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2025年12月05日01:40

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須磨日帰り紀行1 村上帝社 / 須磨関跡

 12月1日月曜日は仕事が休みになったので、兵庫県神戸市の須磨区へ行って来ました。古来、風光明媚な地として知られ、『源氏物語』や『平家物語』でも重要な舞台となりました。
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 大阪駅0622時発西明石行111C各駅停車で出発です。
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 車両は321系。
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 0716時着の須磨で下車しました。
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 須磨駅の南側には海水浴場となる砂浜が広がりますが…
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 北口から史跡巡りに出発です。
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 須磨駅の東北、国道2号線沿いに人皇第62代村上天皇〔位;946〜967〕を祭る村上帝社があります。
https://www.google.com/maps/place/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E5%B8%9D%E7%A4%BE/@34.6437397,135.1138152,19z/data=!4m9!1m2!2m1!1z6aCI56Oo6aeF!3m5!1s0x600085010b346aab:0xd6f6b1f2d4e4302e!8m2!3d34.6439681!4d135.1145849!16s%2Fg%2F120_gc79?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MTExNi4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
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 この神社の創建については、次のような伝承があります。平安時代末期、琵琶の名人で、後に太政大臣となる若き日の参議藤原師長(1138〜92)が南宋へ渡って琵琶の奥義を極めたいと思い、都を出て須磨まで来ました。その夜、琵琶の名手として知られた村上天皇と梨壺女御(中宮藤原安子)の霊が現れて琵琶の奥義を伝えたので、師長は入宋を思留まり、名器「獅子丸」を埋めて都に帰りました。
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 この伝承を題材として能の「絃上(玄象;ゲンジョウ)」が作られたため、この伝承に基づいて土地の人が村上天皇を祀ったのが始まりと伝えられます。
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 師長が琵琶を埋めたとされる琵琶塚は前方後円墳で、現在は一部面影を残すものの山陽電鉄本線の線路によって二分されています。即ち、琵琶の様な形状をした前方後円墳を琵琶塚に見立てた訳ですね。
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 本殿です。
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 宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)を祭る摂社稲荷社です。
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 村上帝社から北上すると、稲倉魂神(ウカノミタマノカミ)を祭る関守稲荷神社があります。
https://www.google.com/maps/place/%E9%96%A2%E5%AE%88%E7%A8%B2%E8%8D%B7%E7%A5%9E%E7%A4%BE/@34.6448233,135.1122504,19z/data=!4m9!1m2!2m1!1z6aCI56Oo6aeF!3m5!1s0x60008500494df5a3:0x4faf0a3a3c21da66!8m2!3d34.6448236!4d135.113377!16s%2Fg%2F120k5v62?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MTExNi4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
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 大化2(646)年の改新の詔(ミコトノリ)で畿内のエリアが定められ、その西端とされた赤石櫛淵(アカシクシブチ)には須磨関が設けられました。東方の愛発(アラチ)・不破・鈴鹿の三関に比べると重要度は低く、8世紀には廃絶していました。しかし、12世紀初頭に活躍した従五位下皇后宮少進(kポウゴウグウショウジョウ)源兼昌が須磨関を詠んだ歌が百人一首に選ばれたため、有名になりました。
 「淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守」
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 正三位皇太后宮大夫藤原俊成(1114〜1204)の歌碑です。
 「聞き渡る 関の中にも 須磨の関 名をとどめける 波の音かな」
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 俊成の息子の権中納言藤原定家(1162〜1241)も歌を遺しています。
 「桜花 たが世の若木 ふり果てて 須磨の関屋の 跡うづむらん」
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 須磨関は他にも多くの歌人に詠まれています。
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 須磨関の正確な場所は不明ですが、その推定地に建てられたのが関守稲荷神社で、『源氏物語』<須磨>で光源氏が須磨の浦で巳の日祓(ミノヒハライ)をした場所をこの地に準(ナゾラエ)えて「巳の日祓稲荷」とも呼ばれます。
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 本殿です。
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 境内には明治初年に、近くの現光寺裏手から掘り出された石柱があります。平成7(1995)年の阪神淡路大震災の時まで、山陽電鉄のガード南東に建てられていましたが、倒壊したため当地へ移されました。
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 側面に「川東左右関屋跡」と刻まれている事から、古代の須磨の関跡は現光寺付近ではないかとも考えられています。
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《続く》
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2 現光寺 / 綱敷天満宮
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3 菅の井 / 松風村雨堂
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4 平重衡とらわれの遺跡 / 祈りの回廊 亜細亜万神殿
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5 須磨寺
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6 須磨寺公園
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7 須磨離宮公園
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