鯛の潮汁は、おそらく、鯛の食べ方としては一番うまい食べ方でしょう。
潮汁がうまいのは、
粗が実よりうまいからです。
そのうまさは、中落ち(骨の周りの肉)のうまさと骨髄のうまさです。
鎌の部位を鰭付きで入れると見た目はカッコいいですが、最高の味は出ません。
今日は、自分が必殺だと思う作り方をしましょう。
コツ
1 沸騰した湯で煮る。
異論があるところです。水から炊くべきだという人もいます。だが、兜を水から煮て、何回も生臭くなって失敗しました。
熱湯に取り、ぬめりを洗い流すなどベストは尽くしたのですが…見逃している工程があるのかもしれません。もっとも、生臭くなったら味噌を入れるという手もあります。
2 火であぶる
ここも異論があります。だが、雑味が取れて香ばしくなります。
やり過ぎないこと、少し香りが立ったら止めるのがコツです。
3 中骨だけを使う。
ヒレも使いません。中骨と中落ちの出汁は最高です。中落ちはカットし中骨だけにしたい場合は、2の後、肉をスプーンで取ります。
4 合成酒を使う
味付けに使う酒は、明らかに合成酒がいいですが、あまり、言われていません。吟醸や大吟醸は、糠臭くなります。
手順
ア 鯛の背骨を、鰭を取って塩をして10分後に洗って熱湯に取り、汚れを取ってから香が立つまであぶる。
イ 好みのミネラルウォーターに昆布を入れ、ゆっくり加熱し、沸騰寸前に昆布を引き出す。アと酒を入れ、弱火で沸騰させないように5分煮る。骨を取り出す。
ウ 吸い口に結んだ三つ葉かユズと鯛の刺身(かっこつけのため。省略可)を入れ、塩味を補って完成。
分量 二人前
鯛 背骨がニ十センチ程のものを二尾ほど。昆布千円札1/4程度 合成酒盃二杯
水 完成時に500mlになるように調整する。
好みで白髪ねぎを入れる。
骨が多めですが、身から出汁を取らない分、多めの方がいいです。
肉の屑が出ます。布巾で濾す料理人が多いですが、鯛の油(粒粒になって浮かんでいる。非常にうまい)も濾してしまいますので、反対です。
汁が余ったら、雑炊にします。
ログインしてコメントを確認・投稿する