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2025年02月09日08:13

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日本は情報戦で負けていた

ミッドウェーより決定的だったのは、その2ヵ月後から半年にわたったガダルカナル争奪戦だと思います。ミッドウェーの敗北は、まだ回復できる余地があった訳です。太平洋では負けたとはいえ、日米の航空母艦の勢力が対等になった程度でした。

一番消耗したのはソロモン戦の段階です。日本軍の戦術に関しては実に色々なことが言われています。たとえば「大和」出撃の前の晩に、これは特攻ですから、やや特殊なケースということはあるかもしれませんが、要するに無礼講になるのです。

みんな酒を飲んで、とくに艦長は、乗組員の中にまじり、水平に至るまで杯を受けて回るのです。翌日は二日酔いで、全然弾は当たらない。これは日本軍の悪習です。それから、食糧の不均等も深刻でした。

米の量なのですが、食っているところでは、1日ひとり6合も食っていて、ほかの戦場では餓死者が出ているといった具合です。これは最後まであらたまりませんでした。さらに、いよいよ決戦という場面でのことなのですが、航空母艦から飛び立っていく飛行機を、甲板の両側に水平がズラリと並んで見送る風習があったのです。

「帽振れッ」の合図とともに全員で帽子を振るのです。潜水艦に対する警戒を最も強めなければいけないときに、全員、海面に対して背を向けているわけで、これは危険きわまりないのです。見張り員までそちらに気をとられてしまい、そんなことで、マリアナ沖海戦では真っ昼間に航空母艦が二隻も潜水艦にやられてしまったのです。

戦術面で決定的だったのはやはり情報戦です。アメリカは日本軍が自信を持って望んでいた艦隊決戦を避けて、輸送船ばかりを狙うわけです。ソロモン戦では輸送船をほとんど沈められてしまいました。

連合軍はソロモンの小さな島にオーストラリア軍の見張りを置いていたが、ご丁寧にも日本は無線で輸送船が何時頃どの位置に辿り付くかということまで知らせるわけです。日本軍の暗号はすべて解読されていましたから、傍受したアメリカ軍は潜水艦1隻で、護衛のない輸送船ならいくらでも沈められたのです。

しかし、あまりそれをやると暗号を解読しているということが分かってしまうので、当時地中海でドイツ軍の暗号を全て解読していたイギリス軍がやったのと同じ手段なのですが、日本の輸送戦隊から見えるように、わざと飛行機を飛ばして、「みーつけた!!」とやっていたのです。

日本海軍はその逆で、潜水艦は軍艦ばかりを狙っていたのです。軍艦を沈めなくては手柄にならないからです。それから暗号に関しては、米軍の暗号はほとんどひとつも解けていなかったのです。情報戦で全て負けていたのです。

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