたいならコースの造りが秀でているほおのき平を、家族サービスの一環として温泉ステイを主軸にするなら平湯温泉を選ぶと間違いないと思います。
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