■大の里、豊昇龍に敗れ全勝V逃す...14勝1敗で終える、場所後に“史上最速”横綱昇進へ【大相撲夏場所】
(TBS NEWS DIG - 05月25日 18:05)
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大相撲五月場所千秋楽、十三日目に2場所連続4度目の優勝を決め、ここまで全勝の大関大の里は結びの一番で横綱豊昇龍の上手捻りに屈し、惜しくも全勝成らずの14勝1敗で今場所を終えました。
一昨日に過去の対戦成績4勝4敗の琴櫻との大関同士の一番を一気の寄り切りで制して優勝を決め、昨日は関脇大栄翔に低く当てられ引いて呼び込み一瞬つけこまれかける場面がありながらも押し出しに仕留め、あとは横綱豊昇龍を退ければ全勝優勝で水曜日の番付編成会議と臨時理事会を待つ身となるはずでしたが、今日は豊昇龍相手に立ち合い両手突きで当たって得意の右を差し、出足と圧力で前に出るも、土俵際で右に回り込んだ横綱の捻り技に対応できず、黒房下で上手捻りを決められ、勝負あり。過去の対戦成績2勝5敗(うち1勝は豊昇龍休場に伴う不戦勝)と言う合い口の良くなさもあったか、横綱の意地が大の里の全勝優勝への意欲を上回った一番となりました。
表彰式でのインタビューでは、
Q:14勝1敗の優勝。今の気持ちは?
A:最後負けてしまいましたが、うれしいです。
Q:13日目で優勝を決めて残り2日間、どういう気持ちだったか?
A:優勝した昨年九月場所で、千秋楽負けている。この反省を活かして残り2日間やりきろうと思った。
Q:全勝優勝を賭けた今日の一番はどうでしたか?
A:負けてしまったので、また頑張ります。
Q:14勝1敗の好成績だが?
A:全勝優勝したかった。それはかなわなかった。また次、頑張りたいです。
Q:初の綱取りの場所だったが?
A:場所前に少し体調不良で調整不足もあって、少し不安だったが、親方を信じてやっていけたので良かった。
Q:綱取りの重圧は?
A:ないといったら嘘になりますけど。4月の春巡業で綱取り、横綱という言葉をたくさんかけてもらった。場所前に綱取りを言われても耳が慣れていて、何も考えず場所に臨めた。
Q:序盤5連勝だったが?
A:最初の5日間が大事だと思っていた。いい流れをつくってくれてつながった。
Q:中盤以降の相撲内容は?
A:落ち着いて相撲をとれた。自分の良さがたくさん発揮できた。良かった。
Q:場所前、故郷(石川県)で巡業もありました。声援が届いていたと思いますが?
A:巡業ではたくさん声援いただいた。それを五月場所でと思っていた。優勝を届けることができて良かった。
Q:横綱昇進に向けて臨時理事会の開催が決まったが?
A:水曜日にいい報告が、いい知らせが聞けるように、今は待ちたいなと思います。
Q:来場所以降はどんな相撲を取っていきたいか?
A:来場所も大事な場所になってくる。しっかり準備して、いい場所をすごせるよう頑張りたい。
とのことで、やはり、千秋楽に敗れたことの悔しさが随所に現れていた感じがありました。
大の里の二場所連続優勝を受け、協会の審判部長の高田川親方(元関脇安芸乃島)が横綱昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(第61代横綱北勝海)に要請、これが了承されて臨時理事会の開催が決まれば、26日(月曜日)の横綱審議委員会、28日(水曜日)の番付編成会議と臨時理事会を経て、「第75代横綱大の里泰輝」となることが決まりますが、「全勝優勝での昇進」が成らなかったと言っても初土俵(幕下十枚目格付け出し)から所要13場所、新入幕から所要9場所、初土俵から負け越し、休場無しでの昇進という“記録ずくめ”の横綱昇進であることには変わらず、全勝優勝は「横綱大の里として達成すべき課題にして使命」として持ち越されたと考えれば良いのではと思います。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞は賜杯レースの展開から考えても妥当な「該当者無し」、敢闘賞は38歳にして二桁白星と健闘の西前頭十三枚目の佐田の海と、その佐田の海を下手投げに仕留めて11番に載せ、「今日勝つこと」の条件をクリアした東前頭九枚目の安青錦、技能賞は関脇霧島と小結若隆景が受賞、他に、「今日勝つこと」の条件があった西前頭十七枚目の朝紅龍が敢闘賞にノミネートされていましたが、相撲巧者のベテラン遠藤の寄り切りに屈して敢闘賞獲得を逸しました。また、草野が二敗、若碇が三敗で今日に持ち越しとなった十両の優勝は、先に土俵に上がった若碇が大奄美を掬い投げに退け12番に載せるも、後に上がった草野が剣翔を寄り切りで制して二場所連続の優勝、決定戦となった序二段では東21枚目との峰刃が東61枚目で同じ錣山部屋の天狼星を寄り切りで制し、優勝を決めました。
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