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2025年08月04日21:30

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時流に逆らえず、「重い腰を上げた」セ・リーグということか。

セ・リーグ27年からDH制導入、理事会で正式決定 制度統一と国際化の流れ受け方針転換
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=8419879
NPBのセ・リーグが、2027(令和9)年のシーズンから指名打者制度を導入ですか。MLBでAmerican Leagueが初めて導入したのが1973年、それに後れること2年を経て1975(昭和50)年にパ・リーグが導入、以来、半世紀の長きにわたり「投手も打席に立つ9人野球の伝統」を守り続けてセ・リーグですが、MLBでNational LeagueがMLB機構と選手会との新たな労使協定の締結を機に2022年(それ以前に、コロナ禍の短縮シーズン(60試合)だった2020年に特例的に導入された)に導入、日本国内でも大学野球の全27リーグが来季(2026(令和8)年)から、更には同年から日本高校野球連盟(高野連)主催の大会での導入と、アマチュア野球で相次いで指名打者制度の導入に踏み切る中、「制度の統一と国際化の流れを受け」、セ・リーグとしても大きな方針転換となるようです。今日、都内で行われたセ・リーグの理事会では6球団の理事の出席により指名打者制度採用について最終的な合意に至ったとのことで、「投手も打席に立つ9人野球の伝統」にこだわったからか、これまでに何度も議題に上がっては合意に至らなかったようで、野球というスポーツにおける「世界標準への対応」の流れには逆らえないというのが、正直なところでしょう。
記事では、NPBの榊原定征コミッショナーが「国際化の推進」を課題に掲げ、「セとパでルールが違うのはノーマルな状態ではない」とし、「打撃が活発な試合の方が観客にとって面白い」と、セ・リーグの指名打者制導入に前向きな姿勢を繰り返し示していたとしていて、セ・リーグ理事長の広島・鈴木清明球団本部長も「何年も議論を重ねてきた。時代や周囲の状況も変わってきている」とし、慎重ながらも制度導入を模索してきたとしていますが、榊原定征コミッショナーの就任がNational Leagueの指名打者制度導入と同じ2022(令和4)年であり、それが世界的な潮流となり始めたという面も大きいのではと思います。
さらに記事では、巨人の原辰徳前監督が2019(令和元)年の日本シリーズでソフトバンクに4連敗した後「DH制がないセ・リーグは相当差をつけられている。レギュラーが9人から10人に増えることは、育成の面でも意義がある」と導入の必要性を説いたことを説明、さらにその翌年に、2021(令和3)年のシーズンからの暫定的な指名打者制度導入を理事会で提案し、その理由としてコロナ禍の中での投手の負担軽減や野手の出場機会拡大を理由に掲げながら、他球団の反対により見送られていたことを説明していますが、日本シリーズでは令和以降、2021 (令和3)年にヤクルト、2023(令和5)年に阪神、昨年にDeNAが制覇しており、必ずしもそのような「ハンディキャップ」とやらはいくらかは解消しているようにも見えます。
しかし、パ・リーグの指名打者制度導入以来、ここまでの50回の日本シリーズは、パ・リーグのチームが29回、セ・リーグのチームが21回制覇しており、原辰徳の言う「セ・リーグは相当差をつけられている」ことも間違ってはいないように感じられます。
「野球は10人で戦う」というのが当然という時代に突入する中、セ・リーグとパ・リーグの「パワーバランス」がどう変わるのか、注目となるでしょう。
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