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2025年12月28日15:08

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最近、考えること。超能力3 個人と世界。特選

超能力をめぐるもう一つ

2 (予言は)他人に事前に言わないこと。
事後的に当たるということです。言うとしても限られた人に対してでしょう。

の問題について考えたいと思います。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991306070&owner_id=12410478
の続きです。

この問題に対する暫定的な答えは、「人間には未来を変える力がある」というものです。
五島勉などは、ユングまで持ち出して、集合的な無意識によって未来が変えられると言いました。
少し考えればこの考えはおかしいとわかります。
世界滅亡の予言本があり、その予言本を読んで世界が滅亡しないようにと祈った人は、どれくらいいるでしょうか?
ごく少数です。
伝統宗教の組織率は減っています。少なくとも、熱心に祈る人は減っています。だから、『ノストラダムスの大予言』がいくらベストセラーになっても帳消しでしょうね。

この問題については、今のところ二つの気になっていて考えなければいけない現象がヒントとなっています。

ある秘伝書があります。
七言絶句の漢詩で書かれていて、本当に困ったときに本人が読むと意味と解決策が分かるというものです。師佐藤六龍と私とで、苦労して訳しました。

中には、「自分を好きになった男性が失恋して次々と自殺する」「都に行った夫が行方不明になる」「徐々に目が見えなくなる」「妊娠した女を捨てたが、彼女は出産して赤ん坊を抱いてどこまでも追っかけてくる」(全部、大当たり)などというものすらあります。
そこで、師に聞きました。
「これは一回限りのものですね」
そうしたら師は喜んで、
「そうだ。最初に見た人にだけ当たる。同じ運命の人は、三百人いるが、他はここまでは当たらない」
と教えてくださいました。

これが、他人に事前に言ったら予言は外れる
と、関連があると思います。

もう一つは、言葉は現実を曲げるということです。
指すものが微妙に違うので、違う文脈が生成されるということです。

今年の、いちばんの成果
『雨月物語』 齟齬と頓悟の構造 ーーなぜ、崇徳院は、西行の和歌に感動したのかーー
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991225667&owner_id=12410478
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991229318&owner_id=12410478&org_id=1991225667

に書きました。

ごく簡単に言うと、
道心の僧侶であり歌人、西行が崇徳院の陵墓に参拝した。
崇徳院は化けて出て、
保元平治の乱のために、自分が島流しになった恨みを述べ、また、
自分に敵対した源義朝と信西は非業の死を遂げたことを、ザマアミロと喜んでいる。
そこで、西行は、

よしや君昔の玉の床とてもかからんのちは何にかはせん

という和歌を詠んだら、崇徳院は成仏した。

これが『雨月物語』の冒頭の一編「白峯」の筋であるが、

なぜ崇徳院は成仏したのか。

西行は、
「たとえ君には昔は金殿玉楼におすまいになっていたとしても、こうしておなくなりになって現世をはなれているいまでは、そんな現世の身分や優越感は何もなりません。御往生下さい」
という意味でこの歌を詠んだが、

崇徳院は
あなたは王者でしたが、そこでの心残りや辛酸に対して、十分に復讐したのだからもう王者の地位に執着しなくてもいいではないですか。
という意味に解釈した。だから、成仏した。

真実はどんなものでも一面の真実でしかないという、『金剛般若経』や『証道歌』の教えが現れているということです。そして、この二つが『雨月物語』すべてを貫く思想だと論文では主張しました。

目下、この二つを起点に、公言した予言が当たらないという現象を考えています。

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