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2025年01月02日14:52

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ラストマイル

 テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の監督・塚原あゆ子と脚本家・野木亜紀子が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画。

流通業界最大のイベントである11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展する。関東センター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔とともに事態の収拾にあたるが……。

主人公・舟渡エレナを満島ひかり、梨本孔を岡田将生が演じ、事件に巻き込まれる関係者役で阿部サダヲとディーン・フジオカ、捜査を担当する刑事役で「アンナチュラル」の大倉孝二と「MIU404」の酒向芳が出演。さらに「アンナチュラル」から三澄ミコト役の石原さとみ、中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝ら、「MIU404」から伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源らが再結集する。主題歌も「アンナチュラル」「MIU404」に続き米津玄師が担当した。(映画.comより)





<2024年10月20日 劇場鑑賞>

 ドラマは見てません。なので、関連する人物が登場していても気づかずに見ています。おもしろさ半減でしょうが、感じたままの感想を書きます。

 あらすじは上にある通り。過酷過ぎる流通業界で、ある日届けた荷物が爆発します。事態の収拾に追われているうち、第二・第三の爆発も起きてしまいます。犯人は誰なのか、爆発はいつまで続くのか。流通大手会社の上層部や現場で働くチームマネージャー、新たに派遣されてきた上司(満島ひかり)たちの奮闘と、下請けの下請け、などの末端の配送業者の地道な姿を描きながら、真相を解明してゆく、そんな話です。

 ここでは、本当に過酷な運送業界が描かれます。とにかく効率重視、時間の余裕もなくパンパンに詰め込まれた仕事、何が起きようと止まることのないベルトコンベヤーがそれを象徴します。冒頭、自殺なのか事故なのかわからない状態で亡くなった従業員のロッカーが明示され、その中に暗号のように「2.7m/s → 0 70kg」と記されているのが映ります。それは最後まで明確に説明されることはなかったと思うのですが(わかるようには、なっている)、そんなたいそうな謎解きではありません。要は、過酷過ぎる業界の過酷過ぎるしわ寄せは一般社員に来る、ということです。また、先日亡くなった火野正平が演じる零細運送業者は、元はIT業界でバリキャリだったという息子が一緒に働いていることが象徴するように、無理を強いられ、それでもやるしかない人たちの行き場となっています。しかし、火野さんは仕事に誇りを持っていて「俺たちが届けなければだれが届けるんだ」と、息子にハッパをかけます。最終、この”息子”が最後の惨事を止める役割を果たすのです。

 運送業界の過酷さは、巷では聞いていましたが、映画では本当にリアルに描かれてました。なんでこんなひずみが起きるのでしょうね。職を探す人はたくさんいるというのに。

 しかしながら、よくわからない点も。なぜ満島さんが不意にアメリカから送られてきたのか。女性がらみでディーン・フジオカを見張るため?満島さんの経歴がウソばっかだったことは同僚となった岡田将生が暴露していたけれど、それってなんの目的で?実は捜査に来たことを隠す、とかだったら、キャリアは完璧にばれないように作らないと。そうなのかどうかわからないけれど。そもそも、件の女性(ネタバレになるから詳しく書かないけれど、女性が出てきます)はどうしてわざわざアメリカまで行って満島さんに会ったのか。どんなつながりで?

 ひょっとしたら、ドラマを見ていたらわかるのかもしれませんが、なんとなく映画全体がゆるい感じがしました。火野さんは名演でした。
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